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第二次大戦時、世界でも有数の潜水艦保有国だったソヴィエト連邦。
しかし、その数の割に、実戦ではイマイチでした。
以下は、大祖国戦争におけるソ連潜水艦の戦果です。
(カッコ内は撃沈した船舶数)
【D型潜水艦】
D-2「ナロドヴォレツ」:2隻
D-3「クラスノヴァルデーツ」:11隻
D-4「レヴォルツィオネル」:6隻
【L型潜水艦】
L-3「フルンゼネツ」:16隻
L-4「ガリバリディエツ」:4隻
L-6「カルボナリ」:4隻
【Shch型潜水艦】
Shch-301「シチューカ」:2隻
Scch-303「エルシュ」:9隻
Scch-304「コムソモーレッツ」:11隻
Scch-119「ベルーガ」:2隻
Scch-201「サザン」:8隻
Scch-202「セルト」:6隻
Scch-308「セムガ」:2隻
Scch-205「ネルパ」:3隻
Scch-207「カサツカ」:4隻
Scch-306「ピクシャ」:1隻
Scch-307「トレスカ」:11隻
Scch-310「ベルハー」:22隻
Scch-311「クムジャー」:5隻
Scch-211:1隻
【S型潜水艦】
S-1:1隻
S-4:9隻
S-7:9隻
S-9:3隻
S-11:1隻
S-12:9隻
S-13:19隻
S-31:8隻
S-33:9隻
S-34:1隻
S-51:7隻
S-54:1隻
S-56:13隻(ウラジオストクで記念艦)
S-101:16隻(この他、独潜U-639を撃沈)
S-102:4隻
S-14:3隻
S-15:3隻
S-103:3隻
S-104:3隻(この他、独特設駆潜艇「Uj-1209」を撃沈)
戦争全般を通じて267隻の潜水艦を保有していた割には
お世辞にも「大活躍」したとは言えませんね。
しかも、沈めたのは商船、輸送船ばかりで、空母とか戦艦とかは沈めていない。
ただ、267隻の潜水艦を保有したと言っても、一番多かったクラスは、水中排水量200〜350tの沿岸防御用小型潜水艦M型(100隻)ですが、これは基本的には自国基地近辺の哨戒用であり、航続距離が短かったので、ドイツみたいな陸軍国相手では、あんまり使い道が無かったんだね。
(自国近海までドイツ艦隊がやって来るわけじゃないし)
それに、太平洋艦隊に配備されていた潜水艦は「遊兵」になってしまったし・・・・
(一部はパナマ運河経由などで北方艦隊に転属したが)
いちばん多くの潜水艦が配備されていたのはバルト艦隊だが、
ドイツ軍の進撃により基地を失っていき、同艦隊の潜水艦はレニングラードに閉じ込められてしまった。
更に追い討ちを掛けるようにドイツは、フィンランドからバルト3国を横切る壮大な防潜網を築き上げた。
ソ連潜水艦は、この防潜網を突破しようとしたが、ことごとく失敗し、多くの艦が犠牲になった。
黒海艦隊も、ドイツ軍の進撃により次々と基地を失い、セヴァストーポリまで陥とされては、活動は低調と成らざるを得ない。
そもそも、潜水艦は、海軍国あるいは海洋国家を相手にした場合に有効な兵器と成り得るのであり、
ドイツのような陸軍国・大陸国相手じゃ、あんまり使い道無いのよね(^^;
ソ連潜水艦の活動が低調だった理由は、まず、この辺りに求めるべきでしょう。
バルト海の防潜網が無力化された1944年中期以降は、バルト艦隊潜水艦は
けっこう戦果を挙げているから、ソ連潜水艦は、決してへタレだったわけでは無いです。
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