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2020年に向け、東京には真のグローバル都市を目指してほしい。 祝、東京オリンピック!

東京の2020年のオリンピックホストシティ決定、おめでとうございます!「失われた20年」に代表される日本没落論が、蔓延していたので、非常にエキサイティングなニュースですね(森元首相本当に嬉しそう↓)。

東京は間違いなく「世界都市」の一つではあるのですが、日本の経済的地位の低下に伴い、東京のプレゼンスも低下傾向です。せっかくですから、このオリンピックを契機に、東京をロンドン・ニューヨークと競り合えるようなグローバル都市として、都市計画を政府や東京都にお願いしたいと思います。国予算での東京への集中的な投資を、地方からの反対を押し切って進める事ができる最後の機会だと思います。

まず、東京(というよりも東京都市圏)の立ち位置を検証してみましょう。

現在

− まず人口ですが、東京都市圏は3724万人で、ダントツで世界最大の都市圏で、1950年代からその地位を維持しています。 http://bit.ly/LkqO87
− 都市圏GDP的にも、東京都市圏は$1479Bnと世界最大です。 http://bit.ly/bEjWIi
− しかしながら、一人あたりGDPは$4.1万ドルで、NYの$7.3万ドル、ロンドンの$6.6万ドルと比べると見劣りします。 http://bit.ly/bEjWIi

将来

− 2030年にはジャカルタ都市圏の人口が3837万人に達し、東京は第二位に陥落します。また、マニラ、ムンバイ、デリー都市圏の人口が3000万人を超えます。 http://bit.ly/a9xWjh
− 2025年の東京都市圏のGDP($1981Bn)は世界一位を維持しますが、NY($1915Bn)と肉薄します。 http://bit.ly/b8vBdO
− 一人あたりGDPも、NY(9.3万ドル)、ロンドン(9.5万ドル)と比べると5.4万ドルと6割程度と低迷します。 http://bit.ly/b8vBdO

下記は、マッキンゼー研究所の2025年の世界の都市圏経済の予測ですが、経済成長や一人あたりGDP面での東京の地盤沈下が明らかです。
イメージ 1

次に世界の大都市の各種Global City Rankingをみてみましょう。

− 世界都市のトップ2はニューヨークとロンドンというのか下記から明らかですね。
− 東京の立ち位置的には、パリと第三都市を争う感じでしたが、今では、シンガポールと香港に抜かれつつあります。

イメージ 2

以上、東京はじわじわ地盤沈下しているわけですが、1)日本という巨大市場の内需の低成長と、2)ビジネスや文化的なリーダーシップはわけて考えるべきと思っています。

ついこの間までは、日本のGDPは米国に次ぐ世界第二位で、巨大な内需を当てにして、世界中の企業が日本市場に入ってきました。また、アジア内で、ダントツの市場規模を誇っていたので、多国籍企業のアジア拠点としても重要なポジションを担ってきました。僕は、外資系広告最大手のマッキャンエリクソンや、ジーンズ最大手のリーバイ・ストラウス社、また米ヤフーで、アジア向けのマーケティング戦略などを担当しました。これらの会社では、2000年前半までは、日本市場の売上高は米国に次ぐ規模で、アジア市場の半分以上を占めていました。しかしながら、2000年代の中国や東南アジアの新興国の高経済成長で、多くの多国籍企業は、低成長の日本市場はメンテナンスモード(刈り取りモード)に入り、新規投資を新興国に重点的に振り分けてきました。その流れで、アジアの拠点も香港やシンガポールに移っていきました。実際、経済産業省の2010年調査では、外資企業アジア・オセアニア地域における地域統括拠点は、シンガポール24%>中国>23%>香港19%>台湾7%>韓国7%>日6%>豪5%なっています。グローバル都市としての東京の地位の地盤沈下も、シンガポール、香港、シドニー、北京、上海の勃興に、足を引っ張られている形ですね。

少子化や高齢人口増で日本市場の低成長は、避けがたいとは思いますが、2)のビジネスや文化的なリーダーシップについては、東京は最、強化する余地があると思います。そのためには、「今までは巨大な市場を背景に黙っていても海外からの投資が集まった」、という恵まれた環境にあぐらをかくをやめ、シンガポール、香港、シドニー、北京、上海との競争に勝ち抜き、東京を「アジアで最高のグローバル都市」に引き上げ、ロンドンとニューヨークと同格の三極ポジションを獲得することが、必須と考えます。

これは過去のブログ記事での分析ですが、東京都市圏は日本のGDPの37%、人口の33%を占めているのですが、総歳入(税収)受取りは31%足らずです。これは、日本政府が大都市圏の富を地方に補填してきた悪しき伝統の典型だと思います。そのため、日本の低成長化に伴い、東京の世界的な地位も下げる事になってしまいました。日本のGDPが低成長が前提ならば、メリハリを付けて、東京を中心とした、名古屋と大阪の三大都市圏に、国の予算を集中投下して、大都市圏では少なくとも世界的な競争力を強化することが必要でしょう。東京のオリンピック開催は、大義名分をもって、東京へのインフラ投資を、政府として進める事ができるので、今までの地方へのバラマキの悪しき伝統を断つ良い機会かと思います。

そして、安倍政権(アベノミクス)の第三の矢である構造改革を進め、1)若年層に希望の持てる経済や雇用環境、2)世界中のビジネスや人材が集まるビジネスフレンドリーな都市、3)起業のしやすい環境、等をドンドン進めていってもらいたいと思います。下記はPWCの世界都市分析チャートですが、東京の弱みは、人材、ビジネスのしやすさ・コスト、自然環境、経済の力強さ、と指摘しており、ある意味ドンピシャリだと思いますので、課題は明らかですね。
イメージ 3

以上、これからは、国と並行して、都市間の競争の時代です。東京は、2020年東京オリンピック開催都市という素晴らしい大義名分をうまく利用して、ロンドンとニューヨークに並ぶ世界都市に、仕込んでいってもらいたいと思います。

では、Happy Investing!!!

P.S. 世界都市分析に興味のある方は、下記のリンクを参照ください。
- Hot Spot 2025 Citi/Economist http://citi.us/17gSDYr
- Global Power Cities Mori Institute http://bit.ly/xhG6xu
- City of Opportunities PWC/NYC http://pwc.to/UW1BBz
- Global City Index AT Kerney http://bit.ly/18EaMOK
- KF Wealth Report Knight Frank http://bit.ly/X5n2Sz
- Global Financial Center Index Zen http://bit.ly/17K8POH

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日本は東京一極集中してるから国力が弱くなったのでは?アメリカはワシントンDCやNYと政治と金融は分けてますし、ベイエリアみたいなIT先進地もあり、分散してるからこそ世界一の大国なのではないでしょうか? 削除

2014/1/31(金) 午前 2:19 [ ムコス ] <<コメントに返信する

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ムコスさん、アメリカと日本は国の広さも人口も違うので、あまり比較対象にならないと思います。ブラジルや中国を除くと、ドイツ以外の先進国は首都に集中投資し競争力を高めているのが現状ですね。個人的な意見ですが、日本は、東京・名古屋・大阪の3大都市圏に、より一層の予算の割り当てて、都市化を進め、競争力を高めるべきと考えています。

2014/2/20(木) 午前 6:06 [ Gen ] <<コメントに返信する

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