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KY(空気が読めない)という言葉、若い人たちの間だけでなく安倍首相、福田首相、そして麻生首相への批判も含めて広く使われ一般化しました。麻生さんに至っては漢字が読めないも含めてダブリューKYです。
総合雑誌中央公論4月号で平成「空気の研究」というテーマで精神科医や政治家の座談会が載っていて面白かったのでメモってみました。
そもそも空気の研究は1977年に山本七平氏の「空気」の研究が最初なんだそうです。山本氏の定義では「空気」とは、コミュニケーション空間におのずから醸成される雰囲気や気配のごときものであって、曖昧でありながら個人に決定的な影響をもたらす特殊な力動空間である。簡単に言えば会社や学校、隣り近所等における自分を取り囲む世間の雰囲気ですね。そして山本氏によれば一神教の欧米では絶対的な存在である唯一神の前ではあらゆる対象が相対化される。従って個人は物事の判断、行動するときには究極的には神の教えにしたがい、その場その場の空気に影響されることは日本人に比べて少ない。
一方、万物に神宿るの八百万神の多神教的なアニミズムの日本では、その場その場に神もどきの絶対的な存在が生じ、人々がその場の空気に支配されてしまう。
例えば結婚式でも葬儀でも真摯にその場の空気に従い賛美歌を歌ったり焼香する。その態度には矛盾も葛藤もない。日本人は「その場の神」には、その場限りの敬虔さをもって接する。
空気に支配された結果の歴史的な失敗事件の一例は戦艦大和の特攻出撃で、あらゆるデータがその無謀さを示唆し、ベテランのエリート集団も参加した会議であるのに、特攻出撃の最高責任者の連合艦隊司令長官だった人が戦後に述べた言葉は「ああせざるを得なかった」という非合理・無責任なものであった。
精神科医の斎藤環氏によれば、「空気」が今一番猛威を奮っているのは「教室」という小空間だそうだ。昔は勉強が出来るとか一芸に秀でていれば一匹狼的存在でも一目置かれていたが、今はコミュニケーションが絶対視され、コミュニケーション能力の低い、弱い生徒が差別されるとのことであり、自分の本性を隠し偽ってまで自分のキャラを作り、仲間とのコミュニケーションの円滑化・効率化に留意している精神的状況とのことですな。スクールカーストという言葉もあるそうです。
ですからいじめに合っている生徒だけでなく、ストレスを感じている生徒は多いらしい。
政治家の座談会では昭和35年の池田隼人首相の「所得倍増計画」から昭和48年のオイルショックまでの日本はある種の一体感、等質の空気が国民全体にあったと懐かしがっていますな。
現代では個人主義化が進み会社、学校、家族、地域への帰属意識が進希薄化し、国民それぞれがバラバラになっているので、政治家がリーダーシップを発揮しにくい状況もあるとのことです。稀代の空気メーカーとしては戦後では日本列島改造構想を掲げた田中角栄と郵政民営化の小泉純一郎だそうだ。まあ、空気を読む名人は風見鶏と言われた中曽根さんでしょうか。しかし、最大の空気メーカーはテレビ、新聞のマスメディアでしょうね。小泉首相時代のの郵政民営化騒ぎ、最近の麻生降ろしも煽情的なものがありますね。
定額給付金も予算2兆円を医療・福祉等の分野に有効に使うべしと否定的な意見が多かったですが、ここまで不景気で消費も冷え込むと、誰でも確実に手にすることができるお金は有難いですね。私は2万円の口ですが5万円くらいは欲しいですね。我が家でもなにか美味しいものでも食べようかと思案中です
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関連できました。
前の雑誌ですのに、記事にされている方がおられてうれしいです。
トラバさせてください。
2010/12/19(日) 午後 5:29 [ kya*mr2*xan*ia ]
トラバありがとうございました。記事を読んでいただき感謝です!
2010/12/19(日) 午後 6:09