じっくり味わう!題「仲間」 NHK『俳句王国』(H.24.2.20)
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主宰 寺井 谷子(「自鳴鐘」主宰) ゲスト藤本 隆宏(俳優) 司会は塚原愛アナウンサー 今回は福岡県中間市のなかまハーモニーホールでの公開放送 <合評は飽くまでも私の俳句勉強の素材としての聞き書きメモですので、漏れやニュアンスが違う場合もあると思われます中が、ご容赦ください。> 題「仲間」 背負ひ行くベースななめに春の雹(ひょう) 3点句(寺井主宰他選)。楽器のウッドベース。演奏を終わっての景。春の雹でプレイヤーの人となり生き方などを表しているのかと。/天気が悪いのに仲間の一人でも欠けたらいけないと一生懸命の姿。/ベースは出すぎた。ななめはどっちがななめベースか人間か。街の景色、世界の中の不安定みたいな感じが春の雹に出て凍て素敵な句だと思った(寺井主宰)。/ベースは野球のベースかと思った。塁間をななめに走っていく選手(藤本)。/まだ何をしたいか不安定な我が娘の姿を「春の雹」に托した(作者)。 仲間みなくるくる風の石鹸玉 寺井 谷子主宰 3点句(藤本他選)。どんな仲間なのか不思議なところがいい。作者に訊いてみたい。/大きめなシャボン玉が風にくるりと回ると、しゃぼん玉に映っている人(仲間)回る。春の野に出て今日の出演者とそういう仲間になれたらなと(寺井主宰)。 人間はつくしの仲間だと思ふ 3点句(藤本他選)。なんとなく気持ちのほっこりしたときに出来た句かなと。/ひらがなの「つくし」が人のように見えて来た。視覚的に面白い句。/つくしも人間も一人では生きられない。多少大きかったり小さかったりするが大した違いはない。人間も(藤本)。/少し寂しい作者の思いが書かせた句かなと。小さいつくしを人間に重ねて少し心がやさしくなったり、思いを致したり(寺井主宰)。 夜の梅仰ぎし月も仲間ばい 藤本 隆宏 2点句。独りで見た月だが月という仲間もいるじゃんと。/「ばい」で頂いた。月と夜の梅のコントラストが色っぽいが、「ばい」でイメージが変わっちゃって。/「ばい」はご当地の方言(寺井主宰)。/どうしても「仲間ばい」を入れたかった句。初めて作った俳句です(作者の藤本さん)。 浮かれ猫飲んだくれ等の水滸伝 1点句(寺井主宰選)。浮かれ猫とは恋猫。武勇伝の水滸伝で面白いなと(寺井主宰)。/仲間と午前3、4時頃までよく飲んで国のこと女のことを語り明かしている。水滸伝には仲間が多く出て来る(作者)。 車座のいつもの仲間梅見茶屋 梅見茶屋での句会です(作者)。 ○なかまハーモニーセンターでの寺井主宰特選3句 春光やどの野仏も傷み持つ
<長い冬を耐えて来た野仏に寄せる作者のまなざし>
鶏合川筋気質抜けきれず<筑豊炭田の遠賀川の石炭運送に従事した男達。ひどく懐かしい情がある> 冬の芽のひかりを伸ばす響灘 <春がもうすぐそこまで来てる。春待ちの煌めくような素敵な輝きの句> ○寺井谷子主宰の感想 仲間について銘々がもう一度考えてみた。俳句仲間は年齢が同じでなく人生の大先達から後輩へと幅があって人生道場みたい。良い時間を過ごさせていただき嬉しいことです。 |

