ここから本文です
"Que sais-je?"
母、義父母の病気で、妻と娘を春休みに呼ぶのは無理になりました。逆に私が一時帰国することになるかも。

書庫全体表示

ジョン・ハーバード像

イメージ 1

週末になって一瞬の心のゆとりが出来た今のうちに、先月撮ったこの写真をアップしておきます。

ハーバード大学には東大の安田講堂や京大の時計台のような、大学の代名詞のような目立った一つの中心的建築物はありません。ある人は、メモリアル・チャーチ(Memorial Church)を挙げるでしょうし、ある人はワイドナー図書館(Widener Library)を挙げるでしょう。また、日本人には意外に思われるかもしれませんが、寮が大学の象徴的建築物であるとも言えます。今までにこのブログでも2、3回ご紹介した、ダンスター・ハウス(Dunster House)はその中でも特に有名です。以上の3つはいずれも講堂でもなければ、管理棟でもありません。

しかし、建築物以外で象徴的なものと言えば、間違いなくこれ、ジョン・ハーバード(John Harvard)像でしょう。

この像に関して、有名な逸話をご紹介します。『地球の歩き方』やウィキペディアをはじめ、色々なところに書かれているので、私のブログにわざわざ書くまでもないのですがね。

それは、「3つの嘘」。台座に "JOHN HARVARD, FOUNDER, 1638" と刻まれているのですが、これだけの短い言葉に、誤りが3つも含まれているというのです。

一つ目は、ハーバード大学の創立は1638年ではなく、1636年であること。しかし年号の部分はかなりかすれて読みにくくなっています。

二つ目は、ハーバードは創立者(founder)ではなく、自分の財産を遺贈して大学の発展に貢献した牧師であること。記念碑的なものなのに、よくもいい加減なまま作成して、しかもそれを訂正しないまま残しておくものだ、と驚きます。

しかも、最後がもっと驚きなのですが、この像はハーバードがモデルではないこと。彼の肖像画が手に入らなかったため、作成者のフレンチが、学生をモデルにして作成したものなのだそうです。

像の左足先をご覧下さい。そこだけ金色に輝いていますね。絶えず人々が触っているために、擦れて錆びや汚れが取れているのです。足先に触れると幸運が訪れると言われています。ハーバードは観光客が絶えません。昼間は必ずといっていいほど観光客の集団がハーバード像の前にいます。そして記念撮影を撮って、足に触るのです。

実は、私はまだ足に触ったことがありません。娘には2度触らせました。

この記事に

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事