同じような文章が並んでいるのは、ツイートをまとめたものだからなのだろ
うか。書いてあることを要約すると、要するに、「常識」による判断に従えと
主張しているように見える。
これはまた、ずいぶん陳腐な結論というか主張である。
「常識」というものほどあいまい、あやふやなものはない。
ある国のある人にとっての常識が、別の国の別の人の常識とかけ離れている
ことはいくらでもある。同じ国においても、ある人の常識と別の人の常識がか
け離れていることなど、いくらでもある。「常識」が好きな人もいれば、嫌い
な人もいる。
そもそも人は自由な存在である。天賦人権説を持ち出すまでもなく、思想お
よび行動の自由は、不可侵の人権の一部をなしている。
日本国憲法には次の条文がある。
第97条 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自
由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在
及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたもの
である
ある行為を人に強制しようとするとき、そのひとが、その行為を強制されな
いことは憲法が保障する基本的人権の一部であると思えば、容易には強制され
ないであろう。そのような、本質的な問題が存在するからこそ、このような問
題が訴訟案件にもされるのだ。
人間が学ぶべき価値のひとつに、「多様性の受容」ということがある。
金子みすずの詩「私と小鳥とすずと」を紹介したい。
わたしと小鳥とすずと
わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。
多様性を認めること。そして違いを乗り越えて手を結ぶこと。それが共生の
哲学、共存の哲学である。
勉強ができる子、勉強はできないが皆を笑わす力のある子、目立つことは何
もできないが心の優しい子、絵の上手な子、歌が大好きな子、落ちこぼれてい
る子。
これらの子供たち全体によって、子どもたちの社会が構成されている。弱い
者いじめをする子がいれば、弱い者の側に立って立ち向かう子もいるだろう。
皆が共生してゆくためには、どうしたらよいのかを教えるのが、本当の教育で
はないのか。
テストの点数だけで人間を分類する発想が、人の世の調和を破壊するのだ。
マスメディアは、「みんなの党」と「大阪維新」に対して、巨大な資本を投
入して支援している。マスメディアの報道を通常の広告費に換算すれば、兆の
単位に達することだろう。
このことは、日本の支配者が、日本支配を維持するために、これらの政治勢
力の伸長を図っていることに他ならない。
この企みに乗せられては、敵の思うつぼである。
つまり、
1.対米隷属でない自主独立の基本方針
2.市場原理主義を排し、共生・共存の哲学の基本方針
3.官僚利権根絶の基本方針
を柱とする、真の主権者国民政党、市民政党を立ち上げねばならないのである。
既存の政治勢力のなかで、この基本方針に賛同する勢力が存在するなら、そ
れを基軸に据えてもよいだろう。そのような存在がないなら、新規に立ち上げ
る必要がある。
既得権益は、マスメディアの誘導によって、国民の脳は、どのようにでも誘
導できると高を括っているはずだ。
それを、現実の行動で否定してゆかなくてはならない。
まずは、大阪維新の会の本質を、口コミベースで、広く情報拡散することか
ら始めなければならないと思う。
お知らせです!
1月28日に配信しご好評いただいた【天木×植草リアルタイム時事対談】の第2
回生中継配信が決まりました。
第2回となる今回は、「日本はどこまで米国に支配されているのか」をテーマに、
小沢裁判とこの国の警察・検察・司法の闇、対米隷属を続けるこの国の政治・
政策運営などの問題についてとことん議論します。
配信日時:2012年2月25日(土曜日) 19時00分放送開始予定
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