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ヴェラ・ドレイク(2004年イギリス/フランス/ニュージーランド)

☆あらすじ☆(完全ねたばれです)
ロンドン、1950年のお話
当時、望まない妊娠をしても堕胎できなかった
法律で禁じられたから・・・。
妊娠が母体の命に関わると判断された場合のみ中絶手術はできなかった
たとえ許されても、その手術の費用は法外でとても一般人には払える金額ではなかった。

ヴェラ・ドレイクはそんな時代にいた普通の幸せな婦人だ
子供の心配を、夫を愛し家族を大事にしているそんな普通に幸せな家庭の主婦。
しかし彼女には秘密があった。
誰にもいえない秘密・・・それは。
堕胎の手助けをしていたのだ。
彼女の手法は石鹸水を子宮に入れるというもの。
翌日には流産する。・・・それを待つだけだ。
彼女は必ず「体にきをつけて」といいのこしてかえって行く
やさしくて、みんなを助けたかっただけのヴェラ。

彼女がしらないところで仲介役のリリーはお金をかせでいた
そのことはヴェラには隠していた
頼んできた女たちの事情はさまざま
不倫した女、また少女の黒人、貧しいもの、遊びなれた風の女
みんなでも脅えていた、こわかった、
ヴェラは助けたかった。

ある日悲劇は起こった。
ヴェラが手助けした一人の娘が病院にはこばれた
もうすこしで命を落とすところだった・・・
医師の通達で警察が捜査に動き出した。

その頃、ヴァラは家族のお祝いの真っ最中だった
内気な娘、エセルが近くにすんでいるレジーと婚約したから。
弟夫婦もよんでささやかだけど家族の幸せな時間だった。

そして、そのとき警察がドレイク家に現れた
別室に呼ばれたヴェラはすべてを認め告白した。
何も知らない家族に見送られながら連行されていくヴェラ。

息子のシドは怒り、母親を責めた。
エセルは悲しみしずんでしまった。

しかし夫のスタンはヴェラを赦した。
彼女を擁護し・・・もう一度家族は結束した。

ヴェラの裁判が行われ彼女は禁固刑になった。
しかし彼女の家族は待っている、やさしい母が帰ってくるのを。
レジーを加えた四人で。


☆レビュー☆
この映画を観たのはたまたまで・・・やってたからみた。という感じでした。
なので、なんの予備知識もなかったし作品についても
主演女優さんについてもまったく知りませんでした。
しかし忘れられない作品になりました。
アカデミー賞ノミネートのほか、たくさんの賞もとった作品です、本気でおすすめします!!!

忘れられない作品になった・・・そのひとつの要因が彼女ら出演者がみせる感情の表現
特に表情です。主演のイメルダ・スタウントンさんが「6ヶ月のリサーチとなんどとなくリハーサルをした」というインタビューが公式サイトに乗っていましたが、それだけこの役柄に同調してしたからこそ
あの表情ができたのでしょうね・・・ほんと観てほしいです。

ヴェラが娘の婚約という幸せ絶頂の時に警察につかまってしまうわけですが
表情がいっぺんするのです。
そこには、どうなってしまうのかという不安や心配。家族に対して秘密を持っていたという罪悪感
この幸せな時間を台無しにしてしまったという詫びの気持ち。
すべてをいいあらわします。
すごい!と思いました。とても悲しくせつなく、やるせない気持ちになりました。
家族達も何がおきてるか?母を信じたい気持ち、不安な気持ち
本当に自然な演技で。見ていてすごくそわそわした不安な気持ちがつたわってきました

ヴェラと対照的に描かれていたのは弟の嫁でしょうか
自己中で妊婦・・・自分のことばかりを話してる、強くて・・・今風の女性かもしれないです。
唯一、ヴェラ家族をけむたがっていた人かもしれません。
なのでヴェラのやさしくて、弱い姿がより浮き彫りになっていたようにおもいます。

この映画をみてハッとしてしまったことがあります。
それはこれは堕胎や中絶がどうのという作品ではなくて
「愛」の物語だったんだということ・・・。

「すべて赦す、それが愛」というコピーもついていますが・・・。

夫の言葉や行動がものすごく深かった。
「人を助けようとした、ママの心がやさしいから」
「確かに悪い事をしただかもう充分に罰をうけた」

スタンは一度、とても落胆し打ちのめされてましたが
でも、赦しました。彼女を。・・・それこそが愛なんだなって思いました。

私、覚えがあるんです。
彼と喧嘩をよくして・・・そのたびに
「俺がわるいんだよね、結局」といわれてしまう。
私はぜんぜん赦してなかったんですよね。
いつでも自分が思った答えがほしかったり
自分の気持ちをわかってほしいって、押し付けたり。

そうじゃなかったんだな・・・愛って。

さびしくても辛くても、赦す
相手の気持ちを考えて赦す
納得いかなくても赦す
なにも言わないんじゃなくて
我慢するのでもなく
この「赦す」ということに

ものすごい暖かさを感じました・・・
温度、人のぬくもり、ハート。
ずっとこの温かさにぬくぬくしていたいようなそんな暖かさ。

気持ちのいいパジャマきて暖かい布団にはいってぬくぬくしてるような・・・安心感。

そっか・・・愛ってそういうことだったのか・・・。
いまさら気が付きました。まだ間に合うかな。

だから私は離婚したんだなぁ・・・(没)
やさしいイメルダさんの笑顔をイラストにしたいです。
またのせます!

閉じる コメント(4)

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もう涙が溢れて溢れて止まらなかった映画です。。温かい心、現実の壁。。素晴らしい映画でしたね。トラバさせて下さいませ♪

2007/1/11(木) 午後 9:44 恋

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TBありがとうございます。心がふるえる映画でした。ここまで役にはまったイメルダさんに喝采ですね。すごいとおもいました。 削除

2007/1/16(火) 午前 10:46 [ 恋愛映画 ]

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ヴェラ役のイメルダ・スタウントンの表情がすばらしかったですね〜。彼女の表情だけで、彼女の心の中が透けるようでした。そして、何も分からずとも、妻を許す夫の愛情、これもすばらしかったです。いい映画でした(^^)。

2007/2/8(木) 午前 9:50 kuu

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kuuさん☆TBありがとうございます。イメルダさんの表情はよかったですね。とてもいい映画でした^^ 削除

2007/2/9(金) 午前 9:20 [ 恋愛映画 ]

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ヴェラ・ドレイク

これは前から観たかった映画の1本です。 2004年のアカデミー主演女優賞にノミネートされた、イメルダ・スタウントンは この年、ヒラリー・スワンクがこの賞を獲得したのですが、 その彼女が 「イメルダ・スタウントンに申し訳ない」 と、言ったのは、これは本心に違いない

2007/1/11(木) 午後 9:44 [ ☆恋の映画とお酒に恋してる☆ ]

ヴェラ・ドレイク

<ストーリー> 1950年、イギリス。家政婦のヴェラ・ドレイク(イメルダ・スタウントン)は、夫と2人の子供達と暮らし、貧しいながらも幸せな生活を送っていた。彼女は、家族には内緒で、家政婦の他に、密かに、望まない妊娠をした女性の堕胎もしていたが、ある日、そのこと

2007/2/8(木) 午前 9:50 [ CINEMA CHECK! ]

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