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任天堂のゲームボーイに対抗すべく開発されたセガ初の携帯ゲーム機「ゲームギア」である。 任天堂と差別化を図るべく、携帯ゲーム機として国内初のカラー液晶モニターを採用。 メインCPUにZ80Aを採用し、ハードパワー的にはセガ マーク3とほぼ同等。 以外にもスペック上、発色能力においてはセガ マーク3以上に優れている。 別売りのテレビチューナーパックを装備すれば、 テレビの受信やゲームギアをモニターの代わりにすることも可能だった。 バックライト付カラー液晶モニターの採用は、ゲームギアにとって最大の武器であり、 それと同時に最大の弱点でもあった。 スペック上では優れた発色能力を有していたがモニターのSTN型液晶が原因で効果的に機能せず、 また残像も酷いため、シューティングゲームやアクションゲームに適さないハードとなった。 また、消費電力が大きい為、乾電池を大量に使用。その結果、本体が極めて重量化する。 その上、乾電池だと連続稼働できるのも3時間程度で非常に短いといった弱点があった。 その他にも本体サイズの大型化(※)、コストの上昇を招く要因ともなっている。 ちなみにゲームギアで使い切った乾電池をゲームボーイに再利用すると更に数時間プレイできる。 ゲームギアの供給が停止したのが1996年。そして、ゲームボーイがカラー化したのがその2年後の1998年と考えると、 「カラー」に拘ったが為に色々と欠点の目立つゲームギアであったが、 先進的で意欲的なマシンだったといえよう。 そして、先進的で意欲的なマシンの割には、「ソニック」や「ぷよぷよ」などの優秀なコンテンツの後押しも あって、成功した部類のマシンといえる。 ソフトコンテンツとしては、セガ マーク3移植、メガドライブ移植が多くなかなかの出来栄えの作品も多々あった。 ゲームギア オリジナル作品においても特にRPGが豊富でその花を飾っている。 8BITマシンと考えた場合、ソフトラインナップの充実したかなり優秀な環境のハードであった。 ゲームギア版「テトリス」が『テトリス事件』の影響でポシャってしまったのが悔やまれる。 ※本体サイズの大型化 初代のゲームボーイと比較するとゲームギア自体は実はそんなに大きくはない。 発売以後、徐々にコンパクト化していったゲームボーイと違い、 カラー液晶モニターの採用のゲームギアのコンパクト化は、技術的/コスト的に難しかったのだ。 つまり、「コンパクト化しにくいのが欠点」という表現が相応しい。 【マシン名】
GAME GEAR(HGG-3200) (1990年10月6日発売) 【価格】 \19,800 【メーカー】 セガ 【CPU】 Z-80A(3.58MHz) 【MEMORY】 RAM 64Kbit VRAM 128Kbit 【GRAPHIC】 VDP セガカスタムLSI ディスプレイ バックライト付 3.2インチ カラー液晶 画素数 480×146ドット 発色数 4096中32色同時発色(ゲーム時) 4096同時発色(TV時) 【SOUND】 PSG音源3音+ノイズ1音 【ETC】 カートリッジ用スロット×1 ヘッドホン端子 拡張端子(対戦ケーブル取付け可) 【入手容易度】(易/やや難/難/かなり難/極めて難) ≪易≫ 市場価格的には状態に拘らなければ比較的安価で入手できる。 中古の場合、バックライト液晶モニターは消耗品なので注意したい。 |
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