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アドミラルティ造船所

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サンクトペテルブルク市にあるアドミラルティ造船所(Адмиралтейских Верфей)
公式サイトはこちら。
http://www.admship.ru/en/

1704年創業のロシアで最も古い造船所です。

会社名も頻繁に変わっており、ソ連邦成立以降だけでも、これだけ改名しています。

1926年:「A.マルチィ(А.Марти)名称記念レニングラード造船所」
1931年:「スドメフ(Судомех)造船所」
1937年:「第194造船所」及び「第196造船所」に分割
1957年:「アドミラルティ工廠」
1966年:「新アドミラルティ工廠」
1972年:「レニングラード・アドミラルティ造船会社」
1992年:「SEアドミラルティ造船所」
2001年:「FSUEアドミラルティ造船所」

641(フォックストロット)型潜水艦などを建造した「スドメフ造船所」は、アドミラルティ造船所の一部門だったのです。

アドミラルティから半独立状態となった「スドメフ(第196造船所)」は、主にディーゼル潜水艦を建造するようになりました。
一方の「アドミラルティ(第194造船所)」は、引き続き水上戦闘艦艇を建造し、1938年11月には
3万トン級の重巡洋艦(巡洋戦艦)「クロンシュタット」を起工しました。
(ただし、1940年10月に建造は中止され、未完成に終わった)

原子力潜水艦が実用化されると、「アドミラルティ」は攻撃型原潜の建造も手掛けるようになり、
ソ連原潜艦隊のワークホースとなった671(ヴィクター)型シリーズの攻撃原潜や
チタン製船体に液体金属冷却式原子炉が特徴の高速原潜705(アルファ)型などを建造しました。
原子力潜水艦以外にも、大型の各種特務艦船を建造しました。

一方の「スドメフ」は、引き続きディーゼル潜水艦を建造しておりました。
1960年代を中心に大量建造され、1984年にキューバへ引き渡された最終艦で建造を終えた
641型潜水艦が、「スドメフ」としての最後の仕事でした。

1980年代、「スドメフ」は「アドミラルティ」に再統合され、外国向けの877(キロ)型潜水艦を建造しました。

ソ連邦解体後、原子力潜水艦の建造は途絶え、軍用艦艇は、外国向けの877型潜水艦を建造するだけでした。
1990年代には、イランと中国が、新たな877型潜水艦のカスタマーになりました。

ロシア海軍向けの艦艇の建造は1990年代末に再開され、1997年、新設計の677型潜水艦「サンクトペテルブルク」が起工されました。同艦は既に完成しているようですが、まだ正式にロシア海軍には引き渡されていないようです。
続いて、2番艦、3番艦も建造中であり、ロシア海軍向けだけでも、9隻以上の建造が見込まれています。

アドミラルティは、この677型系列の「アムール」型を海外にも売り込んでおり、
インドネシアが購入の意向を示しました。
実現すれば、最初の海外売却になります。

877型シリーズは、改良型の636型が中国に輸出されておりますが、以前に877型2隻を購入した
アルジェリアが、636型に興味を示しているようです。

現在、アドミラルティ造船所は、7万トン級大型乾ドック2ヶ所(開放型)
100メートル級乾ドック2ヶ所(有蓋型)、120メートル級乾ドック5ヶ所(有蓋型)、
浮きドック「ルーガ」(6,000t)、「SPD-2M」(2,000t)から成る造船設備を有しております。

[写真の解説]
1枚目:造船所周辺(アドミラルチェイスキー区)
2枚目:造船所全景
3枚目:7万トン級大型乾ドック
4枚目:浮きドック「ルーガ」
5枚目:浮きドック「SPD-2M」
6枚目:641型潜水艦

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