沙皮の二胡倉庫

ようこそいらっしゃい〜二胡倉庫です

全体表示

[ リスト ]

二胡漫談-後編

イメージ 1

イメージ 2

二胡の進化を想像しましょう!昔の琴筒のサイズは小さくて、蚕糸弦や羊腸弦を使うため、音はあんまり出ませんでした。それをだんだん改良されて、琴筒を大きくして、棹を長くして、そして丈夫なニシキヘビ皮を貼るようになりました。

二胡が今の形になったのはごく近代の事です。古い楽器とは言えないと思います。40年代、西洋音楽の導入に衝撃を与えられたと、五四運動の影響をうけたため、勢いの激しい改革が進んでいました。二胡の形を変えたり、金属弦を使ったりして色んなチャレンジがありました。

音が大きくなってきて、琴筒の形、筒内の構造や蛇の皮の張り方など、もっと良い音が出れるように改良に努力しました。今でも最終形に完成されてないと言われてます。一つの原因は環境問題で、もともとニシキヘビ皮しか使えないため(色々の皮−牛、豚、魚、犬、猫などを換えてみたが、やっぱり本来の音色は出られない)、ワシントン条約により(絶滅の危機に遭う動植物の輸出入を規制する)制限があって、手に入るのが難しくなりました(輸出にはもっと難しい)。

も一つの原因は、良い木材は少なくなってきました。今高級品は黒檀、紫檀、老紅木などで作られいます。家具にも使われているので、資源減少のこの時代では、高級物ほど価値がどんどん上がってきます。二胡に良質の材料を使えば、良い共振ができて、響きには有利のため、昔から黒檀、紫檀、老紅木、これらの材料で最高の楽器を作られていました。が、これらのものは今、市場には非常に少ない状態になってしまって、替わりの素材を開発されています。例えば、アフリカ産(例えばマダガスカル紫檀)、盧氏黄黒檀など。新しく使われた材料は、よく悪徳商人が「何とか紫檀」と名前をつけて、高い値段で売られている現象もあります。しばらく市場の混乱は続くでしょう。その材料不足の問題を解決には今努力の課題にもなります。

何故二胡はバイオリンのような百万、千万円以上の銘器がないでしょうか?実は、ニ胡の材料や作り方はバイオリンのように厳しく要求されているはずです。製作者はみんな作る原則が分かっても、二胡は材料を数十年以上を置き、自然乾燥させないといけないので、現実的には不可能な事です。国営の工場や個人製作工房は、取りあえず早くも楽器を作って現金に換えたいので、その原則は犠牲されるでしょう。在庫、生産原価、供給状況など色んなの経済条件がいるので、有名な製作者でも量出ないと生活できないので、ある部分を犠牲して大量製作します。海外の市場に応じて、ニ胡工場は大量のニ胡を作りましたが、殆ど乾燥してない木材を使いました。もちろん価額も破壊され、、楽器の寿命も短くなりました。

そして現状は、中国国内や海外の需求が増えて値段が上がったため、楽器に知識のない木工職人は二胡の形を真似して、「二胡らしき楽器」を大量生産して、市場に流れている。その上有名製作者が弟子の作った物に自分の名前を入って、高価で売る事もよくありますので、私の場合は名前入りのニ胡は半信半疑ですね。困りますね・・

近代二胡の歴史を、すごく影響を与える人物がいました。一人は華彦鈞(阿炳)(1983-1950)で、もう一人は劉天華(1895-1932)です。この二人は二胡音楽を多彩な道に引導しました。
劉天華は幼い頃西洋管楽器を勉強し、その後軍楽隊に入りました。1914年帰郷に、音楽を教えながら、民間音楽家から二胡、琵琶などを勉強し、そして西洋音楽と中国民間音楽を基にして、二胡名曲“空山鳥語”、“良宵”、“月夜”、“燭影揺紅”、“独弦操”..と琵琶曲“歌舞引”、“改進操”などを作って、特に現代二胡の演奏法を決めて、もっと作曲の新たな道を開きました。

阿炳は才能が溢れ、名作の“二泉映月”は世界にでも有名で、二胡のデマソングと言えるでしょう。目が悪い上に一生の運命がなので、この曲を作る時、悲愴な感情が染み込み、弓法による音調の強弱変化や指の力度で波乱の人生を上手く表現してあります。

楽器自体は手段で、音楽は最終の目的だ!誰でもできる、興味を持つ、吟味して、そして感動する素晴らしい音楽は楽器を通して出たんです。二胡で演奏した西洋音楽やバイオリン演奏した梁祝など、どっちでも世界中の人々に感動させるではないでしょうか?二胡を世界的な楽器になれるまでに、もっと頑張らなければなりませんね。

閉じる コメント(2)

顔アイコン

本質を突いた、辛い内容ですが、二胡の発展と普及を願う気持ちが
良く伝わりました。
二胡を愛し、製作を学ぶものとして、儲け主義の中国二胡製作者に
失望すること多々あります。
野生ニシキヘビは捕獲禁止されているのに、堂々と「野生ニシキヘビ
皮」をうたって販売している店もあります。一般人は、野生か養殖蛇
かは、判断できません。
有名人の名を借りて数十万円の二胡を販売しています。
本物かどうかも判らず名前だけで買う顧客も顧客です。
二胡は、せいぜい10年の楽器寿命(皮の寿命)です。
音としてのピークは3年〜5年と言われています。
二胡は、その音質に価値があるのであって、製作者の名前や野生蛇皮や木材では無いはずです。
如何ですか?

2009/11/25(水) 午後 5:00 [ erh*kou*ou ]

顔アイコン

辛い内容のコメントありがとうございました・・・笑
辛いこそ、熱が見えるので、逆に私もちょっと興奮しました。
二胡工房さんは自身が製作者の立場で見るのは一番正しいだと思います。
今まで見た二胡の一番長い寿命は25年です。上海の張龍祥氏の老紅木二胡。皮は天然のインド黄ボウ(黄ボウは天然ものしかないが、数年前CITESの規制による販売禁止となった)。
結構寿命が長いほうです。使っている先生はお得と仰いました。
結局今の二胡製作者は自分の二胡をいくら高く売れるかしか関心ないですね。
悲しいのは、ユーザーも本当に本物知っている人があんまりいないね。日本では。

2010/4/5(月) 午後 6:34 [ sapidog ]

コメント投稿
名前パスワードブログ
投稿

閉じる トラックバック(0)

トラックバックされた記事

トラックバックされている記事がありません。

トラックバック先の記事

  • トラックバック先の記事がありません。


.

ブログバナー

sap*er*u
人気度

ヘルプ

Yahoo Image

1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

過去の記事一覧

  今日 全体
訪問者 2 5289
ブログリンク 0 8
コメント 0 6
トラックバック 0 0
検索 検索

開設日: 2008/1/29(火)


プライバシーポリシー -  利用規約 -  ガイドライン -  順守事項 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2012 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.