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「青眼」(せいがん)とは、「自分が好ましいと思う人を迎える時の、嬉しい心が現れた目元。訪れた人を歓迎する目付き。」という意であると聞いた。
剣道で言う「青眼の構え」(正眼、星眼)は、両手で刀を臍の位置に真直ぐ構える姿勢を指しており、一切の無駄な力を抜き、気を充実させた自然体の構えである。
奇妙な例えになるが、其の人は、僕が中学時代に出逢った剣道部の先輩に似ている。
先輩は、僕よりも二つ年上だった。
剣の腕前は確かで、とりわけ蹲踞の後、立ち上がった折の「青眼(正眼)の構え」が美しかった。
部員の挨拶にいつも笑顔で応えてくれ、練習が終われば愉快な談笑の輪の中心になった。
試合でしくじった僕を自分の失敗談で慰めてくれたこともあった。
凡そ三十年も前の出来事を、実社会の二十年も年長の大先輩に重ねるのは失礼極まりない。
しかしながら、其の人の前で、僕は、心地よい尊敬の念を抱き、世代や立場を超えたフレンドシップを感じる。
男同士で面映い表現だが、その出逢いに感謝したくなるのである。
そんな感情を抱かせる人柄と存在感を持つ其の人には、やはり、上司でも先生でもなく、あの頃の先輩の面影が似つかわしい。
普段では得がたい経験を、また、職業人として生きる糧を、いかにも軽やかに授け諭してくれた、其の人との二百五十日間が終わろうとしている。
ここに、あらためて感謝の意を表し、自らが少しでも「青眼」に近づけるよう、精進を重ねていきたいと思う。
☆御愛顧いただいた当ブログを、本日をもって終了させていただきます。
皆さんのおかげで百編におよぶダイアリーが完成しました。
またどこかでお会いできますことを楽しみに。(^ー^)
ありがとうございました。
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