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スタジオ・ジブリの作品に『耳をすませば』という作品があります。柊あおいさんの同名漫画を近藤喜文さんが監督しました。来週、金曜ロードショーで放送されます。この映画の舞台は、聖蹟桜ヶ丘など東京都多摩市や武蔵野市。以前、仕事で行ったことがありますが、モデルにしているだけあって、映画とそっくりの場所でした。
≪あらすじ≫
読書好きの中学3年の月島雫は、父の勤める図書館へよく通うが、自分の読む本を全て先に借りて読んでいる「天沢聖司」の名前に気がつく。その天沢聖司が同級生だと知るのに時間はかからなかったが、天沢聖司のことが何かと気になる雫。ある日、図書館への道で変な猫を見つけ、その猫を追いかける。猫は小さなアンティークショップ「地球屋」へ入ってゆき、雫は店で老人・西司朗と出会う。西老人は聖司の祖父で、彼は地下の工房でヴァイオリンを作っていた。聖司はヴァイオリン職人になるためにイタリアへ留学したいという夢を持っていた。確固たる目標を持っている聖司に比べて、何をするべきかが分からない雫。雫は自分の夢を求め、小説を書き始める。
この映画の中にヴァイオリン職人を目指す少年が出てきます。実は、この映画とは全く関係ありませんが、ヴァイオリン作りに一生を捧げた人を仕事で取り上げたことがあります。その人の名は、小沢僖久二(おざわ・きくじ)。夢を追い続けた僖久二の生き方は多くの人に感動を与え、「星空のバイオリン」という伝記やアニメ映画も作られました。
大正16年に農家の次男として生まれた僖久二は、音楽好きの教師が弾いてくれたヴァイオリンの音色に感動を覚え、「いつか、こんな素晴らしい音色を自分の手で生み出したい」と、農業を手伝いながら、独学でヴァイオリン作りを始めます。しかし、25歳の時、僖久二は召集を受け、志半ばで戦場へ。ところが、出兵先の満州で僖久二に運命の出会いが待っていました。
ロシアの宮廷音楽家の家族が亡命し、なんと、満州にいたのです。しかも、亡命したそのロシア人家族が持っていたのは、世界最高峰のヴァイオリン「ストラディバリウス」でした。僖久二はストラディバリウスの型と詳細なメモを取らせてもらい、肌身離さずメモを持ち歩き、終戦まで懸命に生き抜きました。そして、帰国した彼は、ストラディバリウスの型紙を頼りに、どんなに失敗を重ねてもヴァイオリン作りを続けるのです。
長い年月をかけて、ヴァイオリン職人としての腕を上げた僖久二は、「日本のストラディバリ」として、マスコミで紹介されるまでになりました。そんな矢先、年老いた僖久二は、脳梗塞で倒れます。一命を取り留めたものの、僖久二の手は思うように動かなくなりました。「もうヴァイオリンを作ることが出来ない―」。
僖久二のヴァイオリンに魅せられ、楽器を譲ってもらった一般の男性が、そんな僖久二のために、とんでもない行動に出ます。僖久二の夢は、「自分のヴァイオリンを、一流のプロ・ヴァイオリニストに弾いてもらう」こと。その夢を叶えるため、プロ・ヴァイオリニストの佐藤陽子さんの楽屋へ僖久二のヴァイオリンを持って訪れ、「弾いてもらえないですか」と頼んだのです。
事情を聞いた佐藤さんは戸惑いながらも、じっとこのヴァイオリンを見つめ続け、そして意を決したように僖久二のヴァイオリンを手にとり、演奏を始めました。ビデオでその様子を見た僖久二は、時折涙を浮かべ、そして時折笑顔を浮かべ、佐藤さんが引き続ける姿を見つめ続けました。
ヴァイオリン作りに生涯を捧げた小澤僖久二。その人生を取材を通じて知ることが出来、本当に幸せだと感じました。この仕事をしていて良かったと思えた瞬間です。
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この記事を読んでいたら、鳥肌が立ちました。素晴らし方がいらっしゃったんですね。信念をもって生きる方には、チャンスも訪れるんですね。そのチャンスを自分の物にできるか出来ないかも自分次第。人生、かくありたいものですね。久しぶりに素敵なお話を教えていただきました^^私もがんばらないと!
2008/2/13(水) 午後 11:23
生前、あまりテレビなどで紹介されてた人じゃないので、知らない人も多いと思います。こういった方の人生を知ることが出来たのは、ボクにとっても非常に大きな財産です。佐藤陽子さんや佐藤さんにヴァイオリンを持って行った方に実際に会うことが出来たことも素晴らしい体験になりました。仕事なのに涙が本気で出ました。ヴァイオリンは100年〜200年経たないと、本当の良さは評価出来ないそうです。それでも、僖久二のヴァイオリンは様々な思いが詰まっており、素晴らしい音色を奏でます。
2008/2/14(木) 午後 0:35 [ s5872stf ]
耳をすませば、いつ見ても癒されます。
2008/2/23(土) 午後 4:44 [ 五行歌 ]
「耳をすませば」、素敵な映画ですよね。劇場で弟や妹を連れて、劇場で見たので、その頃の思い出もボクの中で蘇ることも多いんですよ。
2008/2/24(日) 午後 11:19 [ s5872stf ]