ドゥバイヨル(DEBAILLEUL)のチョコレート
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この季節、どちらのお店にもいつもは目にしない、ちょっと珍しいチョコレートがたくさん売り出されますね。 今年、お店をぷらっと見ていて目にとまったのは、ドゥバイヨル(DEBAILLEUL)のチョコレートでした。 ENROBEZ-MOI!(アンローベ モア!)は、フランス語で「私を包んで!」を意味するネーミングのとおり、ヨーロッパに古くから伝わるアンティークの布地の柄をモチーフにしたデザインのシリーズで、ショコラを包む、トラディショナルでやわらかな中にも愛らしさの溢れるパッケージには、「あなたの甘い優しさで私を包んで幸せにして」という女性達の想いがこめられているのだそうです。 今年の、情熱の赤を基調にデザインされた“レッド コレクション”は4種類あって、こちらのパッケージには「Taffetas(タフタ)」というお名前がついています。 肝心の中身は… 4粒入りです。 右下の黒い模様入りのチョコレートは、“SURPRISE”(シュルプリーズ)というお名前で、ペッパーのアーモンドプラリネ入りのビターチョコレートでした。 オトナの味わいで、私は夫の淹れてくれた珈琲と一緒にいただいたのですが、こちらだけは、ワインが合いそうなチョコレートでした。 こちらのチョコレートの作者、ベルギー・ブリュッセルにアトリエを構えるマルク・ドゥバイヨル氏は、MOF(フランス最優秀職人=国家認定資格)のタイトルを持ち、数々の世界的なコンクールで賞を獲得するなど、輝かしい経歴を誇る世界屈指のパティシエなのだそうです。 マルク・ドゥバイヨル氏が獲得している 『MOF』(Meilleurs Ouvriers de France)とは、「フランス最優秀職人」を意味するフランスの国家認定資格のことだそうです。 国家認定資格とは言っても、MOFは単なる資格の一種ではなく、「きわめて優秀な職能者だけに与えられるディプロム(肩書き、タイトル)」と言う表現が一番近いと言われているのだそうです。 フランスの職業制度は、様々な機会を通してディプロムを獲得していき、それによってキャリア アップを図る、と言うものですが、多種多様なディプロムの中で最も権威が高く、従って最も取得が難しいのがMOFだとのことなので、いかに素晴らしいショコラティエなのかを窺い知ることができますね。 こちらは「Ottoman(オットマン)」というお名前です。 華やかなお花柄に、キリリと黒のおリボンが、映えますネ! このような上品で華やかなパッケージはいずれも、ヨーロッパに古くから伝わるオールド クロス(アンティークの布地)をベースに、ドゥバイヨルがオリジナルの美しいデザインに仕上げているのだそうです。 こちらは5粒入り。 右上の、ちょっとマックロに映ってしまったチョコが、“LEMON BLUSH”(レモンブラッシュ)といって、レモンゼスト(皮)を加えたアーモンドとへーゼルナッツのプラリネ入りビターチョコレートで、個人的にはこちらがとても好みでした。 ドゥバイヨル氏は、La saveur de l'Authenticite(本物の味わい)を追求し、「よい素材がなければ最上のできあがりはない」との哲学から、素材選びには大変なこだわりを持っておられるのだそうです。 自ら素材の生産者を訪ね歩き、最良の素材を集めることも、そのクリエイティビティーの重要な一部なのだとか。 小麦粉、卵、バターはもとより、旬のフルーツのみを使用するなど素材に徹底的にこだわる姿勢と、数々のコンクールで審査員を務めて得た貴重な経験を生かし、卓越した職人技術により作りだされるチョコレートやオリジナル デザートは、それゆえに芸術と呼ぶにふさわしい味わいになるのですね。 こちらは、去年求めたものですが、確かお名前を“カリコ”といって、やはりバッケージの素敵さにノックアウトされたものです。 中の包み紙までが箱と同じ薔薇柄で、ビターチョコの中に、細かく砕いたヘーゼルナッツのヌガークランチがちりばめられていて、カリカリとクリスピーな食感とビターチョコレートのスッキリした味わいが、心地良いのです。 ドゥバイヨルのチョコレートは、中身の“作品”をいただいてしまったあとのお箱も一つの“作品”として、美味しかったチョコレートの余韻と共に、ウットリ眺めたい気分です♪
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