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安中を元気に!安中で元気に!

3月議会一般質問と答弁要旨

私的には実にいろいろあり、長く感じた3月議会でした。
議会が終わっても気が抜けませんが、一般質問の内容精査も終わったのでアップさせていただきます。
長文ですが、よろしければご感想等いただければありがたいです。

一般質問                               2017/3/15 於 安中市議会本会議場
〈質問・質問者〉
 議席番号13番 民声クラブ佐藤貴雄でございます。 
 私は通告に基づきまして、以下の項目について順次質問をしてまいります。
 最初の項目は、本市の道路整備計画について、ようやく事業着手となりました西毛広域幹線道路について、その事業概要と周辺整備について伺ってまいります。
 本事業は、県がすすめる「7つの交通軸構想」のうち、西毛軸を構成する主要な幹線道路を整備する事業であり、本市においても長年の懸案事項でもありました。本事業によって得られる、各所へのアクセス向上による利便性や観光地の魅力度アップといわれるものは、想像に難くありません。だからこそあえて、事業着手した今だからこそ本事業が本市にもたらすさまざまな影響を考え、その対策をしっかりとしていくべきではないでしょうか。西毛広幹道事業を千載一遇のチャンスと捉え、本市のまちづくりにより効果的に活かしていけるよう、具体的に伺ってまいります。
 2項目めは本市の学童クラブ事業について、本事業実施については「女性の働き方支援」という側面があることも考えながら伺ってまいります。
 統計や各種資料を確認するまでもなく、男女を問わず仕事をしながら子育てをしている方はかなりの割合に及ぶといわれています。そして私たちが抱えている親子の課題はさまざまです。子どもが急に熱を出した時、誰にもSOSを出せずに仕事を休まざるを得ない病児保育問題。可愛い子どもが生まれても預け先がなく失業してしまう待機児童問題。障がいがあるというだけで、どこにも預けることができない障がい児保育問題。そして2週間に1人の新生児が虐待で命を奪われていく虐待死問題。私たちの回りには、親子の幸せを阻む社会課題があふれています。学童クラブの問題もその一つです。
  「母親は、そして父親も子どもたちにとってのお手本です。そのお手本が幸せでなくて、どうやって子どもたちが『幸せ』について学ぶことができるでしょうか。」これはある講演会で講師がおっしゃっていた言葉です。子どもたちが自らの生きる価値を認め、自己肯定感を高めていくことと、母親のQOL(生活の質)とは相関関係があるともいわれています。子育てをしながら働くことは、今や特別なことではありません。だからこそその間に、保護者が働いてる間に子どもたちがどのように過ごしていられるか、放課後の子どもたちが過ごす環境づくりは、子育て支援とともに女性の働き方支援、そして、この町に住んでよかった、この環境があればもう1人産むことができるかもしれない、という環境づくりにほかならないのです。
 本市の学童クラブ事業について、子どもたちのために、は言うまでもありません。働きながら子育てを頑張っている皆さまのために、行政としてなにができるのか、伺ってまいります。
 以上、2項目・6点についてご答弁をよろしくお願いいたします。
 なお、質問は質問席にて一問一答でおこないます。

1.道路整備計画について (1)西毛広幹道の概要について ①事業概要について 
〈質問・質問者〉
 それでは最初の項目であります本市の「道路整備計画について」、まずは西毛広幹道の事業概要についてお伺いいたします。

〈答弁・建設部長〉
 西毛広幹道は、前橋市、高崎市、安中市、富岡市の4市を結ぶ延長27.8Kmの主要幹線道路で、周辺の渋滞緩和や物流の効率化、生活圏の拡大など西毛地域の産業、経済、観光の発展を担う道路です。
 道路の幅員は4車線部で25.0m、2車線部で15.0mを基本とし、設計速度は60km/hとしております。昨年7月末時点での整備済の延長は、7.57kmで、率にして27.2%が整備が終了しております。
 安中市に関係する部分は、延長8.5kmで、北側から高崎安中工区、安中工区、安中富岡工区の3つの工区で構成されております。そのうち安中工区1.9kmは、平成32年度の完成を目指して現在施工中でございます。他の工区につきましても昨年8月から測量作業に着手したところです。

〈質問・質問者〉
 本市に関する工区は延長8.5kmということですが、本事業に関係する対象世帯数とその方々への説明状況はどのようになっておりますでしょうか。

〈答弁・建設部長〉
 高崎安中工区及び安中富岡工区は、現在、用地幅が確定していないことから地権者数の確定がなされておりませんが、昨年7月に測量実施に向けた案内通知を800件の方にお送りして、説明会を6日間実施しました。現在、測量成果に基づく、二度目の説明会を開催しているところです。また、安中工区については、平成24年度から事業着手しており、その地権者数は116件おりまして、うち8件が未契約であると伺っております。

〈質問・質問者〉
 やはりかなり多くの地権者の方々がいらっしゃるようですけれども、それだけ影響の大きい事業であるということだと思います。この事業を実施するにあたり、当市が受けるメリットはどのようなものがあるとお考えですか。

〈答弁・建設部長〉
 この道路の開通が当市にもたらすメリットは数多くありますが、代表的なものとしては、第一に西毛地域と県都前橋とのアクセスが良くなることや、道路に隣接した地域間の所要時間も短縮し地域の結びつき強化に貢献します。2番目としては、起伏や曲がりくねった道路から見通しが良く走りやすい道路となり、通勤や買い物、レジャー等が快適・便利になり、毎日の生活にゆとりが生まれることなどが挙げられます。

〈質問・質問者〉
 では逆に、本事業を実施した結果として、当市が被るかもしれないデメリットはいかがでしょうか。

〈答弁・建設部長〉
 考え方や立場の違いでメリットがデメリットに、またその逆もでてくる場合があると思いますが、デメリットとして例示するとすれば、通過車輌の増加による交通災害の増加や騒音・振動への懸念が生じること。また、市内から買い物客が他の市へ流出してしまう懸念等が挙げられます。

〈質問・質問者〉
 せっかく県民・市民の莫大な税金をかけて作られる幹線道路ですから、なるべくそれらの不都合な部分をなくしていきたいところではあります。その考えられるデメリットに対して対策といいますか、解消策といえるようなものが考えられるようであればお伺いいたします。

〈答弁・建設部長〉
 交通災害や騒音、振動といったような道路の構造的な懸念は、設計の段階から十分な配慮がなされるよう要望します。また、この道路は当市を南北に縦断する道路であることから、東西を走る国道18号線沿線の土地の利活用から南北に目を向けた新たな魅力あるまちづくりが必要になってくると考えております。

1.道路整備計画について (2)西毛広幹道周辺整備について ①安中工区について 
〈質問・質問者〉
 車両増加による交通災害への十分な配慮を設計段階からしていくことと、本市の新たな魅力あるまちづくりを再構築していくこと、この2点は本事業実施にあたって非常に大切なキーワードですので、のちほど話題にさせていただきたいと思います。
 では次に西毛広幹道周辺整備について、具体的に伺ってまいります。現在工事着手されております安中工区といわれる部分の進捗状況はいかがでしょうか。

〈答弁・建設部長〉
 この西毛広幹道の事業は、群馬県が事業主体として実施しておりますが、安中土木事務所に確認したところ、安中工区の平成29年1月末時点の用地の取得率は約96%と聞いております。工事の進捗状況は、平成27年度に秋間川橋梁下部工の橋台が完成し、今年度、平成28年度は県道安中榛名湖線を横断するボックスカルバートの函(かん)渠(きよ)工、及び九十九川橋梁の下部工として2箇所の橋脚、そして1箇所の橋台が完成しており、また用水路の付替工、打越川の付替工、秋間川左岸の盛土工事などが施工中です。安中工区事業の進捗率は約53%と聞いております。このように、平成32年度の完成に向けて事業を進めています。

〈質問・質問者〉
 この地域は下秋間から国道18号までの、山あいから住宅地を通過する1.9kmの部分ですが、説明会等を踏まえてお住まいになっている関係住民の皆さまから出されたご意見などは、どのようなものがあったでしょうか。

〈答弁・建設部長〉
 説明会の開催時点では、特に懸念される意見は出されていないと聞いております。その後、工事の施工時点で隣接する取付道路の舗装整備の要望が地元から市に提出されております。

〈質問・質問者〉
 それらのご要望に対して、どのような対応をしていただいたのでしょうか。

〈答弁・建設部長〉
 現在土木課におきまして、舗装を施工するなどの対応をとっています。

(2)西毛広幹道周辺整備について ②街路区間について 
〈質問・質問者〉
 では次に、国道18号から市役所前を通って県道一本木平小井戸安中線といわれる旧国道に至る街路区間について、こちらから富岡方面へ向けた区間はまだ工事着手されておりませんが、説明会等は開催されているようでございます。この区間は住宅だけではなく一般商店や事業所等もあり、現在の県道を拡幅することはもちろんですが、接続道路等に隣接する関係住民の方々にも多大な影響を及ぼすと思われる地域です。こちらではどのようなご意見や懸念等をいただき、またそれらに対して市としてはどのような対応ができるのでしょうか。

答弁・建設部長〉
 この街路区間は、安中土木事務所にて近隣住民を対象に、この事業に対するアンケート調査を昨年10月に実施しております。
 その調査配布世帯は334世帯で、うち140通の回答がありました。アンケートの中で西毛広幹道に対する要望・意見として、通行者や通行車輌の安全確保、利便性の向上、生活環境の維持、工事中の不便の解消、計画の詳細な周知、工程の明示、移転等への不安の解消と大きく7項目に分けることができました。
 安中土木事務所では、これらのアンケート結果を考慮しつつ設計を行い、今年の2月22日から28日までの5日間、この区間についての2回目の説明会を行っております。当市としても今後地権者との話し合いの窓口となり真摯な対応に努めます。

〈質問・質問者〉
 やはりさまざまな、そして多くの要望やご意見があるようです。西毛広幹道周辺整備として、この区間では下野尻茶屋町線が本市の都市計画道路として東西に交差しています。これは市役所から50メートルほど南の安中高校入口信号で県道と交差する市道であり、信号の東側では本事業着手を待つ形で歩道整備が100メートルほど未整備となっており、信号の西側は車両のすれ違いがぎりぎり可能な、車両の幅によっては広めと思われる箇所で、時には道路ではない民地に車を寄せて対向車を待たなくてはすれ違いができない市道です。またここは、近隣住民の主要な生活道路であるとともに、国道18号から旧国道、あるいは安中市文化センター方面への近道として利用されている道路でもあります。
 本事業推進にあたり、この接続市道の整備計画はどのようなものになっておりますでしょうか。

〈答弁・建設部長〉
 下の尻茶屋町線の未整備区間は、西毛広幹道との交差点から東側に約100m、西側に約90mを街路区間として一体で整備する計画です。これにより東側は整備が完了します。

〈質問・質問者〉
 ということは未整備であった東側、つまり文化センター方面には歩道がしっかりと整備され、信号の西側、つまり国道の歩道橋方面は両側に歩道がついたセンターラインが引ける道路が90mだけですが整備されるということでしょうか。

〈答弁・建設部長〉
 議員ご指摘のとおり、おおむねそのように理解をしています。

〈質問・質問者〉
 ただいまお答えいただいた市道整備も含んだ工事費用に関しては、全て県負担ということでよろしいでしょうか。

〈答弁・建設部長〉
 この街路区間として整備する区間は、事業主体は群馬県ですが安中市にも費用負担が生じます。その負担割合の目安は、事業費の約18%です。また、地権者との交渉事務等は当市が担当する予定です。

〈質問・質問者〉
 さきほどからこの市道整備に関して伺っております。なぜかと申しますと、ここは地域住民の生活道路であり、便利な抜け道であると同時に、一方では危険な通学路としての側面もあるからです。安中地区においても人口減少が懸念されるなか、市役所から見たら北西部に位置する地域では近年新たな住宅が増えており、それにともなってこの市道は、安中小学校へ通学する児童数も増加傾向にある地域の通学路にもなっています。国道18号の北側から歩道橋を渡って、車両のすれ違いも困難な、ましてや歩道もない市道を大勢の子どもたちが毎日の登下校に利用しています。学校や教育委員会、道路管理者が参加しておこなっている通学路の安全点検では、毎年のように危険な通学路としてリストアップされていますが、現状では抜本的な対策は取られておりません。
 先ほど伺った整備計画においても、信号の東側は県によって歩道の整備をしていただけるようですが、信号から国道18号に至る市道の歩道整備は90mとのことですので、そこから国道までの約260mは現状のままなのでしょうか。西毛広幹道が整備された後には、先ほどもデメリットとして例示されたとおり、車両増加による交通災害は十分に考え得るところです。当然この市道も。県が主導する事業とはいえ、この区間については本市でも事業費の約18%もの負担をするということです。今でも危険な通学路が通過車両の増加により、ますます危険な通学路になる可能性を、今この時点で議論することについて早すぎることはないと思います。
 西毛広幹道の周辺整備として、安全な通学路を確保するという視点からの市道整備について、お考えをお聞かせください。

答弁・建設部長〉
 西毛広幹道関連で市役所の南側の消費生活センター付近までは道路整備が行われます。これより市役所から東は歩道の整備が完了しますが、国道18号の歩道橋に至る約260mの市道は未改良の状態です。今後交通量の増加も予想されることから議員ご指摘のとおり、安全な通学路の確保の必要性を認識しております。しかし、現状での歩道の整備は、多くの課題もあることから、今後、子どもたちの安全確保のための対策について建設、公安、教育等、各方面を交えて総合的に検討します。

〈質問・質問者〉
 あえて繰り返しますが、この通学路はただいまおっしゃられた建設・公安・教育等の各方面を交えた安全点検において、毎年のように危険な通学路としてリストアップされているのにもかかわらず、抜本的な対策が取られていないのです。この先どのような形で総合的な検討がなされていくのでしょうか。この際、西毛広幹道周辺整備の一環として国道までの間を、同様に都市計画道路を通学路として利用している文化センターに入る信号から旧碓氷郡役所間のような片側歩道整備をおこない、子どもたちの命を守る取り組みを積極的におこなっていくことについて、お考えをお聞かせください。

〈答弁・建設部長〉
 議員ご提案の片側歩道整備は、既設の市道の幅員が狭く、検討材料のひとつですが、新たに歩道を設置することが難しい状況にあります。今後児童の安全確保のため、多方面から検討します。

(2)西毛広幹道周辺整備について ③安中区間について 
〈質問・質問者〉
 確かに片側歩道整備とはいえ、道路の幅員を広げるためにはこの道路沿いにお住まいの方々のご協力をいただかなくてはなりませんし、お金もかかります。であるならば、多少の不便はあっても、登下校時の全面的な通行制限や一方通行化など、現状においても関係各所のご協力をいただいてやるべきことはあるはずです。今後とも子どもたちの命を守る取り組みとして、より安全な通学路の整備をお願いいたしまして、次に旧国道からさらに南に向かう区間について、まずは計画の概要をお伺いいたします。

答弁・建設部長〉
 旧国道から南側の安中富岡工区は、6.3kmです。安中市内はそのうち4.7kmが安中市内ですが、この区間は5つのブロックに分けて計画されております。そのうち安中区間として、旧18号の交差点から南側、碓氷川や中宿水口線、JR信越線と交差し大竹方面に向かう830m間を安中区間としております。基本幅員は両側歩道部で13.0m、片側歩道部で10.5mです。

〈質問・質問者〉
 ただいまご説明いただいた安中区間と呼ばれる安中市役所南の信号から南方向に既存の道はなく、新たな道路を作るという計画ですが、こちらではどのようなご意見や懸念等をいただき、またそれらに対して市としてはどのような対応ができるのでしょうか。

〈答弁・建設部長〉
 この区間を対象とした事業説明会が昨年の7月28日に安中土木事務所主催で開催されました。説明会は、測量の対象者には直接案内すると共に対象地区に回覧で周知し、当日は59名の参加をいただいております。
 参加者からは、道路の形態に対する質問が出され、土木事務所より市役所付近、碓氷川の南付近及び中宿水口線の交差部における路面の高さの目安が示されました。当市としては、中宿水口線との交差について立体での交差と潰れ地の軽減を要望しております
 また、3月1日から3日間、設計を踏まえた2回目の説明会が開催され、今後の事業実施スケジュール等が説明され、協力の依頼がございました。

〈質問・質問者〉
 口頭の説明ではなかなかイメージしづらいかもしれませんが、この区間ではやはり碓氷川と中宿水口線および信越線をどのような方法で交差していくのか、その方法によって影響する関係者もいれば、西毛広幹道周辺付近の今後の開発形態にも影響が出てくることも考えられます。いかがでしょうか。

〈答弁・建設部長〉
 碓氷川の横断は、勾配のある橋梁となります。また、中宿水口線及びJR信越線との交差は立体での交差と伺っております。

〈質問・質問者〉 (要望)
 私も2月下旬から3月上旬にかけておこなわれた説明会に参加させていただき、碓氷川にかかる橋梁や中宿水口線とJRの立体交差についてお話を伺いました。その高低差や橋の大きさからもかなりダイナミックな絵を想像しがちですが、そのぶん地権者の方々のご心配や不安もかなりあったように思います。特に街路区間のアンケートにもあった生活環境の維持や工程の明示、移転等への不安は地権者の方々にとって、今後の生活施計に大きく影響する問題です。
  走りやすく便利な道路ができれば、その分交通災害も増えます。それが通学路であればなおさら。走りやすく便利な道路ができても、わざわざ立ち止まる魅力がなければ通過車両が増えるだけです。
 本事業を通して、安全で魅力的なまちづくりをしていくことについて、本市を愛する方々のご意見に対して今まで以上に耳を傾けていただき、本市の産業や経済、観光の発展に寄与できますようお願いをいたしまして、次の項目の質問に移ります。

2 女性の働き方支援について
(1)学童クラブ事業について ①事業の目的と基本姿勢について 
〈質問・質問者〉
 学童クラブ事業について、本市においてはこれまでどのような目的と基本姿勢で学童クラブ事業をおこなってきたのでしょうか。

〈答弁・保健福祉部長〉
 就労等により、日中に保護者のいない家庭の小学校児童を対象とし、放課後や土曜日、夏休み等の長期休業日に安全・安心な遊びや生活の場を提供し、健全育成を図る事を目的とした事業です。市としては、児童の放課後等における安全・安心な居場所として学童クラブづくりを基本に取り組んでおります。

〈質問・質問者〉
 本市において、公設民営の学童クラブは25年度にたいとう学童クラブが、27年度には東横野学童クラブが、そのような基本姿勢に即して、学校の近接地に施設整備されました。双方とも施設等に課題を抱える中での施設整備であったようですが、この2つの事業に関してどのような整備事業であったのか、お伺いいたします。

〈答弁・保健福祉部長〉
 たいとう学童クラブは、自宅を使用した民設民営の岩野谷地区の学童クラブが、運営者の事情で急にやめることになりましたので、同じ小学校区の民設民営の板鼻学童クラブと統合する形で施設整備を検討することになりました。学校の施設や学校周辺の既存施設の利用ができず、最終的に学校前の土地を購入し施設整備となりました。
 また、東横野学童クラブでは、既存の体育館を使用した民設民営の学童クラブでしたが、体育館の耐震診断の結果、危険との指摘があり、学童クラブの移転が検討されておりました。学校施設の利用が出来ず、周辺の既設建物や使用していた体育館の隣接地など検討した結果、現在の土地を購入して施設整備となりました。

〈質問・質問者〉
 ではこの両クラブ施設整備について、国や県からの補助はいかほどであったのか、当時の国の補助基準額と補助率をお伺いし、合わせて現在の補助基準額についてもお聞かせください。

〈答弁・保健福祉部長〉
 たいとう学童クラブは、平成25年度事業で、総事業費は79,379,595円のうち本体工事費の国庫補助基準額が21,504,000円、補助率は3分の1で国と県ともに7,168,000円です。
 東横野学童クラブは、平成27年度事業で、総事業費65,979,324円のうち本体工事費の国庫補助基準額は24,427,000円、補助率は3分の1で国と県ともに8,142,000円です。   
 平成28年度における創設の本体工事費の国庫補助基準額は、24,964,000円となっており、市が設置する場合、補助率は国、県ともに3分の1です。

(1)学童クラブ事業について ②望まれる今後のあり方について 
〈質問・質問者〉
 国庫補助基準額が年々増額されているということは、国も女性の働き方支援などの考え方について、学童クラブの必要性を十分認識している証でしょう。
 そういったことも踏まえて、では次に本事業についての望まれる今後のあり方を伺ってまいりますが、子どもたちが放課後をどのように過ごしていくべきか、元気に健全にそしておおらかに放課後を過ごしていくことは、女性が安心してより良い環境で働いていくためにも必要な要素です。本事業に関して望まれる今後のあり方を探っていくためには、まずは現状の課題を出していく必要があります。
 本市において、本事業における現在の課題をどのようにお考えですか。

〈答弁・保健福祉部長〉
 保育園を利用する共働き家庭等においては、児童の小学校入学後も、その安全・安心な放課後等の居場所の確保は必要であります。従って、保育園と同様の趣旨で学童保育も必要で、重要な施策であると認識しております。
 本市においては、民間設置を含め全小学校区に学童クラブの整備ができました。今後の課題は、既存施設を使用する学童クラブの環境整備があげられます。また、利用者の増加が見込まれる小学校区もございますので、その対応も必要だと考えております。

〈質問・質問者〉
 そのような課題を探っていくためには関係者の声を集めることも有効な手段です。昨年の第1回定例会の私の一般質問において、「子育て支援について」として学童クラブに関して、利用者の要望に応えていける体制や仕組み作りについてお伺いしたところ、学童クラブを利用している児童の保護者に対してアンケート調査を実施するなどして、『保護者ニーズの把握に努め、学童クラブ運営の向上に図りたいと思います。』とのご答弁がありました。
 この児童の保護者へのアンケート調査は、その後おこなわれたのでしょうか。

〈答弁・保健福祉部長〉
 現時点においては実施しておりませんが、学童保育の質の向上を目指したアンケート調査の実施を検討しています。

〈質問・質問者〉
 ただいま「質の向上を目的としたアンケート調査」というご答弁がありましたが、市内の公設民営・民設民営の合わせて11カ所を運営する9つの学童クラブ運営委員会で組織する安中市学童クラブ連絡協議会と市との協議において、各学童クラブから設置主体である市へ提出された要望事項があります。このなかで、施設整備についてはこれまでどのようなものがございましたでしょうか。

〈答弁・保健福祉部長〉
 施設整備は、安中地区と松井田地区の既存施設を利用している学童クラブからご要望がございました。

〈質問・質問者〉
 同様に安中市学童クラブ連絡協議会と市との「充実した学童保育を目指す市との懇談会」が昨年10月におこなわれ、その席上で、子どもたちが放課後を元気に過ごして欲しいと、一昨年から施設整備を強く要望してきたあんなか第2学童の保護者アンケートとして、31名の保護者の切実な声を市長に届けました。当日はその場において、平日にもかかわらずわざわざ赤ちゃんを抱っこしてまで出席してくれた保護者会長さんが、茂木市長をはじめ副市長や教育部長、保健福祉部長以下、担当の課長さんや係長さんに思いを届けようと、何人かの親の思いを、この安中市で子育てをがんばっているお母さん、お父さんたちの声を読ませていただきました。
 この市民の生の声、切実な親の声をどのように受け止めていただきましたでしょうか。

〈答弁・保健福祉部長〉
 保護者の思いはしっかりと受け止めさせていただきました。多くの要望が寄せられる中、安全・安心な場所での設置を望む声が多かったと認識しております。保護者の不安を解消するためにも、出来るだけ早く安全・安心な場所への移転が必要だと考えております。

〈質問・質問者〉
 先日の予算審査特別委員会でも、29年度当初予算のあんなか第2学童施設整備について質問させていただきましたが、現状として小学校の教室を利用しておこなっている第1学童クラブでさえも、一つの教室に学童クラブの機能を満たしておりません。例えばそれは落ち着いて宿題ができる自主的な学習の場と、子どもの発達段階に必要不可欠な集団との関わりを自ら身につける遊びの場であり、支援員さんが心を込めて作ってくれたおやつを提供できるスペース、具合が悪くなった子どもを他の子どもと接触させることなく静養させておける空間といった、学童クラブには必要不可欠な施設を教室を利用しておこなっている第1学童クラブでも確保できていないのです。にもかかわらず第2学童の施設整備として、その隣の教室を1,600万円という決して安くはない費用をかけて整備する意図は何でしょうか。

〈答弁・保健福祉部長〉
 国は、学校の施設内利用が最も望ましい場所と考えており、放課後子ども総合プランにおいて、平成31年度までに新設する学童クラブの80%を小学校内で実施することを目指し、小学校外の既存の学童クラブについても、ニーズに応じ、余裕教室等を活用するとなっております。
 市としても、基本的には学校の施設内が、安全・安心を確保するためにも最善の場所と考えております。

〈質問・質問者〉
 学校の施設内が最善の場所である、とのご答弁でありましたので、少々説明を加えさせていただきます。
 まず基本的な考え方として、現在の安中小学校には定員40名を常時迎え入れることができる施設を備えた空間を確保できる学童クラブの施設整備が可能な空き教室はございません。また来年度、あんなか学童クラブは6年生が数名卒業して、1年生と2年生を合わせて30名近くの利用者が増える予定です。定員は第1・第2ともに40名。今年度の1日平均の利用者数は第1が39名で第2が42名。登録数はさらに多い数字です。これに卒業していく6年生と新しい利用希望者数を差し引きするとどういう数字になるでしょうか。確かにおっしゃるとおり、学校内施設を利用することにより学校からの距離は格段に近くなり、安全性が保たれるとともに校庭での外遊びが可能になります。しかしながら執行部がご提案されている案には、先ほどもお示ししましたが、本来あるべき学童クラブの機能を備えていないスペースに、結果としてさらに多くの子どもたちを詰め込んでしまう状況となってしまうことについての考慮はされているのでしょうか。
 さらに言えば、他の学童クラブとの整合性はどのようにお考えでしょうか。市内の学童クラブの利用料はおやつ代やレクリエーションなどにかかる費用を除いた利用者負担は一律に月7,000円です。さきほど具体的なお話を伺った25年度と27年度に施設整備された学童クラブも、民設民営ですが未設置地区に今年度から整備された学童クラブも同料金です。
 このような現状と、あんなか学童クラブを利用している児童が通う安中小学校の隣接地には学童クラブの施設整備に適した空き地があり、その土地の所有者も学童クラブの必要性を十分にご理解いただいていることは、担当課も把握しております。
 本市の学童クラブ事業について、ただいまご説明した現実を本来あるべき学童クラブのあり方に照らして、どのようにお考えでしょうか。

〈答弁・保健福祉部長〉
 学童クラブのあり方としまして、安全・安心な場所への設置が望ましいと考えられ、学校の施設内の設置が最善であると考えております。学校施設を利用した場合は、限られたスペースでの運営となりますが、より有効にかつ工夫を凝らしていただくことをお願いしたいと思います。
 市としましては、いろいろな検討を重ねてまいりましたが、総合的に判断した結果として、この場所が最善であるとの結論に至りました。今後事業を進めていく中で、運営者等の要望もお聞かせいただき、必要な見直しがあれば対応してまいりたます。

〈質問・質問者〉
 「本来あるべき学童クラブのあり方」については、27年度に国が策定した放課後児童クラブ運営指針のなかに、放課後児童クラブの運営の多様性を踏まえ、「最低基準」としてではなく、望ましい方向に導いていくための「全国的な標準仕様」としての性格を明確化する。とあり、本市の安中市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例と、安中市放課後児童クラブ条例にも設備の基準等が明記されております。ただいまのご答弁にあった「市として検討を重ね、総合的に判断した結果」は、これらの機能を満たしておらず、当初のご答弁にあった「安全・安心な遊びや生活の場を提供し、健全育成を図ることを目的とした事業」ともいささか矛盾するのでは、との認識を持たざるを得ません。
 また、この問題はあんなか学童クラブだけではありません。九十九学童クラブについても同様に施設整備の課題を長年にわたって抱えたままです。九十九学童クラブの現状についてお伺いいたします。

〈答弁・保健福祉部長〉
 九十九学童クラブは、これまで民設民営の学童クラブとして長い間運営されてきました。この4月より公設民営の形態になる予定です。民間の既存施設を使用しておりますので、設備面に課題がありますが、これまでに洗面台やエアコンの設置、静養室の整備、側溝のふたの設置等、可能な限り改善の支援はさせていただきました。今後も環境整備については、運営者等の要望・意見等もお伺いしながら改善に努めてまいります。


〈質問・質問者〉 (要望)
 子どもを持つことは喜ばしいし、素晴らしいことである。という概念は、普遍的であって当たり前の感覚だと思います。一方、子どもを持つことによって何かが失われていくという感覚。実は日本において、この対義しているような二つの感覚を、自らの経験として肌で感じている女性がいかに多いかご存じでしょうか。「子どもは欲しいけど、子どもがいたら今までのような仕事ができない。子どもはかわいいけど、子どもがいたらお金がかかる。」これは保育園に入りたくても入れない都会だけの話でもなければ、低空飛行を続ける合計特殊出生率の原因というわけでもありません。
 少々残念ではありますが、今回の一般質問ではなかなか議論がかみ合わず、ある程度のご指摘もさせていただきました。今後は関係者との協議を重ねるなかで、子どもたちにとっての最善の利益と、女性の働き方支援を最優先にお考えいただき、学童クラブ事業を積極的に進めていただきたいと要望いたしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。


長文を最後まで読んでいただきありがとうございました。
感想等ございましたら、よろしくお願いいたしますm(_ _)m

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