ネット犯罪
不正アクセス禁止法今日の各社の報道で、警察庁がフィシングの取り締まりを意図した、不正アクセス禁止法の改正案をまとめたことが発表された。
そうした法律がないよりはマシなのかもしれないが、今回報道された『警察庁の案』というのは、詐欺事件の捜査の口実のための法律の案としか思えない。
罰則を重くする方向に見直したとされるが、懲役3年または100万以下の罰金ということで、十分利益に見合うリスクのような気がする。すでに一件で数千万の被害が出ているし、理論的にはIDやパスワードを盗むことで無限の不正な利益が得られる可能性があるのだから、100万の罰金では安すぎるようにも思える。
ネット利用者の立場からすれば、スパムメールやBBSスパムなども取り締まってほしいものだ。
自身の掲示板やブログにフィッシング目的の書き込みをされると、一般の閲覧者からの信頼を失うし、そうした書き込みを消したり、送られてくるスパムメールを消したりする手間を考えると悪質な業務妨害である。
また、そうしたスパムの中には売春行為や偽ブランド品販売などの犯罪行為を示唆する内容のものも多く、現行法に照らしても違法性が疑われるものも多い。
取り締まり当局に限らず、インターネット関連産業の企業意識も低いと言わざるを得ない。
昨日から今日の未明にかけて、Yahoo! Japanが運営するホームページ公開サービスである、Geocitiesにアクセスしようとすると、IE9がフィシングの警告を出すという事件があった。
しかし、この事件の経過はYahoo!による利用者への説明は一切なかった。業界のトップがこのありさまである。
・・末端の人間として私もこの業界に関わっているのではあるが。 |

