犬アトピー性皮膚炎を予測する?
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みなさん、こんにちは♪ 愛知県豊明市にあります四季の森どうぶつクリニックです♪ 今回は犬アトピー性皮膚炎についてのお話です。 「犬アトピー性皮膚炎」という皮膚病を学問で言葉にすると非常に難解になるのですが、簡単に表現 として「体質によっておこる皮膚病」ともいえます。 そのため、体質によって発症の期間や程度が異なるため、すべての症例が「犬アトピー性皮膚炎」と 明確に診断に至るわけではありません。 症状も病変部も軽度であれば、対症療法で「なんとなく改善する症例」もたくさんあると思います。 結果的に対症療法で改善する「犬アトピー性皮膚炎」であれば、その診断名を明確にする必要性も そこまでありませんし、その診断名にこだわって治療方針をたてる必要性もないと考えています。 犬アトピー性皮膚炎の症例を診ていくと、毎年発症期間が長くなる症例がいることに気付きます。 初年度は夏のほんの1〜2週間だったのが、翌年から梅雨〜秋まで皮膚病で悩まされた・・・という 経過はよく聞く話です。 中には1年のほとんど発症している症例も認められます。 そんな長期間発症している犬アトピー性皮膚炎の症例も、「最初はこんなにひどくなかった」と 飼主さまはおっしゃられています。 では、最初の時点で「犬アトピー性皮膚炎」であることを診断できていれば?・・・・また、「犬 アトピー性皮膚炎かもしれない?」と予測できていれば・・・・・・何か変わっていたでしょうか? 答えはYesでもNoでもあります。獣医師と飼主さま次第と思います。 「犬アトピー性皮膚炎」の診断名は適切な治療方針をたてるためにも必要ですが、飼主さまに病気の 難治性を理解していただくために必要なものでもあります。 1年のほとんど発症している「犬アトピー性皮膚炎の症例」を、犬アトピー性皮膚炎と診断せず(または 気付かず)に治療していると非常に難治性であることに苦労します。 「なぜ治らない?」、「ついつい痒み止めのためのステロイドが多くなってしまう」などの問題点が 起こると考えられます。 そこに「犬アトピー性皮膚炎」の診断名があれば、獣医師はその難治性を十分に説明できますし、 飼主さまも理解できるようになります。 適切な治療方針をたてることもできますし、ステロイドを減らす努力、痒みを完全に止められなくとも 上手に付き合うことへの理解も得られます。 次回、短期間で治癒した皮膚病から犬アトピー性皮膚炎を疑い、翌年の再発を予測し、翌年の再発から 飼主さまの理解とともに理想的な治療方針をとることができた症例を紹介します。 今回から数回にわけて、実際の症例写真を見ながら「犬アトピー性皮膚炎を予測する?」という テーマで記事を書いてきます。
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