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現代の俳句8 正木ゆう子

水の地球すこしはなれて春の月   正木ゆう子(まさき・ゆうこ)

(みずのちきゅう すこしはなれて はるのつき)



「紫薇」同人。
読売新聞「読売俳壇」の選者をされている。

以前、お話させていただいた時、自分の中には生まれ故郷である熊本の雄大な自然が息づいている、ということを言っておられた。


揚雲雀空のまん中ここよここよ

(あげひばり そらのまんなか ここよ ここよ)

水うすくゆきわたりたる桐の花

(みずうすく ゆきわたりたる きりのはな)

さて穴に戻るか干潟見尽くして

(さて あなに もどるか ひがたみつくして)




「水の地球」というのは、阿蘇などの雄大な自然に慣れ親しんだ彼女だからこそ、生まれた表現だろう。
これら三句も、熊本の大自然を思い浮かべながら鑑賞するとさらに味わい深い。

掲句は、自分のいる地球を意識しながら、春の月を眺めているのであろうが、SF映画のような宇宙からの映像が思い浮かんでしまう。

俳句も時代と共に進歩する。
おそらく、こういう句は映像文化に慣れ親しんだ時代であるからこそ、生まれた句であろうし、読むほうも鮮やかに映像が浮かぶのではないだろうか。

摩天楼より新緑がパセリほど   鷹羽狩行(たかは・しゅぎょう)

この句は、ニューヨークの摩天楼より、セントラルパークを眺めた時に生まれた句であるという。
山の頂とか、自然の高さではなく、人工建造物の高さという視点から生まれた、当時は画期的な句であった。

正木さんの句は科学の進歩により、とうとう宇宙にまで俳人の視点が到達した、ということであろうか。

ただし、この句は科学の中に厳然と存在する自然がテーマ。
宇宙の雄大さに加え、潤んだ叙情が滲んでいる。
それは「水」や「春」という言葉の効果だろう。
やはり俳句的叙情を失っていない。

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この4月からNHK俳句の選者をされますね。独自の境地を発揮されている俳人ですね注目していきたいです。

2007/4/10(火) 午前 9:47 sak**238*

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「揚雲雀〜」の句の最後のここよここよが、かわいくていいですね!

2007/4/10(火) 午後 7:31 じゅんママ

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昨年、正木ゆう子さんと櫂未知子姉御の全句集が掲載された本を買いました。お二人とも個性的で飽きることがありませんね。また読んでます。

2007/4/10(火) 午後 9:13 [ たかやん ]

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あげひばりの句、懐かしく思いました。 当時注目を浴びた作品ですね。

2007/4/11(水) 午後 2:20 [ tak*yuk**a1 ]

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こんにちわ。小川です。昨日は誠司さんに再会できたことで大会の楽しさが倍増しました。ありがとうございました。 正木ゆう子の句は発想が豊かでそしてダイナミックで私も大好きです。これからも良い句をたくさん紹介してください。 削除

2007/4/11(水) 午後 5:40 [ 修司 ]

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SAKIさん そうなんですか。ご活躍ですね。

2007/4/11(水) 午後 9:42 セセエト

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じゅんママさん かわいい句ですよね。よくこんな発想ができるなあと感心します。

2007/4/11(水) 午後 9:42 セセエト

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たかやんさん 櫂さんも素晴しい俳人ですよね。

2007/4/11(水) 午後 9:45 セセエト

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takeyukataさん コメントありがとうございます。可愛くも伸びやかな句ですね。

2007/4/11(水) 午後 9:46 セセエト

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修司さん 僕も楽しかったですよ。またお会いしましょう。

2007/4/11(水) 午後 9:47 セセエト

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