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「仕方がない」!「やむをえない」!だけでは、政治は動かない、一人でも発言していくことだ!真実 を本音の言葉でずばりと言うブログ!

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2012年2月2日

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▼デフレ不況下増税での財政再建策は愚策過ぎる

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経済と財政の再建
日本金融財政研究所長 菊池英博氏に聞く(上)
 1997年度の消費税増税を含む12兆円規模のデフレ政策を機に、日本は長期にわたるデフレ不況に突入している。こうした中で最近、米国のバーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長が「経済の先行きは極めて不確か」として、金融緩和・ドル安に舵を切った。このためドル不安が再燃、憂慮すべき事態になっている。日本経済・財政の抜本的な再建策について、日本金融財政研究所長の菊池英博氏に聞いた。
(聞き手=編集委員・野村道彰)


政府純債務は粗債務の半分以下
 きくち・ひでひろ 1936年生まれ。東京大学教養学部在学中に国家公務員上級試験合格。卒業後、東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。ニューヨーク支店、ミラノ支店長、豪州東銀頭取を歴任後、文京女子大学(現文京学院大学)教授を経て現在、日本金融財政研究所長。
 ――菅直人首相は財政状態は「危機」だとして、財務省に消費税増税を柱とした緊縮財政・金融緩和政策への里帰りを許している。
 世界大恐慌(1929〜33年)の時の米国は世界一の対外純債権国でありながら、財政支出の削減とガソリン税などの増税でデフレを深刻にし、税収を激減させた。現在の日本も世界一の純債権国(昨年末269兆円)で、海外からの利息配当(毎年10兆〜15兆円)や国内の預貯金の増加(同10兆円規模)、特別会計の積立金・次期繰越金(約50兆円超)など財源が豊富にありながら、財政支出を削減し増税に走ろうとしている。ドル安に直撃されている今こそ、国民の金融資産を有効活用して民間投資を誘発するよう政府投資を行うべきだ。日本はすでに平成恐慌と言うべき事態に陥っている。

 ――財務省は財政は「危機」だとしているが、財政の正しい姿はどうとらえるべきなのか。
 予算編成の時にマスコミで説明される予算はほとんどが一般会計だが、一般会計で調達した歳入のうち、一般会計から支出されるのは40%にすぎず、残りの60%は特別会計に移されて、特別会計で調達した歳入と合わせて支出されている。だから、日本の財政を正しく理解するためには、一般会計と特別会計とを合わせてとらえる必要がある。

 ――財務省は2009年12月末に中央政府の債務残高は872兆円、国内総生産比(GDP)比で180%に上ると発表しているが、その実態はどうなのか。

 その数字は粗債務であることに注意が必要だ。872兆円のうち、一般会計の債務は577兆円で、特別会計のそれは295兆円。しかし、財務省は一方で513兆円の金融資産を保有しており、これは(国民の目に触れないよう)すべて特別会計に計上されている。だから、粗債務872兆円から金融資産513兆円を差し引いた359兆円が中央政府の純債務である。粗債務の41%にすぎず、GDP比でも70%程度だ。財政の実態は、国際的には純債務で計ることが国力を表す適切な方法だ。実際、米国は中央政府債務を純債務で発表している。日本が世界一の対外純債権国であることも考えると、日本は「財政危機」とはほど遠く、財務省は財政危機を「偽装」している。

特別会計収支は毎年大幅黒字
積立金と繰越金に分散
 ――特別会計に隠されている金融資産の姿を明らかにしてほしい。
 特別会計は全部で21あるが、主なものは財政投融資特別会計と外国為替特別会計の二つだ。前者では財投債と借入金で集めた185兆円を政府系金融機関を通して、外国政府や地方自治体、企業・個人にまた貸ししている。外為特会でも財務省が国民に対して110兆円にものぼる政府短期証券を発行して円資金を調達し、これでドル買い介入を行って購入したドルで米国債を買い、日本の大手銀行にドル建てで預金している。こうした内外投融資活動で、特別会計は305兆円の金融資産を保有しており、毎年10兆円を超える利ざやを稼いでいる。特別会計は巨大な国立投資銀行として自己完結しており、同会計の債務295兆円の最終借り入れ人は、米国など外国政府や地方自治体、企業・個人であり、国民が負担すべき債務ではない。

 ――特別会計には年金などの国民の金融資産も積み立てられている。
 厚生年金などの社会保険の収支を計上する社会保障基金の純資産は208兆円ある。これは、内閣府が発行している「国民経済計算年報」に資産として計上されており、国民の金融資産だ。1998年のアジア通貨危機の際に、マレーシアのマハティール首相は社会保障基金を担保にして新規国債を発行、景気振興策を発動して経済再建に成功し、国際通貨基金(IMF)から高く評価された。わが国では80兆円の国債を購入しているが、民間投資を引き出すための政府投資を行うための担保として、有効活用すべきだ。

 ――一般会計、特別会計合わせたわが国の総予算の状況はどうなっているか。
 2007年度は一般会計の歳出81・8兆円のうち33・9兆円(全体の41%)は教育・防衛・公共事業・その関連経費支出などで同会計から直接支出されたが、残りの47・9兆円(59%)は特別会計に移され、複雑な会計処理が行われている。驚くべきことに、一般会計からの繰り入れ後の特別会計の剰余金は42・6兆円の黒字だった。財務省は余った剰余金を一般会計に戻さずに、特別会計の内部に留保して次年度の繰越金と積立金に回している。これが、「霞ヶ関埋蔵金」の正体だ。もし、特会の剰余金を一般会計に戻しておけば、同年度の25・4兆円の国債発行は必要なかったし、17・2兆円が税外収入となっていたので、一般会計は黒字になっていた。09年度も特会の剰余金は15・9兆円あり、一般会計に戻しておけば、同年度の財政赤字は半減していたはずだ。

 ――特別会計の歳入の原資は国民の貴重な預貯金だ。財務省はこれを使って投資銀行まがいのことを行っておきながら、その利益は埋蔵金として隠し持っていて、財政危機を煽り、消費税増税路線に走ろうとしている。本物のトータルな財政構造改革が必要ではないか。

 段階的に特別会計を抜本改革していく必要がある。第一段階は、財政投融資特別会計が存続している場合の改革の処方箋で、―毎年度の剰余金をすべて翌年度の一般会計に移す―積立金の積み増しは廃止する−ことが必要だ。そうすれば、剰余金がすべて一般会計に戻され、(景気対策のための)財源になる。

 ――特別会計の第2段階の改革は。
 財政投融資特別会計は廃止し、政府系金融機関(日本政策投資銀行や国際協力銀行、沖縄振興開発公庫など)の発行する政府保証債や地方自治体が発行する地方債はすべて、市場で直接発行して調達する方式に変更すればよい。そうすれば、政府が発行している財投債と借入金の2つの項目がなくなり、政府債務の二重記帳が解消する。埋蔵金などの不明朗な資金の存在もなくなる。なお、財特会計は廃止しても政府系金融機関の存在意義は薄れるものではない。新エネルギー開発や海底資源の掘削、大型社会的共通資本整備など民間金融機関が対応できない領域への投融資活動を行い、21世紀型の産業構造の構築に役立てれば良い。官だ民だという時代ではなく、「官民ベストミックス」の投融資活動を思い切って展開していくべきだ。
※上記は、一寸古い、菊池英博経済学者の論説であるが、いまだに続いているデフレ不況下の財政政策として当てはまるものであるので、引用掲載する。

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◎日本は財政危機ではなく、「政策危機」である、増税は税収激減し日本が破滅する◎

1.菊池英博氏は“経世済民のエコノミスト”

● “経世済民のエコノミスト”


菊池英博氏は、銀行マンとしての豊富な実務経験を持つ学者である。銀行マン時代は、旧東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)で国際投融資、銀行経営の実務に長年従事した。退職後、平成7年(1995)に文京女子大学(現文京学院大学)の教授となり、国際金融、及び日本経済の専門家として、積極的に政策提言をしてきた。
 経済という言葉は、「経世済民」という言葉から来ている。経世済民とは、「世の中を治め、人民の苦しみを救うこと」を意味する。私は、経済という言葉の由来から言って、菊池英博氏はまさに「経世済民」の経済学者だと思う。“経世済民のエコノミスト”と氏を呼ぶ所以である。
 橋本構造改革の結果、平成10年(1998)に金融危機が発生した。この時、菊池氏は、経営責任と株主責任の計画化を前提として、大手銀行に公的資金を注入することを提案し、それが法制化された。
 わが国の財政に関する菊池氏の主張のポイントは、日本の財政は純債務でみなければ的確に把握できないという点にある。菊池氏は平成13年(2001)2月27日の衆議院予算委員会、及び3月15日の参議院予算委員会公聴会で、「日本の財政は純債務でみるべきであり、財政支出余力は十分ある。日本は積極財政をとらないと、財政赤字は拡大し、政府債務は増加するばかりだ」と公述した。また14年(2002)2月27日の衆議院予算委員会公聴会でも、「緊縮財政(とくに投資関連予算の削減)を継続する限り、デフレは一段と進み、財政赤字は拡大するばかりだ」と主張した。

デフレは、簡単に言うと、継続的に物価が下落することである。デフレーションはもともと「収縮する」という意味であり、デフレは物価が下落しながら、景気が悪化し続け、経済が収縮していく現象である。

 菊池氏は、平成13年(2001)4月小泉内閣の成立後、「小泉経済政策では財政赤字が拡大し、日本は行き詰まるであろう」と言い続けた。「その後の推移をみると、結果は私の見解どおりであり、2001年度からの小泉財政政策は政府債務を増加させるだけで、あらゆる面で行き詰まり、その結果、大増税に追い込まれている」と菊池氏は述べている。
 ここに言う「大増税」こそ、消費増税である。本年(平成22年、2010年)2月24日、菊池氏は衆議院予算委員会公聴会で、「あくまで経済成長、全体を引き上げるような、消費税抜きでの税収増を考えるべきだ」と主張している。その前年7月、菊池氏は、大増税をすることなく、日本を復活させるための5ヵ年計画を発表した。積極財政路線による具体的な提案であり、大いに注目すべきものである。私は、別稿で書く予定である丹羽春喜氏の政府貨幣特権の発動による「救国の秘策」とともに、国民が広く知るべき重要な提言だと思っている。

●日本は財政危機ではなく、「政策危機」である

 菊池氏は、平成17年(2005)12月に、『増税が日本を破壊する』(ダイヤモンド社、以下『増税』)という著書を出版した。本書で菊池氏は、次のように言う。
 「日本は財政危機ではない。『政策危機』だ。政策を間違えて緊縮財政(投資関連支出の削減)を6年も継続しているから、税収が激減し、政府債務が増加してしまったのだ」「緊縮財政を継続し、ここで大増税を実行すれば、間違いなく、日本は財政危機に陥る」「その上、債権国である日本が、債権額が減少し債務国に転落すれば、財政危機どころではなく、国家の危機である。そうなれば日本国の破滅である」と。
 そして、菊池氏は訴える。
 「『未来にすくむな、日本国民!』 幸いなことに日本にはわれわれの預貯金がある。知恵と勇気を出して、そのカネをわれわれ国民のために使わせるように行動すべきなのだ。政府が政策を転換して自分のために自分のカネを使う政策をとれば、不況や失業、デフレや高齢化・少子化問題は吹き飛んでしまう。次々と危機を唱えるよりも、行動することだ。われわれの伝統ある日本を取り戻すために、まず増税をやめさせることから始めようではないか」と。
 残念ながら、菊池氏の批判と提言は国政に生かされることなく、日本経済は停滞を続けてきた。しかもその上に、アメリカに端を発したサブプライム・ローン問題、リーマン・ショックによって世界的な経済危機が起こった。グリーンスパン元FRB議長は「100年に1度の大津波」と表現した。わが国も大津波に襲われた。この経済危機の中で、菊池氏は平成21年(2009)7月、『消費税は0%にできる』(ダイヤモンド社、以下『0%』)を出版した。
 本書で菊池氏は、次のように言う。
 「現状を打開する政策が取られなければ、日本は間違いなく『20年デフレ』『国民所得半減』に向かって一段と深刻になるであろう。まさに債務国への転落である。こうした事態をどのようにして阻止するか。幸いなことに、日本は世界一の金持ち国家で、300兆円のおカネを海外に貸し出しており、日本には財源はいくらでもある。『われわれ国民のおカネをいかにして日本のために使うか』が焦点である。そうすれば、消費税の引き上げなしで、医療も年金も賄うことが可能である」と。
 菊池氏は、本書で「日本復活5ヵ年計画」を発表した。その内容は、本稿の最後に掲載する。まずは、菊池氏の理論と主張を概観しよう。
※上記は、菊池氏の論説を掲載されている。オピニオン・経済・社会ブログよりの「転載」
多少古い論説ではあるが、現在の状況下でも丁度当てはまるものであり、今政治が増税ありき一色に、警鐘をもたらすべき論説である。大いに参考になるものである。
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◎日本は財政危機ではなく、「政策危機」である、増税は税収激減し日本が破滅する◎

1.菊池英博氏は“経世済民のエコノミスト”

● “経世済民のエコノミスト”


菊池英博氏は、銀行マンとしての豊富な実務経験を持つ学者である。銀行マン時代は、旧東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)で国際投融資、銀行経営の実務に長年従事した。退職後、平成7年(1995)に文京女子大学(現文京学院大学)の教授となり、国際金融、及び日本経済の専門家として、積極的に政策提言をしてきた。
 経済という言葉は、「経世済民」という言葉から来ている。経世済民とは、「世の中を治め、人民の苦しみを救うこと」を意味する。私は、経済という言葉の由来から言って、菊池英博氏はまさに「経世済民」の経済学者だと思う。“経世済民のエコノミスト”と氏を呼ぶ所以である。
 橋本構造改革の結果、平成10年(1998)に金融危機が発生した。この時、菊池氏は、経営責任と株主責任の計画化を前提として、大手銀行に公的資金を注入することを提案し、それが法制化された。
 わが国の財政に関する菊池氏の主張のポイントは、日本の財政は純債務でみなければ的確に把握できないという点にある。菊池氏は平成13年(2001)2月27日の衆議院予算委員会、及び3月15日の参議院予算委員会公聴会で、「日本の財政は純債務でみるべきであり、財政支出余力は十分ある。日本は積極財政をとらないと、財政赤字は拡大し、政府債務は増加するばかりだ」と公述した。また14年(2002)2月27日の衆議院予算委員会公聴会でも、「緊縮財政(とくに投資関連予算の削減)を継続する限り、デフレは一段と進み、財政赤字は拡大するばかりだ」と主張した。

デフレは、簡単に言うと、継続的に物価が下落することである。デフレーションはもともと「収縮する」という意味であり、デフレは物価が下落しながら、景気が悪化し続け、経済が収縮していく現象である。

 菊池氏は、平成13年(2001)4月小泉内閣の成立後、「小泉経済政策では財政赤字が拡大し、日本は行き詰まるであろう」と言い続けた。「その後の推移をみると、結果は私の見解どおりであり、2001年度からの小泉財政政策は政府債務を増加させるだけで、あらゆる面で行き詰まり、その結果、大増税に追い込まれている」と菊池氏は述べている。
 ここに言う「大増税」こそ、消費増税である。本年(平成22年、2010年)2月24日、菊池氏は衆議院予算委員会公聴会で、「あくまで経済成長、全体を引き上げるような、消費税抜きでの税収増を考えるべきだ」と主張している。その前年7月、菊池氏は、大増税をすることなく、日本を復活させるための5ヵ年計画を発表した。積極財政路線による具体的な提案であり、大いに注目すべきものである。私は、別稿で書く予定である丹羽春喜氏の政府貨幣特権の発動による「救国の秘策」とともに、国民が広く知るべき重要な提言だと思っている。

●日本は財政危機ではなく、「政策危機」である

 菊池氏は、平成17年(2005)12月に、『増税が日本を破壊する』(ダイヤモンド社、以下『増税』)という著書を出版した。本書で菊池氏は、次のように言う。
 「日本は財政危機ではない。『政策危機』だ。政策を間違えて緊縮財政(投資関連支出の削減)を6年も継続しているから、税収が激減し、政府債務が増加してしまったのだ」「緊縮財政を継続し、ここで大増税を実行すれば、間違いなく、日本は財政危機に陥る」「その上、債権国である日本が、債権額が減少し債務国に転落すれば、財政危機どころではなく、国家の危機である。そうなれば日本国の破滅である」と。
 そして、菊池氏は訴える。
 「『未来にすくむな、日本国民!』 幸いなことに日本にはわれわれの預貯金がある。知恵と勇気を出して、そのカネをわれわれ国民のために使わせるように行動すべきなのだ。政府が政策を転換して自分のために自分のカネを使う政策をとれば、不況や失業、デフレや高齢化・少子化問題は吹き飛んでしまう。次々と危機を唱えるよりも、行動することだ。われわれの伝統ある日本を取り戻すために、まず増税をやめさせることから始めようではないか」と。
 残念ながら、菊池氏の批判と提言は国政に生かされることなく、日本経済は停滞を続けてきた。しかもその上に、アメリカに端を発したサブプライム・ローン問題、リーマン・ショックによって世界的な経済危機が起こった。グリーンスパン元FRB議長は「100年に1度の大津波」と表現した。わが国も大津波に襲われた。この経済危機の中で、菊池氏は平成21年(2009)7月、『消費税は0%にできる』(ダイヤモンド社、以下『0%』)を出版した。
 本書で菊池氏は、次のように言う。
 「現状を打開する政策が取られなければ、日本は間違いなく『20年デフレ』『国民所得半減』に向かって一段と深刻になるであろう。まさに債務国への転落である。こうした事態をどのようにして阻止するか。幸いなことに、日本は世界一の金持ち国家で、300兆円のおカネを海外に貸し出しており、日本には財源はいくらでもある。『われわれ国民のおカネをいかにして日本のために使うか』が焦点である。そうすれば、消費税の引き上げなしで、医療も年金も賄うことが可能である」と。
 菊池氏は、本書で「日本復活5ヵ年計画」を発表した。その内容は、本稿の最後に掲載する。まずは、菊池氏の理論と主張を概観しよう。
※上記は、菊池氏の論説を掲載されている。オピニオン・経済・社会ブログよりの「転載」
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菊池英博氏は、銀行マンとしての豊富な実務経験を持つ学者である。銀行マン時代は、旧東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)で国際投融資、銀行経営の実務に長年従事した。退職後、平成7年(1995)に文京女子大学(現文京学院大学)の教授となり、国際金融、及び日本経済の専門家として、積極的に政策提言をしてきた。
 経済という言葉は、「経世済民」という言葉から来ている。経世済民とは、「世の中を治め、人民の苦しみを救うこと」を意味する。私は、経済という言葉の由来から言って、菊池英博氏はまさに「経世済民」の経済学者だと思う。“経世済民のエコノミスト”と氏を呼ぶ所以である。
 橋本構造改革の結果、平成10年(1998)に金融危機が発生した。この時、菊池氏は、経営責任と株主責任の計画化を前提として、大手銀行に公的資金を注入することを提案し、それが法制化された。
 わが国の財政に関する菊池氏の主張のポイントは、日本の財政は純債務でみなければ的確に把握できないという点にある。菊池氏は平成13年(2001)2月27日の衆議院予算委員会、及び3月15日の参議院予算委員会公聴会で、「日本の財政は純債務でみるべきであり、財政支出余力は十分ある。日本は積極財政をとらないと、財政赤字は拡大し、政府債務は増加するばかりだ」と公述した。また14年(2002)2月27日の衆議院予算委員会公聴会でも、「緊縮財政(とくに投資関連予算の削減)を継続する限り、デフレは一段と進み、財政赤字は拡大するばかりだ」と主張した。

デフレは、簡単に言うと、継続的に物価が下落することである。デフレーションはもともと「収縮する」という意味であり、デフレは物価が下落しながら、景気が悪化し続け、経済が収縮していく現象である。

 菊池氏は、平成13年(2001)4月小泉内閣の成立後、「小泉経済政策では財政赤字が拡大し、日本は行き詰まるであろう」と言い続けた。「その後の推移をみると、結果は私の見解どおりであり、2001年度からの小泉財政政策は政府債務を増加させるだけで、あらゆる面で行き詰まり、その結果、大増税に追い込まれている」と菊池氏は述べている。
 ここに言う「大増税」こそ、消費増税である。本年(平成22年、2010年)2月24日、菊池氏は衆議院予算委員会公聴会で、「あくまで経済成長、全体を引き上げるような、消費税抜きでの税収増を考えるべきだ」と主張している。その前年7月、菊池氏は、大増税をすることなく、日本を復活させるための5ヵ年計画を発表した。積極財政路線による具体的な提案であり、大いに注目すべきものである。私は、別稿で書く予定である丹羽春喜氏の政府貨幣特権の発動による「救国の秘策」とともに、国民が広く知るべき重要な提言だと思っている。

●日本は財政危機ではなく、「政策危機」である

 菊池氏は、平成17年(2005)12月に、『増税が日本を破壊する』(ダイヤモンド社、以下『増税』)という著書を出版した。本書で菊池氏は、次のように言う。
 「日本は財政危機ではない。『政策危機』だ。政策を間違えて緊縮財政(投資関連支出の削減)を6年も継続しているから、税収が激減し、政府債務が増加してしまったのだ」「緊縮財政を継続し、ここで大増税を実行すれば、間違いなく、日本は財政危機に陥る」「その上、債権国である日本が、債権額が減少し債務国に転落すれば、財政危機どころではなく、国家の危機である。そうなれば日本国の破滅である」と。
 そして、菊池氏は訴える。
 「『未来にすくむな、日本国民!』 幸いなことに日本にはわれわれの預貯金がある。知恵と勇気を出して、そのカネをわれわれ国民のために使わせるように行動すべきなのだ。政府が政策を転換して自分のために自分のカネを使う政策をとれば、不況や失業、デフレや高齢化・少子化問題は吹き飛んでしまう。次々と危機を唱えるよりも、行動することだ。われわれの伝統ある日本を取り戻すために、まず増税をやめさせることから始めようではないか」と。
 残念ながら、菊池氏の批判と提言は国政に生かされることなく、日本経済は停滞を続けてきた。しかもその上に、アメリカに端を発したサブプライム・ローン問題、リーマン・ショックによって世界的な経済危機が起こった。グリーンスパン元FRB議長は「100年に1度の大津波」と表現した。わが国も大津波に襲われた。この経済危機の中で、菊池氏は平成21年(2009)7月、『消費税は0%にできる』(ダイヤモンド社、以下『0%』)を出版した。
 本書で菊池氏は、次のように言う。
 「現状を打開する政策が取られなければ、日本は間違いなく『20年デフレ』『国民所得半減』に向かって一段と深刻になるであろう。まさに債務国への転落である。こうした事態をどのようにして阻止するか。幸いなことに、日本は世界一の金持ち国家で、300兆円のおカネを海外に貸し出しており、日本には財源はいくらでもある。『われわれ国民のおカネをいかにして日本のために使うか』が焦点である。そうすれば、消費税の引き上げなしで、医療も年金も賄うことが可能である」と。
 菊池氏は、本書で「日本復活5ヵ年計画」を発表した。その内容は、本稿の最後に掲載する。まずは、菊池氏の理論と主張を概観しよう。
※上記は、菊池氏の論説を掲載されている。オピニオン・経済・社会ブログよりの「転載」
多少古い論説ではあるが、現在の状況下でも丁度当てはまるものであり、今政治が増税ありき一色に、警鐘をもたらすべき論説である。大いに参考になるものである。
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1.菊池英博氏は“経世済民のエコノミスト”

● “経世済民のエコノミスト”


菊池英博氏は、銀行マンとしての豊富な実務経験を持つ学者である。銀行マン時代は、旧東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)で国際投融資、銀行経営の実務に長年従事した。退職後、平成7年(1995)に文京女子大学(現文京学院大学)の教授となり、国際金融、及び日本経済の専門家として、積極的に政策提言をしてきた。
 経済という言葉は、「経世済民」という言葉から来ている。経世済民とは、「世の中を治め、人民の苦しみを救うこと」を意味する。私は、経済という言葉の由来から言って、菊池英博氏はまさに「経世済民」の経済学者だと思う。“経世済民のエコノミスト”と氏を呼ぶ所以である。
 橋本構造改革の結果、平成10年(1998)に金融危機が発生した。この時、菊池氏は、経営責任と株主責任の計画化を前提として、大手銀行に公的資金を注入することを提案し、それが法制化された。
 わが国の財政に関する菊池氏の主張のポイントは、日本の財政は純債務でみなければ的確に把握できないという点にある。菊池氏は平成13年(2001)2月27日の衆議院予算委員会、及び3月15日の参議院予算委員会公聴会で、「日本の財政は純債務でみるべきであり、財政支出余力は十分ある。日本は積極財政をとらないと、財政赤字は拡大し、政府債務は増加するばかりだ」と公述した。また14年(2002)2月27日の衆議院予算委員会公聴会でも、「緊縮財政(とくに投資関連予算の削減)を継続する限り、デフレは一段と進み、財政赤字は拡大するばかりだ」と主張した。

デフレは、簡単に言うと、継続的に物価が下落することである。デフレーションはもともと「収縮する」という意味であり、デフレは物価が下落しながら、景気が悪化し続け、経済が収縮していく現象である。

 菊池氏は、平成13年(2001)4月小泉内閣の成立後、「小泉経済政策では財政赤字が拡大し、日本は行き詰まるであろう」と言い続けた。「その後の推移をみると、結果は私の見解どおりであり、2001年度からの小泉財政政策は政府債務を増加させるだけで、あらゆる面で行き詰まり、その結果、大増税に追い込まれている」と菊池氏は述べている。
 ここに言う「大増税」こそ、消費増税である。本年(平成22年、2010年)2月24日、菊池氏は衆議院予算委員会公聴会で、「あくまで経済成長、全体を引き上げるような、消費税抜きでの税収増を考えるべきだ」と主張している。その前年7月、菊池氏は、大増税をすることなく、日本を復活させるための5ヵ年計画を発表した。積極財政路線による具体的な提案であり、大いに注目すべきものである。私は、別稿で書く予定である丹羽春喜氏の政府貨幣特権の発動による「救国の秘策」とともに、国民が広く知るべき重要な提言だと思っている。

●日本は財政危機ではなく、「政策危機」である

 菊池氏は、平成17年(2005)12月に、『増税が日本を破壊する』(ダイヤモンド社、以下『増税』)という著書を出版した。本書で菊池氏は、次のように言う。
 「日本は財政危機ではない。『政策危機』だ。政策を間違えて緊縮財政(投資関連支出の削減)を6年も継続しているから、税収が激減し、政府債務が増加してしまったのだ」「緊縮財政を継続し、ここで大増税を実行すれば、間違いなく、日本は財政危機に陥る」「その上、債権国である日本が、債権額が減少し債務国に転落すれば、財政危機どころではなく、国家の危機である。そうなれば日本国の破滅である」と。
 そして、菊池氏は訴える。
 「『未来にすくむな、日本国民!』 幸いなことに日本にはわれわれの預貯金がある。知恵と勇気を出して、そのカネをわれわれ国民のために使わせるように行動すべきなのだ。政府が政策を転換して自分のために自分のカネを使う政策をとれば、不況や失業、デフレや高齢化・少子化問題は吹き飛んでしまう。次々と危機を唱えるよりも、行動することだ。われわれの伝統ある日本を取り戻すために、まず増税をやめさせることから始めようではないか」と。
 残念ながら、菊池氏の批判と提言は国政に生かされることなく、日本経済は停滞を続けてきた。しかもその上に、アメリカに端を発したサブプライム・ローン問題、リーマン・ショックによって世界的な経済危機が起こった。グリーンスパン元FRB議長は「100年に1度の大津波」と表現した。わが国も大津波に襲われた。この経済危機の中で、菊池氏は平成21年(2009)7月、『消費税は0%にできる』(ダイヤモンド社、以下『0%』)を出版した。
 本書で菊池氏は、次のように言う。
 「現状を打開する政策が取られなければ、日本は間違いなく『20年デフレ』『国民所得半減』に向かって一段と深刻になるであろう。まさに債務国への転落である。こうした事態をどのようにして阻止するか。幸いなことに、日本は世界一の金持ち国家で、300兆円のおカネを海外に貸し出しており、日本には財源はいくらでもある。『われわれ国民のおカネをいかにして日本のために使うか』が焦点である。そうすれば、消費税の引き上げなしで、医療も年金も賄うことが可能である」と。
 菊池氏は、本書で「日本復活5ヵ年計画」を発表した。その内容は、本稿の最後に掲載する。まずは、菊池氏の理論と主張を概観しよう。
※上記は、菊池氏の論説を掲載されている。オピニオン・経済・社会ブログよりの「転載」
多少古い論説ではあるが、現在の状況下でも丁度当てはまるものであり、今政治が増税ありき一色に、警鐘をもたらすべき論説である。大いに参考になるものである。
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転載元 転載元: ぐう、ちゃんの一言!!

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