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地方主権の夢と根性!

共同体維新の追及(21)                                      地方を見捨てるイタリア政府と600人の村の独立運動                                                                             連帯する日本・山梨・小川

イタリアの実力者・ベルルスコーニ首相の退陣にともなうイタリア・新内閣は、一人も政治家を含まない経済専門家ばかりで組閣され、世界の注目を集めた。
 
イタリア在中の作家・塩野七生氏が、「文芸春秋2月号」で面白い指摘をしている。
 
モンテイ非政治家内閣誕生は、(1)市場は、総選挙を待ってくれない、(2)市場が好感する首相を早く選ぶ、という理由によるもので、つまり、イタリアの方向を決めたのは、国民の意向ではなく、「市場の意向」であったと・・・。
 
そして、彼女によれば、「会計士内閣」は、カネを取れるところはどこからでも取るという政策で、(1)ガソリン税の値上げ、(2)21%の消費税の増税、(3)年金支給年齢の引き上げ、(4)銀行預金への累進的課税・・・など、つまり国民にとっては、「重税国家」への道を「市場」に歩まされていると。
 
この文章は、去年の12月17日に書かれたものだが、その後、モンテイ内閣は、1月24日、「聖域なき自由化政策」を打ち出し、国民の間に賛否両論が渦巻いている。
支配者になると、どこも考えることは同じか、まるでどこかの国の消費税やTPP・自由化の明日の姿を見ているようだ・・・。そこに見えるのは、経済論理だけ・・・。
 
しかし、イタリアは、面白い国である。
NHKの報道によれば、イタリアの人口1000人以下の町村は廃止され、他町村と連合を組んでの行政を迫られているそうだ。日本の町村合併である。
 
人口600人に過ぎない山間地に位置するフィレッテイーノ村は、連合を組めば、村の小学校も役場もなくなり、ふるさとも消えてしまうということで、イタリアからの「独立宣言」をしたのだ。
弁護士を君主に仕立て、「フィレッテイーノ公国」を作るということで、村は、賛否両論、老若男女で、大騒ぎだ・・・そうだ。
 
イタリア政府の承認も必要だし、その行方は不明だが、何とも気宇壮大な「ふるさと作り」ではないか。
 面白い。
貧しい村にもかかわらず、ふるさととしての「地方主権」の「夢」と「根性」を見るようだ・・・。
 
さすがに、ルネッサンス発祥の地だけのことはある・・・実に面白い国だ。
 
 

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