市井の山居
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突然ですがみなさま、細川護熙モト総理の、現在の職業をご存知でしょうか? 陶芸家なんです。 ついでに、あだ名は殿らしい。 ま、世が世ならお殿さまですし(笑)。 さて、そんな殿、今月19日まで個展をしていらっしゃいます。 ケセラセラ(なるようになる・スペイン語)、を書道で「慶世羅せら」と書いてみたり、作品を展示するためにしつらえた茶室の名前をアビエント(また会いましょう・フランス語)で「亜美庵杜」と当て字したり。 細川モト首相って、きっと気取りがなくってお茶目さんなんだろうなぁ、と思いました。 ていうか天下のエルメスさまでの個展に習って1年の、油絵の作品を出すとか、エルメスさまのトレードマークである馬とかHをモチーフにした絵皿とかを展示するとか、間違いなく細川モト首相っていうか殿にしか出来ないだろう芸当だと思いました(以下、個展では撮影禁止だったのでカタログを写真に撮りました)。 のびやかで、大らかな作品が多くて…すごく贅沢な、でも居心地の良い空間でした。 茶室・亜美庵杜には唐代の詩人・陳子昂の詩を書いた屏風が設えてありました。 前に古人を見ず 後に来者を見ず 天地の悠悠たるを念い 独り愴然として涕下る お殿さまの、孤独。 一国を一身に背負う孤独。 私には想像もつかないのですが。 以前、日経新聞の「私の履歴書」で、小さな頃から能のお稽古や漢文や和歌の素読をさせられていたというのを読み、驚嘆したのですが。 そういった、幼い頃から培ってきた教養や、本物に触れる機会というのは、きっとものすごいものだったはずで…だから、作風にどことなく気品があるのかな、と思いつつ、2階のカフェに行きました。 エルメス・カフェのメニューが日本語訳の一切ついていない、おフランス語オンリーだった、とかそういうお話はまた明日(笑)。 |
