大地と風と炎と

Earth,Wind & Fire(アース・ウィンド&ファイア)について好きなことを書いてます

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結局、ヨーロッパ盤は少し早めに入荷していたところもあったようですが、
ヨーロッパ盤、アメリカ盤が3/27、日本盤が3/28に発売でした。

ヨーロッパ盤、アメリカ盤の収録曲は

1 Shining Star - Chaka Khan (04:01)
2 Be Ever Wonderful - Angie Stone (04:04)
3 September - Kirk Franklin (03:56)
4 Devotion - Ledisi (04:56)
5 Can't Hide Love - Randy Watson Experience featuring Bilal (05:18)
6 Love's Holiday - Lalah Hathaway (04:02)
7 That's The Way Of The World-Dwele (05:16)
8 After The Love Is Gone - Mint Condition (04:39)
9 Reasons - Musiq Soulchild (04:51)
10 Fantasy - Meshell Ndegeocello (03:41)

の10曲。

日本盤には11曲目に、7曲目のdweleによる「That's The Way Of The World」の
Quentin HarrisによるReproduction(7:10)をボーナストラックとして収録。


さてアルバムの内容ですが、カバーソングコレクターの僕としてはうれしい限りのアルバムでした。
しかし、「うれしい」だけだとあんまりだし、
「カバーソング」と聞くと、「原曲のほうがいい」と無粋なことをおっしゃる方々もいらっしゃるので、
もう少しつっこんで辛口に分析してみたいと思います。(あくまでも個人的なこのアルバムの解釈です)
(「原曲のほうが好き」なのは、当然大前提で、アレンジや解釈を楽しむのが真のカバーソングマニアだと自負しておりますので(笑))

今回のアルバムは邦題では「セプテンバー 〜アース・ウィンド&ファイアー・トリビュート」という安易なタイトルがついていますが、
(つけた方、すみません。。。。)
このアルバムは「トリビュート・アルバム」ではないだろうと思います。

タイトルが「Interpretations」というとおり、アースの楽曲をInterpretaion(=解釈)したアルバムととらえるべきだと思います。
アーティストが独自の解釈で既存の楽曲をアレンジしレコーディングするというものは結構あり、
個人的には好きなアルバムも何枚かあります。(ディズニーの解釈ものはなかなかおもしろかったです。)

と考えると、通して聴いてみた印象としては、「原曲のアレンジや構成にとらわれすぎ」という感想は否めません。

アレンジとして原曲にとらわれていなかったのは、「September」「Can't Hide Love」「That's The Way Of The World」「Fantasy」の四曲くらい。
一曲めのチャカは歌のパワーで押し切って、歌いまわしの解釈という意味ではかなりよかったのですが、
それ以外は、原曲のアレンジを現代風に装飾した程度。
歌い回しにもそれほど工夫は見られませんでした。

「September」はコンテンポラリー・ゴスペル界のスター、カーク・フランクリンによるもの。
ベースとなる楽曲のリズムや構成、アレンジなどは原曲からの発展系だが、
なんといっても歌詞をアレンジし、ゴスペルのコーラスをバックに、ラップを披露して、
すっかりゴスペルになっているのがよかった。

「Can't Hide Love」は前半は原曲に近いが、ルーズなスネアで少しけだるい感じ。
70年代の雰囲気も出しているのかもしれません。
しかし、後半はラテンフレーバーが加わり、疾走していくのがなかなかかっこいい。

「That's The Way Of The World」は、原曲とは違うリズムどりでトリッキーで面白い。
Ramset Lewisの「That's The Way Of The World」のリズムもトリッキーだけれど、それとも少し違う感じ。

また、このReproductionも原曲にあるユレを取り除いたようなバックトラックで興味深かった。

そして、やっぱり「Fantasy」。これはすごい。
女性ベーシストのMe'shell NdegeOcelloの手によるものだが、「さすが」としかいいようがない。
(ちなみにいろんなサイトで「NdegeOcello」がスワヒリ語で「鳥のように自由に」という意味だと書いてますが、スワヒリ語に詳しい方に尋ねたところ、「Ndege」はスワヒリ語で「鳥」だが、
それ以外はスワヒリ語ではないのでは?とのことでした。
別のアフリカ系の言語なのでしょうか。。本名はたしかMary Johnson)

「Fantasy」のカバーでは「Rebecca Moore」によるものがかなり異色のアレンジだが、
そこまでの難解さはないにしても、かなりよく考え込まれたアレンジで、まさに
ミシェルによる「Fantasy」の「新解釈」といえると思う。

やはりこの曲以外に「Interpretations」のトリを飾る曲は考えられないし、
モーリスが最後にこの曲を持ってきた理由が痛いほどわかる。
(モーリス自身もミシェルのこの曲がこのプロジェクトを
別次元へと誘ってくれたと言っているみたいですし)

(ので、日本盤はボーナストラックがアルバム構成から考えると、余計かな。。。)

などと書いていたら、上記の曲以外はだめなのかといえば、そうではないと思う。
ここに、副題の「celebrating the music of Earth,Wind & Fire」というのが活きてくる。

このアルバムは「Interpretations」の一面の他に、「celebrate」の一面も兼ねているアルバム。
アレンジとしては「解釈」がそれほど見えない楽曲も、
どれもアースの楽曲をセレブレイトしているハッピーな感じがすごく感じ取られた。

安易なカバーなどでは手抜きな歌いまわしをしているものもあるが、
このアルバムに限っては手抜きな歌いまわしは感じられず、
すごく丁寧に愛情をもって歌っているのがわかった

ということで、やはりこのアルバムはトリビュート・アルバムではなく、
せめてセレブレイト・アルバムとでも言ってもいいのでは?

と個人的に思ってます(笑)

あっ、あともう少しモーリスが絡んでほしかった。
ライナーノーツのモーリスのことばはありがたく読ませていただきましたがw

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閉じる コメント(6)

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はじめまして。TB有難うございました。読み応えのある本記事見させていただいておりました。Me'shell NdegeOcelloの「Fantacy」は私もさすが!だなって感じてます。昨年発売された彼女の新作EP「The Article 3 EP」の路線上で、Sy Smith嬢のヴォーカルもかなりスパイスで効いてますね。他も素晴らしいですね。reddrag2000さんのおっしゃるように、とても愛のあるアルバムだと思っています。 削除

2007/3/31(土) 午前 7:59 [ EbonyEbony ] 返信する

>EbonyEbonyさん コメントありがとうございます。 Me'shellに関して同意をえられてうれしいです。 彼女を知らなかった人には「???」だったみたいですが、以前からしっていれば「でかした!」って感じですよね(笑)

2007/4/1(日) 午前 10:14 [ magic-B ] 返信する

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初めまして。TB有難う御座います。 凄く濃いレビューですね。 感心します〜。見習わなくちゃ。 Kirk Franklinは自分のアルバムでも歌わせておいて、それに対して扇動するような感じが多いのではまってますよね〜。 でわでわ。 削除

2007/4/14(土) 午後 1:32 [ Cb ] 返信する

コメントありがとうございます。。。 自分勝手なレビューですが;;; Kirk Franklinの得意なパターンなんですね!

2007/4/15(日) 午前 2:07 [ magic-B ] 返信する

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cerebrateとcelebrateは意味がじぇんじぇん違うので記事を修正した方が良いと思うっぽ。 削除

2007/5/10(木) 午前 10:48 [ 通りすがり ] 返信する

ありがとうございます! タイトル以外、全部間違えてましたね(笑) 気をつけます!!

2007/5/10(木) 午後 2:57 [ magic-B ] 返信する

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