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無事に初めての冬眠をクリアできた(ように思う)ので
その様子を記録に残しておくことにする。
今後冬眠させる人の参考になれば・・・あまりならないと思うけど
とりあえず一つの事実ではあるので。
さて、私の飼育法はケージと庭の二本立てである。
なので庭で動きが鈍くなってきたのを見計らって
室内の2Fにあるケージに移動。加温を止めた。
しかし、2Fにあるケージは廊下からの光が入るので
結構暖かい。カーテンを閉め、カメがほとんど動かなくなった
ところを見計らって、強制的に冬眠ケージに移動させた。
冬眠ケージは60センチの水槽を使用。床材は本当は生の葉っぱ
なんかを使用したかった(自然のものが私の好みに合っているのと
湿度維持のためである)のだが、入手が難しかったので
空気を含みやすい市販の床材を使用した。
床材でカメを挟み込むイメージで設置し、霧吹きをして
1セントほどの木板でしっかりと天面をふさぐ。これは、玄関という
場所の特性上風の流れが急であり、そもそもなるべく密閉した状態にすることは
(完全にふさいでしまうのはどうかと思うが)冬眠において大切らしいので。
で、毎週観察しつつ12/23より本格的に開始した。
体重の変動は以下の通り。
●ヘルマン2カメ♀の体重の推移
月日 ぷー ぺー
12/23 829 808 玄関で冬眠開始
12/28 822 806 ※1
1/3 820 805
1/11 818 804
1/21 818 798 ※2
1/27 817 797
2/4 817 796
2/10 814 796
2/19 813 795
2/25 813 795
3/3 812 794 ここから冷蔵庫(だいたい7度くらい設定)
3/10 811 793
3/17 811 792
3/25 解凍第一弾
3/27 解凍第二弾(冬眠明け)
注目すべきは※1、ぷーの体重が減っていることだ。これは、グダグダ冬眠だったため
12月になってもカメがエサを食べており、糞をしたためだ。
糞を確認していたので、そのまま続行すると同時に、少々おなかに食物が残っていても
こいつは自力で排泄できるということがわかった。なので、冬眠1ヶ月前には
エサを絶つということを、それほど意識しなくても(そもそもそんなに食べない)
大丈夫であるということが証明された一つの例である。
ちなみに冬眠前に温浴させるということもしていない。これから眠るのに温浴?
水でいいのか?イマイチ意味が分からないので、やらなかった。おなかの中の
食物を出し安全に冬眠させる意味があるらしいが・・・・。
やったほうがいいとの説も根強いので、どちらが良いか悪いか議論は避ける。
やって成功している飼育者も大勢いるのだから、好みの問題としておこう。
続いて注目すべきは※2、今度はぺーの体重が減っている。実はこれ、
私の大チョンボで、温度管理を誤り、部屋の暖かい空気が玄関に長時間流れ込み、
12度以上の状態が半日近く続いたためである。それに反応して冬眠箱の中で
ガサゴソ動いていたのだ。体重を量ってみるとかなり落ちている。糞は確認できなかったので
尿をしたとしか考えられない。本来ならばここで冬眠を中止するのがセオリーで
それをしなかったのは(セオリーはもちろん知っていたが)様々な理由があり、
書き出すと大変なので割愛するが、私として続けたかったのである。
ただし、繰り返しになるが、本来は止めるほうが安全であることは間違いない。
貴重な貴重な水分を放出してしまったのだから、リスクが跳ね上がるのは当然である。
3月になると玄関で10度以下を保つことが難しくなったため、冷蔵庫に移動した。
冷蔵庫は湿度が5%とかになってしまうので霧吹きが欠かせないが、
温度管理はすごくラクである。
本来ならば、50センチ程度の深さをカメに与え、温度の変化と共にカメ自身が
深く潜ったり、浅く潜ったりすることで、最適な温度を保つのが理想だが、
そこまで都合よく巨大な冬眠箱を用意はできない(設置もできない)。
ということで、週間天気予報を見つつ、いよいよ春!というタイミングで
解凍(笑)したのが、3/25である。
太陽光とスポット直下で行った。
ベランダでの写真を撮り忘れたが、日当たりは抜群なので、利用しない
手は無いと思っている。温浴用の洗面器と、冬の寒さに敗北したコダカラソウが見える。
ちなみにコダカラソウは一鉢だけ室内で生き延びている。
冬を越せるコダカラソウの開発(ただ放置してるだけ)を
目指しているのだがうまく行かないのだ。
軽く温浴もさせベランダを這いずっていたので、解凍完了!と思っていたのだが、
どういうわけかケージに移動させると床材に深々ともぐってしまった。
おそらくこれは、気温がまだ低いため、冬眠から醒めはしたものの、まだ外で
活動するには早い、とカメが判断したのだと思う。
2Fケージはオープン型なので、シェルター内部は暖かいのだが、
環境温度自体は、ほぼ室温とイコールになる。しかも、2Fは暖房をつけないので
それが原因だと考えている。
(解凍が甘くて、まだ、冬眠モード継続中だったのかもしれないが・・・)
中途半端に起こしてしまうと、代謝はあがるのにエサ(特に水分不足による脱水が怖い)
を食べないのだから、危険度は増すと考えられる。もっとも、これからカメが自分で
ペースを整えて、気温が上がった午後辺りにヒョッコリ起き出してくるとは思ったものの、
なにぶん始めての冬眠であることと、前述の通り一度ヘマをやらかしているので、
ここは完全に起こして、しっかり加温してやらないとかわいそうである。
本当は強い加温はしたくないのだけど(虚弱になるし、庭に出すタイミングが遅くなる)
今回はポリシーを曲げて、安全を優先することにした。
ということで、3/27に二度目の解凍を行った。
今回は完全に起こす目的で、ロング温浴(20分以上)を敢行。湯を取り替えながら30度強を
キープしつづけるという念の入れよう。ちょっと熱かったかもしれないが、、、。
結果、写真に撮り損ねたのが残念なのだけど、冬眠の終わりを告げる「黄色がかった粘着質な尿」
が、ぷーで確かに確認できた。ぺーは、どうやら見逃したようだ。
水も少しは飲んでいる。総排泄口からも取り込んでいるのだろうか?あぶくがたくさん確認できた。
ここからの管理が大切だ。2Fケージから1Fにある、最強の火力を誇る密閉可能なケージに移動し、
昼間30度、夜間25度まで温度をハネ上げることにした。
結果、食欲も出てきた(そりゃ、こんだけ温度上げれば当然だけど。)
しかし、当然の結果とはいえ、冬眠後の拒食など冬眠によるトラブル例は
枚挙に暇が無い。当然ほどありがたいことはないともいえる。
初めての冬眠でムチャをさせた上でこの結果は、最高といわざるをえない。
今朝確認したら、目に力が少しずつ増してきている。
まだまだ油断は禁物ながら、危険な状態でないことは明らかだ。
愛玩用3カメとは異なり、データ収集のため
常に過酷な役回りをさせている研究・繁殖用の2カメには、
「お疲れ様」というよりも「本当にありがとう」と言いたい。
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