自然と共に癒されて
大戦争を生き残った大根!先日、面白い記事が新聞に掲載されてました。
作家さんの趣味が畑づくりで文芸賞のお祝いにお母さんからツツジを送られ、それを自分で
庭に植えたのがきっかけらしい。
土いじりが楽しくなって色々苗を買ってきては畑に次々に植えていったそうです。
頭の中似合ったのは、絵本のような世界で・・・花々や野菜たちが所狭しと並んで輝く、素敵な
宝箱のような光景を想像していたのです。
結果は見るも恐ろしい大戦争となったのだ。
植物も争うことを初めて知り、びっくりしたよう。。。。己の領地を広げるため、他の植物が苦手
とする化学物質を放ったり、ツタを絡ませて倒し、日光を奪ったりしたのです。
先ず、サツマイモが、スイカに駆逐され、恐るべき勢いでツタが葉を絞め、枯らしたのである。
ブドウの木がレモンの木に絡みついた。ミントがカモミールをなぎ倒した。トマトが養分を吸い
つくして枝豆を枯死させ、ペペロンチーノと熾烈に争った。
紅蓮の実をつける両者の間で、ベコニアと茄子とチューリップが倒れた。
畑の持ち主である作家さんは戦慄するとともに植物の獰猛さに魅せられてしまった。
一体、どれが勝者になるか。俄然、手に汗を握りつつ適度に肥料を加えて注目したそうな・・・。
大勢はトマトにあった。なんと実の重みで枝を折るほど育った。折れた枝は実ごと腐って
肥料となる。トマト帝国の版図拡大の陰で、トマト内身分制度が定められ、弱者が強者の
肥料にされたのだ。
小都市国家のごとくスイカとペペロンチーノが抵抗したが、夏が終わり、大きな実を残して
スイカが枯れ、次いでペペロンチーノが成長を止めた。
タイマー設定でもしたかのような見事な自主衰退により次世代に場を譲るのだろう。
ついにトマトが勝った。そう思えたとき、絡み合った何種類もの葉やツタの下で、つやつや
とした葉が広がっているのに気づいて驚愕した。いったい何者が・・・!?
植えたことすら忘れていた大根だったのだ。
20種類近くもの種が生存競争を繰り広げる真下で、泰然として争いに加わらず、さながら
永世中立国のように静かに粛々と、ぶっとい大根が育っていたのである。
トマトと大根。まさに炎と水ほども対照的な最終生存者だが、共感すべきは大根であった。
この静かなる生命の強さこそ、日本の和風の心意気であろう。。。
と、作家さんは忘れがたき食の思い出として回想されてます。
私も話には聞いていたが、これほどの大戦争が起こっていたとは知らなかった。
植物たちも動物たちに劣らず深く静かに炎を燃やして戦っていたのです。
すさまじき大戦争である。
そして、最後に生き残った平和主義者である大根の大勝利となったのだ。
この大根の生命力の強さを、だれとも争わず、勝者となったぶっとい大根の底力を!
日本が生き残る知恵は案外、大根の生きざまを研究したら大丈夫なのかもしれません。
素晴らしき大根! ビバ、ダイコン!!
ど根性大根に学ぶべきものは沢山あるようですね〜〜!?
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