古着
スカジャンならぬスカシャツについてスカシャツについて スカジャンの歴史や語源の解説はたくさんあると思うので今日はスカシャツについて 書いてみたいと思います。 今日お話しするのは特にこのタイプのスカシャツについてです。他に西陣織の切り返し に斜めにジップがついたかぶりタイプやポケットが下に付きセンタージッパータイプの ものがあります。まれにリバーシブルのものも存在します。 私が思うにスカシャツとは比較的初期の戦後直後に出回っていた刺繍シャツで、ベース ボールタイプの俗に言うスカジャンの登場と引き替えに徐々に廃れていったのではないか と思っています。 スカシャツの形は米軍のアイゼンハワージャケット(Ike jacket=陸軍の制服)をモチーフ にしており、推測ですが戦後の日本人が米兵にお土産として刺繍ジャケットを依頼された 際に形の参考としたのが米兵の着ていたアイゼンハワージャケットだったのではないで しょうか? この形のものは同時期もしくはそれより前から中国でもお土産品として作られていた ようで、上海(SHANGHAI)1946などの文字が入った中国風龍の刺繍ウールジャケット などが現在でも市場で見受けられます。 スカシャツの多くは裏地の無い簡素なつくりですが、リブが無くフロント・袖はボタン 留めとなっている、マチのあるポケットが両胸にある辺りはアイゼンハワージャケット を忠実に模倣しています。 また、スカシャツには手刺し刺繍や独創的な絵柄のものが散見されることも、まだ型紙 を元にしたパターン化が行われる前の初期のものであることを思わせます。どんな絵柄が 米兵に受けるか試行錯誤していたのでしょうね。 このスカルは手刺し刺繍で施されており、型絵は下の画像の初期の富士に龍パターンの 富士山部分をアレンジしたものと思われ初期のスカルモチーフとして大変興味深い資料です。 |

