大阪平野における地下水問題
地下水の概況 大阪平野大阪平野における地下水は沖積層、上部洪積層(段丘堆積層)および大阪層群中に胚胎しており、地下水賦存量は約835 億m3 と推定されている(山本荘毅、1973)。これらの帯水層の中で沖積層は一般に細粒分を多く含んでおり、河内地域を除けば帯水層としてあまり良好ではない。 一方、上部洪積層および大阪層群中に存在する砂および砂礫層は良好な帯水層を形成しており、大阪平野における主要な取水層になっている。また、これに賦存される地下水は平野周辺の山地および丘陵からかん養され、平地部では沖積層の下位に伏在するので、多くは被圧された状態にある。 大阪層群は淡水成および海成の堆積物であり、すでに述べたように、砂礫、砂、粘土の互層から構成されている。したがって、帯水層は複数存在するが、塩分濃度が高く、水質的には良好でない帯水層も存在する。 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/suido/topics/suijunkan/dl/051114-2e5e.pdf 淀川流域下流域の地下水位の平面分布1980 年前後とデータがやや古いが、地下水位平面分布図を下図に示す。http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/suido/topics/suijunkan/dl/051114-2e5g.pdf 大阪平野における地下水問題(21 世紀COE「都市空間の持続再生学の創出」)おわりに60 年代に地下水の低下は一時的に大きな社会問題となったが,近年,地下開発に伴う建設事業の拡大と大深度地下利用の発展に伴い,逆に高い地下水圧が課題となり,密閉型シールド工法,無人化ケーソン工法,または連続地中壁などが改良・開発され,高水圧下でも信頼性の高い工事が行えるようになってきた。 一方,地下水を大量に汲み上げる揚水工事は地盤沈下の再発につながりかねないが,注水工法の併用や井戸またはスクリーンの最適配置計画により,工事域に限定した小範囲の地下水位低下をはかることができれば,工事の安全性の向上や事業費の削減につなげることができる。 また,地下水地盤環境の保全も今後の重要な課題である。例えば線状地下構造物の計画,実施および維持管理においては,地下水流動保全対策や構造物への漏水防止技術 の研究開発がますます重要となってくる。 また,地下水汚染を防止しその水質を保全するためには,事業者等に対して法令による有害物質の地下浸透の禁止を徹底的に周知するとともに,汚染された地下水に対する能率的な調査・分析技術や浄化技術のさらなる開発が期待されている。 快適な生活環境を持続していくためには,地下水に関してもその環境保全との調和をはかることが21 世紀の重要な課題となることが認識されてきた。 地下水に係わる諸問題に対して調和のある解決を図るためには,地下水観測網をさらに充実させて,地下水の挙動の実態把握,有効利用の目的と方法,地下水地盤環境保全の目標,あるいは地下建設技術や地下水環境保全技術開発の動向と展望などを総合的に検討していく必要があると思われる。 このような社会情勢や地下水地盤環境の変化の中で,本協議会が活動しているように地下水情報を収集分析してゆくことは,今後益々重要度を増すものと考えられる。 http://www.geor.or.jp/report/houkoku19/pdf/05_nagaya/nagaya05.pdf 大阪府地下水質保全対策要領目的この要領は、地下水汚染から人の健康を保護し生活環境を保全するため、関係機関が協力して府域の地下水の汚染状況を把握し、発見された汚染について有効かつ適切な対策を講ずるために必要な事項を定めるものとする。 http://www.epcc.pref.osaka.jp/main/law/ground/chikasui/ 高槻地域における地下水質と地質−特に含有ヒ素について−高槻地域の地質大阪平野北部の北摂山地南麓部一帯では,ヒ素・フッ素を特徴的に含有する地下水が存在し,その一部は,上水道原水としても利用されている. 大阪平野における水環境評価のための広域地下水流動解析システムの構築大阪平野地下の第四系層序および地盤構成・地質構造に基づいて、広域帯水層構造3次元数値モデルを作成した。このモデルと大阪平野地下水の涵養・流動機構に基づいて、大阪地下水盆の広域地下水流動モデルを作成し、さらに3次元広域地下水流動シミュレーション解析システムを構築した。そして1978年から1999年までの22年間にわたる大阪平野広域地下水流動シミュレーション(同定解析)を実施して、解析システムの妥当性を検証した。 http://www.kasen.or.jp/kikin/dayori19/hapyo1f.html 大阪府飲用井戸等衛生管理指導要領目的この要領は、府内市町村に設置されている飲用水を供給する井戸等の給水施設の衛生確保を図るため、井戸等の設置者及び管理者並びに利用者に対する適正な管理に関する指導、啓発及び水質汚染時の措置等について必要な事項を定めるものとする。 http://www.pref.osaka.jp/kankyoeisei/suido/ido.htm 大阪府水質測定計画に基づく測定結果(地下水)http://www.epcc.pref.osaka.jp/center_etc/water/keikaku/index5.html |
コメント(0)
トラックバック(4)
トラックバックされた記事
大阪の地下水マップ2と3やで
大阪の地下水マップ2と3 地下水マップ 全国地下水資料台帳のデータを基に、地下水・地表水の適正な利用のため、地下水分布状況、地質状況、地盤沈下等の地下構造を分析し地下水マップとしてまとめたものです。 http://tochi.mlit.go.jp/tockok/inspect/landclassification/water/basis/map/F8_exp.html...
2010/1/5(火) 午後 8:59 [ おおさかATCグリーンエコ酒造りときれいな地下水ラーニング ]
大阪府の井戸 専用水道一覧(保健所設置市(大阪市・堺市・高槻市・東大阪市)を除く)
= 大阪府の井戸 専用水道一覧 = (保健所設置市(大阪市・堺市・高槻市・東大阪市)を除く) 施設名 設置者名 三恵園 社団法人 産経新聞, 大阪新聞, 厚生文化事業団 山辺団地 能勢観光開発 アートレイクゴルフ倶楽部 丸松興産 株式会社 みどり丘幼稚園 学校法人 西学園 大阪府立城山高等学校 大阪府知事 伏尾の鮎茶屋 株式会社 伏尾の鮎茶屋 箕面ゴルフ倶楽部 箕面観光開発 株式会社 ティプネス石橋 株式会社 ティプネス 大阪観光 株式会社 女子・男子寮 大阪観光
2010/1/5(火) 午後 10:30 [ 大阪ATCグリーンエコ 水・土壌汚染ラーニング ]
大阪平野の水問題を考えるワークショップ -大阪周辺の水環境とその有効利用-
=== プログラム === 13:00〜13:15 開会あいさつ ニッセイ財団 理事長 石橋 三洋 大阪市立大学複合先端研究機構プロジェクトリーダー 橋本 秀樹 13:15〜13:25 趣旨説明 大阪市立大学大学院 教授 益田 晴恵 === 13:25〜14:25 報告1 大阪平野の地下水環境 === 「大阪平野の帯水槽と流動性」 大阪市立大学大学院 准教授 三田村 宗樹 「水質から推定した大阪平野の地下水流動系」 大
2010/1/8(金) 午後 9:31 [ おおさかATCグリーンエコ酒造りときれいな地下水ラーニング ]
大阪府の湧水保全に関する条例
= 大阪府の湧水保全に関する条例 = 大阪府 水質汚濁防止法第3条第3項の規定による排水基準を定める条例 大阪府生活環境の保全等に関する条例 大阪市環境基本条例 八尾市公害防止条例 地下水汚染の防止(有害物質の地下浸透の禁止) http://reikigiji.city.yao.osaka.jp/reiki/ 柏原市 大阪府文化財保護条例 文化財保護法の規定による指定を受けた文化財以外の文化財で、府の区域内に存するもののうち重要なものについ
2010/1/8(金) 午後 9:32 [ おおさかATCグリーンエコ酒造りときれいな地下水ラーニング ]









