歴史社会
【民主制と王政】(雑想)●アニメ「銀河英雄伝説」の一節に、
「腐った民主制と指導力のある王政、どっちがマシか」 というのがあります。 一口に民主制といっても、 議会の発言力がどのくらい強いかで、 それぞれの国の「民主度」は様々な様相を呈することになると思います。 ●民衆というものは、好き勝手に動き回りたいと願うもの。 しかし、それを際限なく認めてしまっては、 ある人が他人の幸福を奪うことも野放しにされ、 「最大多数の最大幸福」は実現しません。 だからといって、「シバリ」を強くしすぎれば、人々の生活は拘束され、 「身動き一つするのにも許可待ち」という地獄がやってくるでしょう。 ●さて、日本の看板は「立憲君主制…民主主義…資本主義」。 議会があって、内閣があって、首相がいて、天皇がいて、経済的発展を国家の目標としている。 日本国民は、幸福の尺度の一つである「金」を得ることを大きな目標とし、 そのための経済活動に極端な行き過ぎが起きないように、「法」によって適度なシバリを与えます。 ●天皇は、昔でこそ大きな統制力を持たなければ「日本」という国の形を維持できないので、 大きな権力を持っていましたが、現在の日本では国民も議会も行政も「そこそこ」 まじめにやってるので、「象徴」で済みます。 ●君主制には「長期的に一貫した政策を維持できる」というメリットがある反面、 「血縁による権力争い」というデメリットが付きまといます。 ●一方の民主制も、「民衆の意見を尊重できる」というメリットがある反面、 「政権交代が起こると国の方針が180°変わってしまう危険」というデメリットがあります。 【終身象徴大統領制】 流転ちゃんのアイディアは「終身象徴大統領制」です。 例えば、 『14歳以上の全国民が直接投票で選出した大統領(元首)が、死ぬまで国の総責任を持つ』 といった具合です。 そして、大統領(元首)の下には首相(副大統領)がいて、首相は議会の与党から選ばれます。 これなら、大統領の交代がよほど極端な変化でない限り、 国の方針は長期的に一貫し、 且つ、民意も可能な限り尊重されます。 ●「性善説」「性悪説」と言いますが、 流転ちゃんは『野獣内包説』を主張します。 人間とは、決して悪いものではないが、その肉体の奥深くには「野獣(鬼・餓鬼)」が潜んでいて、 「いつイタズラしてやろうか」とチャンスをうかがっているのです。 その「野獣」を、内外から上手く制御することで、個人は幸福を目指すことができ、 社会は発展に向かって協調することができるのです。 内からは「教養」と「理性」で、 外からは「法律」と「力」の組み合わせで制御します。 ●天皇も大統領も、首相も議員も、役人も民衆も、みな人間です。 体の奥に野獣を隠した人間です。 制限を受けずに野放しにしてよい人なんか、現実的には1人もいません。 人類全体が、「絶望」だけはせずに、「理想に近づく」ために 「それぞれの立場や能力で」努力を重ねることは可能だと思います。 |
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