山と土と樹を好きな漁師

東日本代震災の被災漁師が現地生の声をそのまま伝えます。復興が遅れは何故なのか、今の安倍政権ではウソばかり、ダメです。

被災地漁師の声〜東日本大震災津波

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【「東日本大震災から5年 被災者の心は復興していない」 2016年5月1日】 〜タイランドに住んでる日本などに配るフリーペーパー月刊で15000部発行〜

「震災から5年経過して」ー
【「東日本大震災から5年 被災者の心は復興していない」 2016年5月1日】

「ボイスホビークラブ」はhttp://www.voicehobbyclub.com/e67407.html 
岡 ◯子さんはタイで色々な事業をやってるかたで、311東日本大震災でのタイのラジオ番組をタイランドのから色々な事を発信しています。僕もこれまで、3〜4回くらい生放送で「被災地の現状と課題」について電話出演させて頂いています。

以前に、岡 ◯子さんからの依頼で1600字で書き上げたコラムを投稿したいと思います。
タイランドに住んでる日本などに配るフリーペーパー月刊で15000部発行。



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【「東日本大震災から5年 被災者の心は復興して

いない」】
2016年5月1日

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●プロフィール  
岩手県・田野畑村 佐々木公哉 漁師 
311東日本大震災の津波で、全で船3隻、漁具など失いました。

311東日本大震災のあの日からずっと、「被災地の現実と課題」を被災者の視点でブログ、Facebook、Twitter、で発信しています。




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▲2011年3月11日。千年に一度と言われる東日本大震災が発生し、青森から千葉までの太平洋沿岸は地震と津波で甚大な被害で2万人を超える死者、行方不明者が出た。
津波による溺死が殆どの死因のである。生きた、死んだの分かれ目は、津波への恐怖に対する気持ちと「運」だと私は感じている。とにかく紙一重のところで命運は分かれた。
 私の家族は、避難してみんな無事ではあったが、 私は一度に親友や親戚を10人ほど亡くした。5年経過した今もその悲しみ、喪失感も鎮まることはない。
▲津波が去った4日目の朝に、自宅付近を見て回ると沢山の瓦礫が散乱していて、津波の黒い泥が地面にはぬかるんであった。ゴム長靴がとられそうになる泥の上を静かに歩いた。
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周囲を見ると、首や腕のない遺体、瓦礫の中にある遺体も見えた。
  僕は直感的に、「戦禍の跡」だと思った。それはまさに地獄絵だった。そして、それが、現実なのか夢なのかわかず、体がフワフワして浮き上がっているような感覚だった。今でも、その光景は脳裏に焼き付いて離れることはない。

 私はその後、不眠になり、その光景がビジュアルで映画の映像のように見えて来る。怖いという感じよりも、とても嫌な気分になる。しばらくは夜が怖かった。寝床で目を閉じるとその光景がフラッシュバックして見えてくるからだ。汗が出てきて、眠れないのである。
 あまりの辛さに精神科にいった。「PTSD」と診断された。だから今もずっと安定剤やカウンセリングのために通院している。睡眠薬が処方されて、不眠は少し良くなったが、今もストレスが溜まったような時には決まって、嫌なフラッシュバックがある。
▲そんな中でも人は生きていかなければならない。漁師である自分は、多重債務で船を再建して漁師復活はした。
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 だが、海の中に瓦礫が沢山あり、海底地形も大きく変化して潮の流れも変わり果てた海になっていた。震災以降、この5年間で不漁はドンドン悪化し、今では「赤字になるために船を出せない」ほどの大不漁が続いている。このため、収入はなく、船の債務返済に追われる「不安」と「焦り」いう重圧がずっと心にのしかかっている。

 被災した当初は、「漠然とた不安」があった。それにプラスされて、震災から5年の間にこのような具体的な「不安材料」がのしかかっている。それは、まったく思いもよらぬ想定外の事が起きてくるからであった。「不漁」に加え「漁師仲間の自殺」や「不満だらけの人間関係」、などなど・。津波で流された財産は長い時間をかけて築き上げたものである。全て丸裸になれば最低限、必要なモノは買わなくてはならない。お金が入ってこないのに出て行く一方であり、預金は無くなり、生命保険も解約した。それがまた「不安の種」になっていく。貧乏になることは不安になる事を実感する今である。
▲自分の先が全く見えない状態は被災者共通にものである。人は「自分の悩みを誰かに声を出して包み隠さず話す」と楽になる。カウンセリングの後は楽になるからだ。
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震災から5年経過して思う。初めは不安で焦る心が無くなって行くと思っていた。しかし、それは逆だった。5年経過して、被災者の心は辛く悩みは増している現実である。

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岡 ◯子さんから頂いたコメントです。
きんちゃん、有難うございます。
東日本大震災が起こってから、もう5年。そしてまだ5年。
なかなか復興が進まない中、今度は九州地方の大震災。
いつ何処で何が起こっても仕方ない日本。
「今からは人の優しさと心の強さが、全てかも知れませんネ。」
ほんとに今の日本は、災害だけではなくて、このような無責任で主権者である国民を無視したような政治が行われて行く中で、自分としての1人1人の、信念と優しさ、そして心の強さが試されて行く時代だと思います。

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