STY(UTMF)のレポ的には今回で完走。
A9(本栖湖スポーツセンター)〜鳴沢氷穴〜ゴールまでです。
今回は不思議な経験をしました。
エイド9を出てから鳴沢氷穴までの区間は、睡魔と疲労でフラフラになってしまった。
しかし、鳴沢氷穴を過ぎて、なぜかスイッチが入って、最後は絶好調で走れました。
いやあ最後に楽しく走れてヨカッタヨカッタ。
【途中経過】
エイド9〜鳴沢氷穴
スプリット:17:21:20 ラップ:3:14:23 通過順位:424位(427位からちょっとジャンプアップ)
鳴沢氷穴〜ゴール
スプリット:19:19:52 ラップ:1:58:32 順位:355位(出走:1011人 完走841人)
エイドに到着した時のボランティアの方々や応援の方々の『おかえりなさい』が嬉しかった。
今まで腰をおろして休憩していなかったので、ここでは腰をおろしてカレーを食うのだ。
『カレー待ち』の行列になってるかと思ったら、意外とスムーズにカレーにありつけた。
頂きます。
まず、コーラで喉を潤す。ふう。
次に。メインディッシュの、『鹿カレー』と『なめこ汁』。
この『鹿カレー』が旨かった!
ルーが、レトルト業務用じゃない(と思う)。
トマトの酸味とスパイシーさがたまらん。
お代わりしちゃいました。
さらに。
『チャーシューとろろ丼』まで食べちゃう。
食い過ぎか?
ごちそうさまでした〜。大満足。
腰をおろして喉をうるおし、お腹いっぱい食べられて、復活。
十分食べたけど、それでも休憩モードに入っている他の選手を尻目に、水を補給してそそくさとスタートです。
水は、ほとんどカラになっていて、山中での500ccの補給がなかったらと思うとぞっとしました。
来年は500ccの空ペットをあと1本、追加して持ってこよう。
A9を出てちょっと走ると、有名な青木ヶ原樹海に入ります。
深夜1時くらいに青木ヶ原樹海を走る訳です。
おそらく昼間に走ると自然の中を満喫して走れるのでしょうが。
まっくらなので。
しかも、意外と選手が前後に少ない。
走りだそうと思ったら。
『あれ、あれれれ〜。脚が重い。走れない。』
走れなくなってる。。
びっくりした。
気持ちが走ると言う風にスイッチが入らない。
テレテレ歩いていくとみんなが抜いていく。
徐々に睡魔も襲ってきた。
徐々に徐々に睡魔の攻撃が激しくなってくる。
フラフラになって、転びそうになりつつ惰性で歩く。
なんどかハっとしながら、なんとか樹海を抜ける。
そこから国道わきの歩道を延々とダラダラ登り。
いつまで続くんだ?
相変わらず、睡魔でフラフラで歩く。
ダラダラ登りなので歩けないのはその通りだけど、歩行速度さえ落ちてきた。
他の選手が抜いていく。
車道にはみ出さないようにだけを意識を保ってなんとか歩く。
『これは、寝ないとダメか?』
と、冷静に思うけど、『一度寝たら、タイムアウトになるかもしれない。走りだせないかもしれない』という不安が大きく、寝るという決断も出来ずに、フラフラになって夢遊病者のように歩く。
すると。
抜いていく方に、『辛いですね〜』と話しかけられて、ふと目が覚めた。
そのあと、歩行速度をちょっとペースを上げて、一緒に歩く。
その方は群馬の方で、いろいろと話をさせてもらった。
「群馬の『安政遠足 侍マラソン』に出たいんですよ〜」というと、
「あれは、面白いですよ」と、侍マラソンの仮装っぷりで盛り上がり。
でたいなあ。
そのあと、ロードレース(マラソン)の話になった。その方が
「大田原マラソン出たいんですよ」というので
「いやあ、大田原マラソン、制限時間が4時間ですから、ハードボイルドな雰囲気がタマランですよ」
と、そのネタでも盛り上がり。
最後は、なんと「赤城山ヒルクライム」ネタで盛り上がり。
その方は、去年の第一回に参加していたとのこと。
自分も出たいんですけど〜ね〜などと盛り上がりつつ。
そうこうしていると。
自分の歩行速度はあがってきた。
だけど、歩きなのにはかわりなし。
元気な方はダラダラ登りを走っていく。
その方には、なんだか付き合ってもらっていた感じだったので、先に走ってもらうことに。
ありがとうございました。
それで、なんとか目が覚めた。
感謝です。ふう。
ようやく、冷静にどれだけ歩けば鳴沢氷穴の給水ポイントに到着するか考え始めた。
まあ、タイマーも動かなくなってしまった今となっては、何時かも分からないんだけど。
そう思っていると。
スタッフの方が、『給水所はあと1kmですよ!』とのこと。
え。
マジっすか!
フラフラになりつつも、それだけ歩けたのか。
この時、スイッチが入りました。
鳴沢の給水所を越えれば、あとは残りは14km。
今まで走れなかったのがウソのようにカラダが動く。
ダラダラ登りも走れるようになった。
とうとう鳴沢の給水ポイントに到着。
ここでは給水だけだと思っていたら、炭酸入りのエナジードリンクがあったので、1本もらう。
雰囲気はレッドブルみたいな感じ?
その間の雑談で、
『このくらいだとゴールはどれくらいになりますかね?』と聞いてみると。
『7時前には着きますよ』とのこと。
ええええ〜。
嬉しい誤算。そもそも今の時間が何時かも分からなかった。
確かにまだ暗いし、ラスト14km。
まだ夜明け前。あと2時間くらいで到着できるとなると、7時前のゴールは走れれば確実か?
一気にやる気が出てきて、元気に走りだす。
今までのヘタレぶりはなんだったんだ?
なぜか足が軽くて、今まで走れなかったのがウソみたいに走れる。
登りも今までフラフラだったのが、しっかりと登れるようになった。
前走者のLEDが見える。
視界に入ってくる前走者を、面白いように抜ける。
なぜ、今自分がこんなに調子がいいのか分からない。
暗闇の中で前走者のLEDを目標にペースを上げる。
こんなに気持ち良く走れるのは、初めてかもしれないというくらい気持ちが良い。
テンションが上がる。カラダが軽い。
当然、70km走ってきた疲労はあるはず。
絶対的には疲れているから、それほどペースが上がっている訳ではない。でも、気持ち的には絶好調。
夜明けの中のトレイルをエッサホイサと走る。最高だ。
登りや稜線上のトレイル、河口湖に向かう下りなど、給水ポイントまでのヘタレっぷりが信じられないくらいのペースだ。
しかも、河口湖に降りる下り区間も、ほとんど走って下れた。
普段でも、自分だと走って下るのは難しいかなと思える斜度も、ホイホイと駆け降りることができた。
シンジラレナイ。
「どうなっているんだ俺のカラダ」と、自問自答しながら河口湖を目指す。
河口湖手前で、スタッフの方が『ラスト3km!』とのこと。
川口湖畔に出る。
そこからも視界に入る前走者を、全員抜く勢いで走る(走っていたつもり)。
しかし。
ラスト2kmあたりから、さすがに疲労感が。。
足が上がらなくなってきた。
そしたら、後ろからひとりの選手に抜かれた。
ついていくのは無理と分かる速度差があった。
『しまった。1人にも抜かれないでこの区間は走りました』と書きたかったけど、ひとりに抜かれちゃった。
そんな事を思いつつ、ラスト500mになっても3人くらい抜く。
そして、とうとうゴール。
ゴールでは、鏑木実行委員長が、ゴールした選手とひとりひとりと握手している。
自分も握手。
「ありがとうございました!」
「来年も出ます!」(って、言ってきた)
ほんと鏑木実行委員長はじめ、スタッフの皆さん、ボランティアの皆さんに感謝。
ゴールしてからしばらく座り込んで補給食を食べつつ放心状態。
よく走って(歩いて)きたなあ。
完走も危ないかと思ったけど、20時間を切ってゴールできるとは思っていなかった。
記録:19:19:52 順位:355位(出走:1011人 完走841人)
最後の鳴沢給水所からは、70人位順位を上げられました。
同じ順位でも、最後に調子が良いと、嬉しいねえ。
前半自重したり、渋滞で休めたりしたのが良い方向ででた。
満足感に浸りつつ、ウドンを食べる。なめこ汁はサービス。
うどん、野菜が多くて、肉の甘辛さと薬味の辛味が良い感じ。
実費でしたが、もう1杯食べたかったくらい。
ということで、STYのレポも完走。
ん〜。
まだ書き足りないな。いろいろあって。
レース以外のネタはまた書こうっと。
来年忘れちゃいそうだし。