|
かさかさと外で音がした。
遠くの方でもない。だいぶ近いところに何者かがいる。
夜。そこはひっそりとしたテントをはれるキャンプ場の片隅。
夜の静けさは
不気味でもある。ふっと話し声が途切れたときに聞こえた
その音に敏感に反応する。
なんだ。何かがいる。
テントのなか、ヘッドライトを照明代わりにして、
仲間どおしで軽く酒を交わしているときに音が聞こえた。
テントのジッパーを開け、暗闇の(といってもテントもヘッドライトの灯火なので相当に暗い)
なかへ音のした方へとライトを向けると木の枝の上にぎらりと
二つの目が反射した!!!
オポッサムだ!!!
食べ物の匂いにつられて近づいてきてしまったのだろうか。
ヘッドライトを向けられたオポッサムは一瞬、止まったかのようにこちらを
直視したあと、より暗闇の方へと消えていった。
|