北国のスプリングエフェメラル

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ツユクサ

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トラデスカンティア・フルミネンシス

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     Tradescantia fluminensis

      トラデスカンティア・フルミネンシス 
      ツユクサ科 トラデスカンティア属
 
       英名は“Maiden's Blush”、
       和名は“胡蝶の舞”や“初雪露草”が当てられています。
       南米原産で、(オオ)ムラサキツユクサ、トキワツユクサの近縁種です。
       葉に白やピンクの斑が入り、花がなくても楽しめます。
 
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       暖かい地方では地植えでこぼれ種からでも増えるようですが
       節から発根してくれますので挿し木が効果的な増殖方法です。
       どのような植物でもそうですが、長年育てている鉢植えは次第に生長が鈍化しますので
       積極的に更新することが良い結果を生みます。

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Commelina africana

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     Commelina africana

      コンメリナ・アフリカーナ  
      ツユクサ科 ツユクサ(コンメリナ)属
 
      昨年採種できなかった黄花ツユクサを室内で管理していますが
      厳冬期にも関わらず健気な花を着けています。
      他の宿根性のコンメリナ類は全て地上部が枯れてしまいますが
      この C.africana だけは地上部も青々としています。
      自生地の環境の影響なのか休眠期がないようです。
 
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      昨年はツユクサに関する嬉しいニュースがたくさんありました。
      2種類の新たな帰化種の発見。
      神奈川の謎のホウライツユクサ。
      苫小牧の謎の群落。
      メキシコから送っていただいたツユクサの開花…etc。
      今年はちょっと忙しくなりそうです。

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マルバツユクサの地中閉鎖花

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      北海道のツユクサシーズンも終わりました。
      現在は、採種用に室内に取り込んである何鉢かがあるだけです。
      シマツユクサ、マルバツユクサは種子が出来る時期が遅く、毎年積雪後の作業となってしまいます。
      しかも、この2種は種子が非常に小さいので採種には骨が折れます。
      同じ南方系でもホウライツユクサはある程度の低温に耐えるのですが
      シマツユクサ、マルバツユクサは耐寒性がありません。
 
      マルバツユクサ(左)は地中に閉鎖花を付ける特異なツユクサとして知られています。
      白く伸びている部分が地中の花茎と苞葉です。
      苞葉の中には花弁、雌蕊、雄蕊を備えています。
      シマツユクサにもこの性質があると書かれた資料を読んだことがありますが
      まだ確認できていません。
 
      閉鎖花とは、花冠の一部もしくは全体が開かず、自家受粉してしまう仕組みのことです。
      日本では牧野富太郎博士により11科14属19種がリストアップされています。
      有名なものはスミレやホトケノザがあげられます。
      数少ないながらも地中に閉鎖花をつけるものもあります。

      ■地上に閉鎖花をつける植物:スミレ、ホトケノザ、センボンヤリ、キッコウハグマ、フタリシズカ、
        ツリフネソウ、ミヤマカタバミ、キキョウソウなど
      ■地中に閉鎖花をつける植物:マルバツユクサ、ミゾソバ、ヤブマメなど

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白花オオボウシ

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     Commelina communis var.hortensis cv. 

      白花オオボウシ
      ツユクサ科 ツユクサ属
      −画像は「草津市立水生植物公園みずの森」HPより−
      白花種の“アオバナ(オオボウシバナ)”として
      今年品種登録され、“美白くさつばな中村1号”と名付けられています。
      鮮やかなブルーのオオボウシバナと比較すると確かに淡い色合いですが
      白花というより準白花と呼ぶべきレベルでしょうか。
 
      種苗法(平成10年法律第83号)第18条の規定に基づき、平成23年3月2日に
      89の品種登録(第256回)が行われた植物の中に含まれています。
      登録者は中村繁男氏で、種苗会社ルート等での販売は未定ですが、
      美しい花色ですので人気が出るのではないでしょうか。
 
      白花のオオボウシバナは私が長年に渡って探し続けているものです。
      これまでにも幾つかの情報は得られましたが
      夏期の高温による変異個体だったり、除草剤の影響と思われる個体などでした。
      実生でも固定されている純白のオオボウシバナには未だ出会えていないのです。
      ツユクサ(C.communis)やホウライツユクサでは純白花が出現していますので
      あり得ないことではないのですが…。
 
      チャンスがあれば、この美しい品種も栽培してみたいと思います。

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やっと開花…マルバツユクサ

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     Commelina benghalensis L.

      マルバツユクサ(丸葉露草)   
      ツユクサ科 ツユクサ
      和名が示すように、葉の形状に特徴があります。
      葉は長さ3〜7cm、幅2〜4cm の卵形で波打ったようになっています。
      花は非常に小さく、ツユクサよりも淡いブルーであまり目立ちません。
 
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      日本での分布は関東以西とされていて南方では普通。
      海岸の砂地を好むといわれていますが
      地域によっては道端などにも普通に見られるようです。
      この固体は「佐賀植物友の会」のK氏に送っていただいた種子からの子孫です。
 
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      マルバツユクサの大きな特徴の一つは
      土中に閉鎖花を付けて増殖する能力を持っていることです。
      これは他の日本産のツユクサには見られません。
      (シマツユクサにも稀に見られるという情報もありますが…)
      この増殖法ゆえに地域によっては厄介な雑草となっているようです。
 
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