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武田邦彦『東北人の誠意を見せて下さい:一関市長と議会に謝罪を求める』

科学者が真実を語ったことを非難した行政、議会は、謝罪するのが当然だと思います。当時、朝日の記事にもなっていたので、武田先生でなかったら、完全に社会的に抹殺されていたでしょう。
以下、武田先生のブログより。
 
 
東北人の誠意を見せて下さい:一関市長と議会に謝罪を求める


 


 
現代の日本人の悩みの一つは「ケジメ」をつける誠意と勇気を失ったことでしょう。少し前にはJR西日本が大きな事故を起こしたのに社長が辞任せず、もがいて事故隠しという不祥事を招きました。近くは原子力安全委員会が判断ミスをして福島原発が爆発したのに、相変わらず1600万円の年俸をもらいながら、委員を辞任しません。
 
かつて日本の小学校では「間違ったら謝ること、潔いこと、誠実であること、それを実行する勇気を持つこと」を教育したものです。
 
私は昨年の秋、事故から半年ほど経ったところでテレビ放送で「東北の一関は汚染されたので注意した方が良い」という旨の発言をしましたら、東北から一斉にバッシングを受けました。特に一関市長からは201197日に公開非難を受け、議会からも謝罪を求められました。
 
これによって、私は学者としての信用を一部、失墜し、東北のマスコミは私が敵のように報道し、郡山市は私のアドバイス職をキャンセルしました。個人としての被害は甚大でした。でも、岩手県でも一関市などが汚染されたことがほぼわかっていました。学問的な情報を提供するのは学者の仕事でもあります。しかも半年後です。
 
・・・・・・・・・
 
一関の人は次の事実をどのように感じているのでしょうか? 私への批判は間違っていて、個人を追い詰めたことについて、誠意と勇気は無いのでしょうか?
 
1)私の発言の直後、201199日、1キロ583ベクレルのウシ2頭を出し、出荷停止をした、 その後も汚染食材を多く生産した(個別のことは一関市の人が知っておられる)、
2)
農家が東京電力を相手取って、汚染による被害を補償するために約4000万円の訴訟を起こした、
3)
国の「汚染状況重点調査地域」の指定を受けた一関市が、国の承認を待たずに除染に着手する方針を明らかにしたことについて、岩手県知事は「国が先頭に立って、東電が早めに手を打つのが基本。強く県からも促したい」と除染を国に働きかける姿勢を示した(一関市は岩手県知事に「一関が汚染されていることを認めたのはけしからん!」と抗議文を送っていない)、
4)
一関市は5月22日独自の判断に基づき市内の学校施設で本格的な除染作業を開始した。子どもの安全を優先する観点から国の手続き遅れに堪忍袋の緒を切らした。
 
・・・・・・・・・
日本人には誠意が求められます。私の手元には市長と議員からの抗議文がありますが、いったい、このまま一関市は「武田は個人だから、無視しても良い」という態度を続けるのでしょうか?
 
日本の再建には、誠実さと誤りを認める勇気がいります。一関市自体、東電の不誠実、政府の不誠実に反撃をしていますが、いったい、自分自身の不誠実なら黙っているのなら誠実とは言えません。私は早く一関市の汚染を指摘したのだから、学者として批判されることはないと考えます。
 
一関市長と議会の誠意と勇気、東北人の魂に期待します。そして今後「正しいこと」を発言した人が被害に遭わないためにも、大切な一つの儀式と思います。
 
 
 (平成24528日)

武田邦彦


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小沢事件の「黒幕」の一人は黒川弘務・法務省官房長だ!森ゆうこ議員が著書『検察の罠』で見解を激白!

森ゆうこ議員の本が出版されました。売れ行き好調のようで何よりです。
以下、日々坦々様ブログより。

小沢事件の「黒幕」の一人は黒川弘務・法務省官房長だ!森ゆうこ議員が著書『検察の罠』で見解を激白!

森ゆうこ議員が上梓した「検察の罠」が話題になっている。

検察の罠 小沢一郎抹殺計画の真相 (森ゆうこ著)




アマゾンでは17位ということだ。(28日午前時点)

26日に発売し書店に並んだようだが、アマゾンで予約していたら届いたのが本日になった。

もう既にツイッターなどでは読んだ感想なども書き込まれていたが、予約していたものが届かないので書店に行ってあれば購入し、アマゾンから届いたら誰かにに贈呈しようと思っていたら、近所の書店にもなかったというわけで、よむのが2日遅れの本日になり、一通りななめ読みしてみた。

まず森議員が、小沢事件に代表される検察問題に関して、あらゆる場面でキーパーソンになっていることがよくわかった。

今まで、この事件を注視してきた方々からすれば、「そんなことは当たり前じゃないか」と言われそうだが、例えば「検察の在り方検討会議」に郷原信郎氏と江川紹子氏を入れるよう、当時の柳田稔法務大臣に進言したのは森ゆうこ議員だったこと。
一連の検察審査会の疑惑の数々を追及、サンデー毎日のスクープ記事などは、森議員の調査結果が裏付けとなっている。

そして、斎藤副部長が2回目の強制起訴議決されたという9月14日に本当に説明に行ったのかを追及している。審査会法では必ず担当検事の説明を受けなければいけないので、東京地検検事が地方裁判所に出向くということは「出頭命令書」なり「復命書」があるはずだということで、その情報開示を求めていた。
「森議員の追及に耐えかねて、大鶴基成検事は辞め、佐久間達哉検事が更迭された」というような事を当時の法務副大臣だった小川敏夫議員に言われたとのことだ。

そして、何よりも今回、田代検事の告発で、マスコミが検察からのリーク情報「田代不起訴」を日曜日にもかかわらず垂れ流し判決前から報じ続けているが、この告発が地検から最高検に移送されたということだ。
これも、この本を読んでから森ゆうこ議員の追及が背後にあり、最高検が動かざるを得なかったとも見て取れる。
その上、無罪判決ですら影響していたのではないかと思える。

この本で一番読みたかった部分は、この検察と検察審査会の問題については、どの議員より、またマスコミ人も含めても一番精通している森ゆうこ議員が、小沢一郎の抹殺を諮った黒幕、真犯人は誰だと認識しているのか、ということだった。

その項目が、第5章の「対決―真犯人は誰か」である。


この中で森氏は4月26日の判決の前に、どうしても直接対決したい人がいたといい、

この人と対決しないうちに判決日を迎えることだけは避けたい。会わなければ、もし有罪になったときにきっと悔いが残る
(P181)

とまで言わしめた人物こそ、法務省官房長である黒川弘務氏だ。

森氏はこれまで単独で検察組織と闘い、時には命の危険を感じるときも何度かあったといい、「何人かから『森ゆうこに鉄槌を下す』と検察幹部が言っているということも聞かされていた」ということだ。

そして、森氏は黒幕の存在にふれ、次のように書いている。

≪不都合な情報は巧妙に隠そうとし、時には調査を止めさせるための妨害を仕掛けてきたという。彼等が組織として動いている以上、どこかで指揮をとっている「黒幕」が必ずいる。≫
(P182)

黒川弘務官房長について書かれていること、森氏が彼をどう見ていたのかと言い換えた方がいいが、それらの一部を抜き出してみる。
・官房長というのは法務省の実務の責任者である。
・政治家を丸め込むのがとてもうまいとの話を耳にしていた。
・死刑執行を拒否していた千葉景子法相に仕え、最終的に執行させたのは彼。
・「検察の在り方検討会議」の事務局長として当時大阪地検から呼び戻して急遽就任させている。
・知り得た情報を総合すると彼が「黒幕」うちの一人。
・「池田証言だけで十分有罪にできる」と言いふらしていた。
・仙谷由人の名前をだしたら動揺した。
・常に黒川氏の話題には仙谷由人がセットでついている。
・「森ゆうこに鉄槌を下す」と言っていた張本人


あと、森議員が捜査報告書と石川知裕議員の書き起こしがロシアのサイトにアップされたことについては、
≪検察内部の正義の士がたまりかねて立ち上がったということではないか≫

との見解を示している。


また、興味深い事柄として、4月26日の無罪判決で輿石幹事長から、
「おとなしくしてろ。こういうときには謙虚にしていたほうがいい」
という指示の電話がきたとのこと。
これについては、民主党としてこの問題を『民主党対検察の対決にするな』と避けてきた現実で、おとなしくしていたから、不起訴になっても最後は検審まで悪用されたと食い下がって、その日に小沢裁判報告会を開いたとのことだ。

そして、森議員は今回の大善裁判長による判決文について次のように書いている。
≪秘書たちへの無茶な有罪判決、どこからか聞こえてきた「池田証言だけで小沢を有罪にできる」という発言も考え合わせると、判決の直前まで、裁判官のパソコンの中にあるファイルには「有罪」と書かれていたように思えてならない。もしそうだとしたら、土壇場で判決をひっくり返したものは何だったのだろうか。『週刊朝日』のスクープなのか、衆参両院議長に対する秘密会開催要請なのか。あるいは私が「黒幕」と会ったことも、もしかしたら多少の影響はあったのだろうか。≫


一通り読んで、やはりこの黒川弘務氏を呼び出したことが大きかったのではないかという感想をもった。そして、あの判決文も「有罪」でも「無罪」でも中身は同じものが使えるようになっていたと解釈すると腑に落ちるものがある。

そして森氏は、捜査報告書を偽造してまでも小沢氏を追い込んだのは、「司法制度改革」を死守し正当化したいという法務官僚たちの思惑が働いていたのではないかと見ている点は新鮮だった。

無罪判決に対するマスコミの「限りなくグレーだ」という論調から見て取れるように、闘いはまだまだ続く。

今までは森ゆうこ議員が一人で闘ってきたが、法務委員会の秘密会開催の要請文に136人の議員が集まったことを前進だとして、今後は仲間の議員と力を結集し、国民も巻き込んで取り組んでいくことも同時に進行しているようだ。

この闘いがただ単に小沢一郎元代表だけの問題ではなく、議員一人ひとりが問われる問題であり、また国家権力の暴走がいかに恐ろしいものかを史実として知っていた私たちが、同じことが今、進行していることの恐ろしさをまざまざと見せられていることを、それを知ってしまった私たち自身が、より多くの国民にも伝えていかなければならない事だと思う。


明日、12時から参議院会館1階の講堂で、≪『司法改革を実現する国民会議』ストップ!検察の暴!!≫がとりおこなわれるとのことだ。

『新政研』のHPに次のように書かれている。
司法改革を実現する国民会議 〜ストップ!検察の暴走!!〜

【時間・場所を訂正します】

 厚生省村木局長事件を始め、検察の信用が失墜する事件が続発しています。
 さらに、陸山会事件において、検察審査会に提出した捜査報告書の、捏造問題が明らかになり、検察の組織ぐるみの関与の可能性も指摘される事態に至っています。裁判長の判決文にもあるように、こうした問題を速やかに解明し、再発を防止することが急務です。そのことにはまた、我々国会議員の責務でもあります。
 ここに、広く有識者や一般国民の参加を募り、司法改革を実現する国民会議を結成することといたしました。
 どうぞ奮ってご参加ください!!

 ■日時 平成24年5月29日(火) 12:00〜

 ■場所 参議院議員会館 1階 講堂

 ■ご連絡・お問合せ 米長晴信事務所 03−6550−0703

                           ・・・以上・・・
 
この国の支配権を持っているのは、やはり、官僚(制)なのでしょう。
小沢事件は、その病巣を国民の前に明らかにしてくれたものと思います。
森議員の勇気ある行動には大変感謝しています。
「司法改革を実現する国民会議」に結集して、この国に正義を取り戻しましょう!

 

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福島県民の「責任をとってほしい」 と 枝野の「直ちに影響はない」

ひょんなことから、関東に避難されている福島県民の方と知り合いになり、週末お会いして
3時間ノンストップでお話ししました。 女同士、意気投合すると3時間なんてあっという間です♪
 
福島の方々は避難するのに精いっぱいで、事故当時はTVくらいしか情報源がなく、政府のウソ発表を
鵜呑みにして、プルーム(放射能雲)があちこち拡散しているのに自分たちはまだ<安全だ>と思って、
避難するまで、普通に外に出て生活していたそうです…。
 
彼女の「こんなひどい事故が起きたのに、だれも責任を取らないし、警察も捜査しないでしょ。
それが一番頭にくるのよ」という発言が印象的でした。
 
TVで散々、ウソを垂れ流した張本人の一人、枝野経産大臣(当時官房長官)が、また国会でウソばっかり
ついています。
 
以下、「→」のついた青字は私のつっこみで、記事には含まれていません。
 
毎日新聞 「<国会事故調>枝野氏「情報集約で反省」参考人招致で認める」
*** 引用開始
 東京電力福島第1原発事故に関する国会の事故調査委員会(国会事故調、黒川清委員長)は27日、事故当時、官房長官だった枝野幸男経済産業相を参考人として招致した。枝野氏は「情報を政府として十分に集約し、それに基づく予想、想定ができなかったことこそ反省すべきだ」と述べ、情報集約と提供が不十分だったと認めた。
 
 → SPEEDI は3月11日16時に運用開始し、IAEAには3月11日から1日2回(のちに1日1回)、
   米軍には3月14日から提供していた。3月12日午前3時過ぎからの記者会見で、枝野は「風向きは
   海側に向かって吹いている」と発言している。
   官邸は3月12日の1号機爆発後、12日夜に、東京電力の福島事務所が爆発後の写真を報道陣に公開
   したことを咎めて、東京電力の清水社長を叱責。清水社長は全社員に官邸の許可なくして報道陣に
   情報を公開することを禁止させた。(ソース:東京新聞)

 聴取では、政府のスポークスマンだった枝野氏が記者会見で、放射性物質による健康への影響について「直ちに影響はない」などと繰り返し述べたことに批判が集中した。

 枝野氏は「すぐには問題にならないということで使った」などと釈明。しかし聴取の最後に、「私の思っていたことと被害者の受け止めとの間に、こういうずれがあったんだと改めて認識し大変申し訳なく思っている」と謝罪した。
 → 「影響がない」ことを強調するフレーズのため、TVの情報が頼りだった福島県民は、放射能雲が
    流れてきているのにマスクもせず、外に出て普通に暮らしていた。

 東日本大震災が起きた翌日の昨年3月12日早朝、菅直人首相(当時)がヘリで現地視察したことについては「首相がそんなところに出かけて行って、という日本的リーダーシップ論や抽象的、感情的な政治的批判は免れない。とてもお勧めできないと進言した」と明かした。ただ、「情報の把握が十分にできない中で、より(責任の)重たい人間が行って現地を把握する必要があった」とも語った。
 →3月12日の午前3時の海江田・寺坂・小森の3者の記者会見終了後にベントを開始する予定で、
   吉田所長はベント準備を進めていたが、吉田所長がベント命令を出す予定の9分前に、東電本店から
   首相現地視察が伝えられて、ベントが延期させられた(青山繁晴氏の国会証言)
   吉田所長は、3月11日夜に15条通報で2号機のメルトダウン予測を経産省と福島県に送っており、
   それは「緊急災害対策本部」発表の22時35分現在の資料にも掲載されたが、3月12日00時30分
   現在の資料では、その部分がそっくり削除されている。一体誰が、削除の指示を出したのか、国会で
   追及すべき。
 
   事故後、ルース駐日米大使から、米国の原子力専門家を官邸に常駐させるよう要請されたことに関し「話があったのは間違いないが、断った。官邸はわが国の国家主権の意思決定をする場所であり、同盟国・米国といえども直接関わるのはありえない」と述べた。
 
 →原発事故が発覚した後(多分、日本時間3月11日19:03の原子力緊急事態宣言の前後)、
   米NRC(原子力規制委員会)の専門家の数名は飛行機に乗って日本に向けて出発している。
  官邸の報道関係記者が入れないフロアーの部屋に、アメリカNRCの専門家が4月まで常駐し、
  事故収束の指揮を執っていたと、週刊誌・日刊ゲンダイで報道されている。

 東電が福島第1原発から第2原発への全面撤退を政府に打診したとされる問題では「(清水正孝社長との電話で)そんなことをしたらコントロールできなくて、事態が悪化して止めようがなくなると指摘した。何の答えもなかったので、部分的に残す趣旨でなかったのは明確だ」と述べ、「全面撤退」の打診だったと主張した。
 →東電に責任をなすりつけるためのウソ勘違い。原子炉を監視する最少人数だけを残し、重要免震棟に
   いた女性の事務職員や関連会社の社員たちを避難させるためにバスの準備を要請した。この辺の経緯は
   産経新聞が早い時期から詳しく報道している。全面撤退がない証拠として、完全停電になってしまった
   福島第一に電気を通すため、仮設の変電所を築くための特別チームが編成されて3月12日の早朝には
   フクイチに集合して、フクイチ幹部らと打ち合わせを行っている。世間では、消防自動車による原子炉への
   放水だけが伝わっているが、この特別チームは、1号機爆発後も被曝しながらこの仮設の変電所を作る
   作業を継続し、3号機が爆発した後も被ばくしながら作業を続けて、この変電所ができたおかげで、フクイチで
   電気が使えるようになって作業効率が飛躍的にアップして、事故が収束できた。(ソース:電気新聞の記事)

 菅氏が自身の「アドバイザー」を相次いで内閣官房参与に任命したことには「各省の情報とは別のアンテナがないと『裸の王様』になってしまう」と擁護したが、「政治的にプラスとは思えない参与を公式任命することには反対した」とも述べた。【笈田直樹、岡崎大輔】

 ◇枝野氏の主な発言◇

・情報を十分に集約し、予想、想定ができなかったことを反省

・東電の清水正孝社長(当時)から全面撤退方針を電話で伝えられたと認識

・菅直人首相(当時)の原発視察と内閣官房参与の任命には反対した

・炉心溶融(メルトダウン)の公表を遅らせる指示は出さなかった

・米国の原子力専門家を官邸に常駐させるよう要請されたが断った
*** 引用終了
 
 
これからも、政府の嘘は、徹底的に暴いていきます!!!!
 
 

転載元 転載元: ピアッチェーレ プチ・ハピネス

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武田邦彦『専門家は誠実に・・・99.9%除去というのは意味が無い』

島田市から 先日の武田先生の指摘(速報)北九州報告・・島田市と併せてが「間違っている」との回答があったようですが、本当に市民のことを考えての発言なのでしょうか。 
以下、武田先生のブログより。
 
 
専門家は誠実に・・・99.9%除去というのは意味が無い

 
島田市の瓦礫焼却について、私のブログの記事について島田市が「間違っている」と言い、その一つの理由に、「安全性の目安となる値(排ガス:セシウム13420ベクレル/m3、セシウム13730ベクレル/m3、焼却灰は8,000ベクレル/kg)を大きく下回っており、安全性の面で全く問題ありません。また、排ガスのばいじん濃度も定量下限(0.0040.005g/m3N)未満であり、バグフィルターのばいじん除去性能が正常に働いていることが確認されています。」とあります。
 
私自身は批判ぐらいはかまいませんし、島田市が瓦礫焼却をするのが適切かどうかは、島田市の人や周辺の人がご判断されることで、島田市や私はその判断に役立つために、正しい情報を提供することが役割です。島田市も市民の健康を犠牲にして瓦礫を引きうけようとしているのではないとおもいます。
 
その意味では、市民に示した上の文章は訂正してもらいたいと希望します。放射性物質が他の物質と違って「目に見えないほどの量が危険」という特徴があります。たとえば、島田市は「バグフィルターの除去率が99.9%であり、煤塵濃度は0.0040.005g/m3N以下だから大丈夫」としていますが、セシウム1371グラムあたり3兆ベクレルですから、仮に0.003gでも1立方メートルあたり1000億ベクレルになり、同じ文章の安全性の目安とされる30ベクレルの実に30億倍になります。
 
つまり、「排ガスのばいじん濃度も定量下限(0.0040.005g/m3N)未満であり、バグフィルターのばいじん除去性能が正常に働いていることが確認されています」という内容は専門的に言うと、「だから危険なのだ。とうてい焼却できない」ということになり、この時の除去率が99.9%とすると、現実は99.9999999・・・%でなければならないということなのです。
 
つまり、重量で示した「ばいじん除去性能」というのは「放射性物質がどのぐらい漏れるか」という点では何の意味も無い数値ということを示しています。専門家にとってはあまりに簡単なことを説明を聞く人が「グラムとベクレルの換算が出来ない」として説明するのは誠実みがありません。
 
排ガスに含まれるセシウムについては、フィルター性能から計算したものではなく、投入量と捕捉量からマスバランス計算でだしたもので、それは島田市も充分にしっています(私以外にも計算値を市に示している方がおられます)ので、回答自体が正確ではありません。なぜ事実と異なることを公共機関が回答するのかはまた検討が必要です。
 
多くの自治体が「ばいじん除去性能」を瓦礫処理に際して市民に示していますが、一般の煤塵と放射性物質では健康に及ぼすレベルが全く異なります。どんな数値も誠実でごまかしのない数値を使ってもらいたいと思います。私は瓦礫の処理に反対ですが、自分に不利な数値もそのまま使います。それが国民に対する専門家の誠意と義務です。
 
また最近、自治体の公務員の人で国の方針や市長の命令だからというので市民に事実ではない言動が見られますが、自治体はその自治体を構成する市民のためにサービスをしているので、職務の命令よりもともとの職務の義務が優先します。これについては慣例でも判例でも示されていますので、公務員の倫理をもう一度、思い出してください。
 

 

 
(平成24526日)
 

武田邦彦

                                ・・・以上・・・

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雨宮処凛『札幌姉妹「孤立死」事件。の巻』

河本さんの一件で、生活保護費の不正受給?や保護費の減額を政治家や閣僚が声高に述べていますが、政治家がまず問題にすべきは、国民が生きていく権利をこの国にしっかり定着させるということではないでしょうか。
以下、雨宮処凛がゆく!様より。

札幌姉妹「孤立死」事件。の巻

15日の集会
 5月15〜17日まで、「全国『餓死』『孤立死』問題調査団」に同行して、北海道に行ってきた。
 今年1月、札幌・白石区のマンションで姉妹が遺体で発見された事件や、相次ぐ餓死・孤立死(今年に入って私が把握しているだけで23人が亡くなっている)をなんとかしようと結成された調査団だ。
 調査団の団長は、金沢大学教授の井上英夫氏。弁護士さんや現役ケースワーカーなど、30人からなる調査団が事件の真相を解明しようと札幌に乗り込むというので、私も同行させてもらったのだ。
 この事件、発覚当初から私にとっては「他人事ではない」という思いが強かった。亡くなっていたのは42歳の姉と、知的障害のある40歳の妹。そんな二人の出身地は、私の地元である北海道滝川市。同郷の人であり、妹さんとは年も3つしか違わない。しかも、お姉さんが働いていたのは私もよく知る滝川のデパート。数年前、その店が倒産したことが地元民の間では大きな話題となったのだが、それがきっかけで滝川では暮らしていけなくなったようで姉は札幌に出て働き始め、それから数年後の今年、遺体で発見されたのである。
二人の遺体が発見されたマンション。普通にきれいなとこなのがさらにショックです・・・
 どこかですれ違っていたかもしれない二人。地元にどれだけ仕事がないかは、私自身もよくわかっている。
 発表されている姉の死因は病死。突然の脳内出血らしい。この背景には、食料にも事欠くほどの生活状況があったのだろう。一方、妹は凍死。二人の住んでいた部屋の電気・ガスは止められ、暖房器具のガスストーブが使えなかったことからの凍死のようだ。マイナス10度を平気で下回る冬の北海道で暖房がないということは、即「凍死」を意味する。発見された遺体は、服をたくさん着込んだ状態だったという。
 二人の両親は既に他界。知的障害の妹を支えながら働いてきたお姉さんが亡くなり、あとを追うように妹も力尽きてしまった。どれほど寒く、心細かったか。考えれば考えるほど、気が狂いそうになってくる。だからこそ、私は調査団に同行させてもらった。自分一人では処理できないこの感情をどうにかするには、「そんな現実を変えようとする人たち」と行動を共にするしかないと思ったからだ。
 この事件には、大きな問題がある。それはお姉さんが3度にわたって白石区に生活保護の相談に訪れていたものの、申請には至らなかったということだ。
井上団長が札幌市に要望書を提出
 現地調査に行って目にしたお姉さんの「面接受付表」からは、生活がどんどん逼迫していく様子がありありと滲み出ていて、「どうしてこれで生活保護を受けられなかったのか」と気が遠くなる思いがした。1度目の2010年6月の面談では、仕事もなく、手持ち金もわずか。2度目の昨年4月には、公共料金も滞納し、国民健康保険も未加入、残金は1000円、食料も少なくなっている。それに対して白石区がしたのは「非常用のパンの缶詰14缶を支給したこと」。3度目の昨年6月には、家賃も滞納し、生命保険も解約。そんな中でも、お姉さんはこちらが驚くほど懸命に仕事を探していた。しかし、友人などの証言によると、ずっと体調が悪く、めまいや吐き気を訴え、物忘れがひどくなっていたそうだ。そんな状態なので、仕事が見つかっても続けることができない。病院に行きたくても、既に国民健康保険は未加入状態となっている。現金も残りわずか。厳しい状況の中、二人は主に妹さんの障害年金(ひと月で6万円ちょっと)を頼りに暮らしていたようだが、それではとても生活できない。そんな状況にある姉妹に対して、3度も相談を受けた白石区はどう対応したのか。面接受付票には、「高額家賃について教示。保護の要件である、懸命なる求職活動を伝えた」の言葉が何度か登場する。二人が住んでいたマンションの家賃は、生活保護で定められた住宅扶助の額より少し高かった。しかし、その場合も、家賃が数千円高いからといって生活保護が受けられないということはない。また、「懸命なる求職活動」は実際にしていたし、それは「保護の要件」では決してない。二人の収入はどう見たって最低生活費を下回っているのだから、保護が必要な状況だ。しかも、かなり切迫している。受付票から想像できるのは、「家賃が高いから引っ越さないと生活保護は受けられない」「もっと頑張って仕事を探さないと受けられない」などと誤った情報を与え、それによってお姉さんに「私は生活保護を受けられないのだ」と思わせた、ということだ。
 16日、調査団と白石区の話し合いが持たれた。実際に面談にあたった人は現れず、その上司が数人、話し合いの場に姿を見せた。調査団の質問に対し、白石区保健福祉部の課長は、(面談した)本人は記憶がないと言っている」と何度も繰り返した。これほどの事件に発展し、テレビなどでは二人の顔写真も流れているというのに、覚えていないというのだ。また、面談した本人には聞き取りをしたものの、その記録も残っていないのだという
 2時間にわたる話し合いを終え、調査団は翌日、記者会見。札幌市に要望書を提出し、回答を求めた。また、二度とこのような悲しい事件が起きないよう、国や厚生労働省にも働きかけていくという。微力ながら、私も協力したいと思っている。
 SOSを何度も発したのに、救われなかった命。 
 餓死や凍死していい人など、当たり前だが一人もいない。
記者会見を終えたところ

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