セバスチャンPのメモ帳

アイマスMAD作成 http://www.nicovideo.jp/mylist/3826966

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2009年11月29日

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忘れないうちに「3A07」http://www.nicovideo.jp/watch/sm8893602 についての記録を残しておこうと思います。

以下ネタバレが多いため、未見の方はご注意ください。




最初に書き記しておきたいのは、『この3人でないとこの動画はあり得なかった。3人の内誰か1人でも入れ替わっていたら「3A07」という動画は存在しなかっただろう。』ということです。


既に七夕Pがブログで書いている内容については、まったくその通りなのです。




僕の動画における担当はアニメーションであり、七夕Pのコンテに沿って作っていきました。

七夕Pのコンテは、演出意図はしっかりきっちり伝わり、かつ指定が細かすぎない(例外はカット毎の時間で、これはBGMとシンクロさせるために不可欠な為)という、僕にとっては理想的なコンテでした。

もし細かーーくカメラアングル・人物配置・仕草などが書かれたコンテだと、ただそれをなぞるだけになってしまい、僕のやる気は低下していたと思います。

参考に、シーン4(坂道〜丘の上部分)のコンテ、そしてOP部分の資料を公開します。
http://imasupd.ddo.jp/~imas/cgi-bin/upload.cgi?mode=dl&file=58689
DLkey=cont3a07




RAPのシナリオ・七夕Pのコンテを頭に入れた上で、1カット1カット徹底的にカメラワーク・キャラ配置・小物・演技・表情をこだわりながら作っていきました。

基本的にはシーン全体の最初と終りに詳しい打ち合わせをする、というスタイルを採用。

1カット1カットで「こんな感じでどうか?」と打ち合わせするのが理想なのは分かっていたんですが、それをしだすと本気で1年あっても全然足りなかったためです。
(ちょっとした話し合いでもいつの間にか朝チュン、ということが日常だったので、1カット毎に話し合ったら本当に1日1カットしか仕上がらないかも、という心配がありました)

基本的にはシーン全体のアニメが出来たら一気にFTPにアップロードし、見てもらう、という感じです。

「出来上がってからのお楽しみ」スタイル。失敗すれば取り返しがつかない!

(「さすがにこれを無断でやるのはどうか…」と思ったときは臨機応変に打ち合わせしましたが)


今から振り返ると、RAPも七夕Pも、よくこんなスタイルを許してくれたものだ、ありえん、と思います。ありがたい、とも思います。
その分、シナリオ・コンテを徹底的に読みこみ、質の高いアニメを作る努力をしました。


そのようにしてFTPにアップされた僕のアニメに、さらに七夕Pがこだわりの色調補正・エフェクトの追加を行い、RAPが『どこから探してきたの!?』というようなピッタリの音響を加え、最高の映像に仕上げられました。

*シーン2(事務所)とシーン6(病院)は、自分にとって前から表現してみたかった『複数のキャラがいろんな思いを抱きながら平行してくりひろげる人間模様』なシチュエーションだったので、コンテレベルで任せてもらいました(シーン2は七夕Pコンテなし、シーン6は七夕Pコンテから大きく変更…許してつかあさい!)。本当に感謝します…
その分他のシーンは七夕Pの演出意図に沿うことに徹底でき(もちろんそれはそれで違った楽しさがある)、気持ち的にもバランスが保てたんじゃないかと思います。




【RAPと七夕Pについて】

RAP

シナリオの構成が上手いのは言うまでもないですが、その上仕事が早いです。
シナリオについての提案をすると、その日の内に新しいバージョンのシナリオを作ります。
しかも、単に提案をそのまま入れるのでなく、RAP色にかえた上で、です。
頭の回転の速さ・柔軟さを兼ね備え、人当たりも良く、文句なくチームのリーダーでした。
敢えて悪く言うなら「人を乗せるのが上手い」w。最大限悪く言ってこんな感じでしょうか。

なんで3分しか作るつもりが無かったアニメを、15分も作ることになってしまったのか… 別に弱みを握られていたとかではないんだぜ。

かなり要望に柔軟に応えてくれるのですが、それは妥協というより「先を見通して優先順位をつけ、それに従っている」という印象を受けました。
IRCのログを振り返ってみても、最初の話し合いと今とで軸がブレていないです。
結局は全てRAPの望みどおりになった気がします。恐ろしや…



音響はほぼ100%RAPで、七夕P・僕はそれに違和感を感じた時に意見を言うのみでした。
特にシーン2(事務所)はこだわりがあったので細かい指摘をさせてもらったのですが、完璧に応えてもらえました。

あと、事務所や街角・坂の部分のBGMに対して、最初僕のイメージと違ったので色々言ってしまったのですが、何度も聞いているうちに「これ以外はありえない」と思うようになりました。
実際動画上の米を読んで「RAPが選んだBGMで正解だったなあ」と反省中です。
本当に僕の第一印象はあてにならん。あてにならんことだけは信じられる。






七夕P

僕と同じくらいこだわりぬいて動画をつくり、かつ僕より大人です。
たぶん僕に腹が立ったことは何度もあると思うんですが、、辛抱強く対話してくれました。

また非常に鋭い観察眼を持っていて、肌の色など、初期に何度も自作モデルの問題点を指摘してもらい、改良することができました。
あずささんの頬が細い、という指摘をもらったのに「えー、そうかな… これでいいと思うんだけどな…」とそのままにしていたら、全動画の半分くらい作った時点でそれが正しかったことに気付き、目立つ数十カットの修正を余儀なくされました。素直に聞いておけば…orz。 10月末のβ版では、今より残念なあずささんのショットがたくさんあります。



『出来上がったアニメを隙無く美しく見せる』ことは100%七夕Pの担当でした。
例えば事務所で「トゥーンレンダなのにこの光はありえないくらい綺麗」のような米がありましたが、七夕Pの加工によるものです。僕は極力シンプルに出力しました。
ステージの熱気、ステージ袖の薄暗さ、事務所や街角のシチュエーションにあわせた自然な光、坂道の幻想的な雰囲気・丘の上の夕日、ひまわり畑の黄色と空の青のコントラスト…、すべて七夕Pのおかげです。

動画とは別に出力しておいた深度情報ファイルを元に被写界深度(画面上ピントが合う範囲)をAE上で調整し、見栄えをよくしたのも七夕Pです。(XSI上でも可能ですが、レンダリングが余計にかかるし、境界があまり綺麗でない。個人的には特に背景のポリゴン・テクスチャの粗を隠してくれるので大歓喜でした)

画面の時間帯・気候を自由に操ってもらえるので、僕はXSIでの作業段階で光の量や色を調整する必要はありませんでした。これまでの僕の動画を見てもらえればすぐ分かると思うんですが、色彩センスが皆無なので、七夕Pの存在は凄く頼もしかったです。
僕はたまに「被写界深度が浅くてサブキャラの表情が読み取れなくなっている」「編集でカットされて演技の繋ぎがわかりにくくなる」等の意見を言うくらいでしたが、それもほとんど必要ありませんでした。


七夕Pによる劇的before & afterをお見せします。

左が僕がFTPにアップしたアニメ(800×340、無圧縮avi+深度情報付きでFTPにアップしていました)
右が七夕P加工後(画像はアップ用mp4からキャプチャ。本当は800×600のマスター版からキャプれた方がより発色が良いのですが)
是非クリックして大きい画像で見比べていただければ、と思います。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3



ちなみに深度情報ファイルはこんな感じの、白黒でカメラからの距離を表すものです。
イメージ 4





シーンごとの「あれはどうやって作った」みたいな枝葉的なことについては後日、これまでの動画通りだらだら説明する予定です。

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