千愚傑作選

大連、カナダ、東京で作った俳句と詩です

俳句

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全25ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

2012年四月私の選んだ特選句

耳の中の空へワープする水芭蕉・・・邪呑先生

音を聞くと色が見えるという共感覚が知られているが、感覚刺激が脳(空)で処理されるプロセスは人さまざま。聴覚器官に視覚情報が入ることも。私個人としては水芭蕉より水仙のほうが春にふさわしく、ワープしやすい気がするのですけれど。

→以上の評をファックスで送った後、考えていたら、これはやはり「みずばしょう」なのだ、と思った。これは視覚情報が入ったのではなく音ー聴覚刺激であるところの「みずばしょう」がワープしたのだと。句報には最初に知らされた「水芭蕉」でなく「水ばしょう」とひらがなにしてあったから、よりそう感じられた。水のはねるようなこの音ーまるで芭蕉の句の中で蛙が飛び込んだ音のような音。これは耳の中の空に飛び込んだ音だ。池でなく空に飛び込む音なのだ。「すいせん」では跳ねない。

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(0)

2012年四月

ポーカーフェイスで開花準備中だそうです・・・4票

珈子さん評:
 今年はなかなか春が来ない。杏子・木蓮・連翹等いろいろな春の花々は、蕾をふくらませ開くのが待ち切れない。これではまるで花々はポーカーフェイスになるしかない。


ほのかに春の青上り下りの舟すれ違う・・・2票

ひとあめふたあめ街も心も塗り替えられてゆく・・・2票

敏正さん評:
北国に住む人々にとって春の訪れは待ち遠しい。それだけに、ひと雨ごとに雪が溶け木の芽がふくらむ春到来は、身も心も塗り替えられてゆく様だ。「ひとあめふたあめ」のひらがな表現、44344とつづく句全体から早春の息吹と余韻が漂ってくる。放射能汚染も、この句の様にひとあめごとに除染されていけばどんなによいか、そんなことをふと勝手に想像した。

弥生の心揺れんとす11日と耳鳴りすれば・・・1票

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(0)

2012年2月俳句

洋菓ひとつ「ウールーグー」の名ありて母に・・・一票

春まだき忘れ上手とうそぶいてみる・・・二票

「もうすぐ」と応えた夢から寒夜明ける・・・三票

幸子氏の評
「もうすぐ」が何に続くのかと考えた時、春だったり明るく楽しい生活だったり、幸せだったりするのでしょう。しかし、それは夢の中であり、目覚めた時は寒い朝で、起きるのもつらいという現実がある。侘しさを感じる句です。

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(0)

2012年2月私の選んだ特選句

さらさら還ってくる天のレクイエム・・・三千代

私のコメント
先日倉本聡のドラマ『優しい時間』を観た。冬の大きな窓のそばに今は亡き妻の幽霊(幻覚)が訪れる。ドラマ全体が鎮魂歌のよう。富良野の雪と死者と静かな歌。あの主題歌が聞こえてくる。平原綾香「明日」。レクイエムは死者と生き残った者との交信だ。

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(0)

2012年1月の俳句

不公平と理不尽とそれでも七草粥・・・1票

ひと部屋染め上げて花 目を伏せる・・・3票

細胞と遺伝子の数だけ落ちてくる雪・・・4票

邪呑先生評:
上句の「細胞と遺伝子」と「雪」の整合性をどう解するかが鑑賞のポイント。
人間を含めた生ある物の終末は天地(あめつち)に収斂されていく。天に昇華されたもろもろの生き物の遺伝子(DNA)も、再び、雪の六方晶系の結晶として大地に収束されていく光景を詠んだのだろう。
「細胞と遺伝子」と「雪」の取り合わせは意外性があって面白い。

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(0)

全25ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]


.

千愚
人気度

ヘルプ

Yahoo Image

  今日 全体
訪問者 3 32067
ブログリンク 0 8
コメント 0 1438
トラックバック 0 10
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

開設日: 2006/3/3(金)


プライバシーポリシー -  利用規約 -  ガイドライン -  順守事項 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2012 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.