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過去記事「在特会の反韓デモなど、欧米の外国人排斥暴動から比べれば紳士的に見えてくる」http://blogs.yahoo.co.jp/saipan_is_number1/62251293.htmlにおいて、近年ドイツで外国人への排斥リンチ・殺戮が増大していることに触れたが、いよいよそうしたおぞましい行為が在独日本人にまで及んできたようだ。

ドイツでレストランを経営する日本人料理人が「料理がまずい」ことを理由に、ドイツ人の男2人に暴行され、死亡するという事件が起きた。15日付で環球時報が伝えた。14日付ドイツ紙ビルトによると、死亡したのは「ノザワ」さん(57)で、同国北部のジルト島でアジアレストランを経営していた。事件が起きたのは12日の夕方。ドイツ人の男2人がノザワさんの店を訪れ、牛肉と野菜の焼きそばを注文。だが、2人は食後、金を払わずに逃走した。

その日の深夜、店を閉めたノザワさんはバーの前で偶然、この2人を発見。すぐに近づき、「1人10ユーロ払うよう」求めたが、2人は「料理がまずかった」などと難癖をつけ、払おうとしなかった。押し問答の末、ノザワさんは2人に殴られ、その場に倒れこんだ。ノザワさんは脳出血などにより、13日早朝に死亡。警察は2人の身柄を拘束し、動機などを調べている。ノザワさんはミシュランの星を持つ複数のレストランで料理長をしていたことがあるほか、ゴルバチョフ氏に招かれ、モスクワで腕をふるった経験もある。

 (XINHUA.JP  5月15日) 

2人組の男は島在住の50歳と36歳の工員で、12日夜、ノザワさんの店で無銭飲食して逃走。その後、近くのバーで偶然ノザワさんと遭遇して口論になったという。殴られたノザワさんは救急搬送され、13日午前、脳出血で死亡した。 警察は傷害致死容疑で2人の身柄を拘束したが、証拠不十分でその後釈放し、任意捜査に切り替えて事情を聴いている。 地元紙によると、ノザワさんはイタリアやロシアの有名レストランで働いた経験を持ち、今春から北海のリゾート地として知られるこの島に店を構えたという。

(毎日新聞5月15日)
 
慄然とするような事件だが、看過できないのがドイツの警察当局が、公の場(目撃者が十分いるはずなのだが)の殺戮にも関わらず、犯人を証拠不十分で釈放し、任意捜査にしてしまったということだ。
 
これもやはり前述の「在特会・・」記事でも触れたことだが、ネオナチなどによる近年のドイツ人による外国人暴力及び殺人事件では、警察や情報当局と極右勢力との間に怪しげなつながりがあるのではないかとの疑念の影などが落ちているのだ。
 
ノー天気な日本人は、最近ブンデスリーガで日本人選手が活躍しているのを見て、また第二次世界大戦中には日本との数少ない同盟国であったという理由で、何かドイツを親日国家などと勝手に考えているようだが、斯様な妄想とは裏腹に、近年のドイツにはこうした非コケイジャン(忌まわしい表現で言えば「白人」)への過激な偏見的排斥が大なり小なりあるようだ。
 
我々が見覚えがある有名な事例を挙げれば、女子サッカーにおける五輪決勝戦並びにワールドカップ決勝戦ではないだろうか。双方ともドイツ人の女主審が露骨にアメリカ寄りの偏向審判をしており、五輪ではほうぼうの外国マスコミもその異常な審判振りを(人種問題と絡めずにだが)報道していた。
 
一方、W杯のほうでも、このドイツ人女の人種差別行為はあからさまであった。仔細は過去記事「世界王者なでしこ日本 決勝戦で無視できなかった主審の卑劣行為の数々」http://blogs.yahoo.co.jp/saipan_is_number1/60786183.htmlをご参照願いたい。
 
さらに2006年のドイツ男子ワールドカップでは、同国のマスコミまでもが偏見報道を公然と行っているのだ(「2006年ドイツ・ワールドカップの抽選会を来月に控えての危惧 ① 「ドイツマスコミの報道」」http://blogs.yahoo.co.jp/saipan_is_number1/15518012.html 参照)。

ただローマは一日にしてならずという。こうしたドイツ人による矯激な人種差別暴動・暴行事件は近年外国メディアに注目されたというだけにすぎない。実はこの国19世紀以来伝統的な人種偏見国家なのだ。
 
ヒトラーの人種差別政策は有名だが、それ以前のドイツ帝国時代も同根だった。というかそうした土壌に育ったがためナチス党のようなカルト政党が合法的にドイツの寡占与党になれたのであろう。
 
そのドイツ帝国のラストエンペラーであるヴィルヘルム二世は、日本が日清戦争で近代戦に初勝利し、華々しく近代国家デビューを飾ったことを危惧して人種偏見思想の経典ともいうべき「黄禍論」を発表し、さらに日本を押さえるためロシア及び敵対していたフランスをも誘って日本に対して有名な「三国干渉」をなし、日本の血の代価を無為にしてしまったことは周知の事実だ。


近年ドイツに限らず欧州では方々で外国人に対する人種差別的行動が過激に行われている。それは過去記事「日本人よ!川島(福島)事件でヨーロッパに対する妄想からもう目覚めなさい!」 http://blogs.yahoo.co.jp/saipan_is_number1/62074420.htmlでも触れたとおりだ。
 
日本の在特会でもここまで過激なことはしていない。日本人はいい加減ドイツや欧州に対する幻想から覚醒すべきであろう。

 
参考;
「なでしこジャパンの世界制覇は欧米人の人種偏見を打ち破る事象を引き起こした」
:
http://blogs.yahoo.co.jp/saipan_is_number1/60794416.html

「デンマークが敗れた理由 ―デンマークは勘違いしていた」
http://blogs.yahoo.co.jp/saipan_is_number1/59572824.html
 

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