四季の森どうぶつクリニック

開業四年目、耀く飛躍の年にしたい!

皮膚病の四方山話

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スキンケア治療♪

みなさん、こんにちは♪

愛知県豊明市にあります四季の森どうぶつクリニックです♪



先月に「魔法のスキンケア治療」と題して症例報告をしたところ、飼主さまや先生方から問い合わせをいただきました♪

飼主さまだけでなく、多くの先生方にも見ていただけて本当にうれしく思います。

将来は、このスキンケア治療で小さくても専門施設を作りたいな〜と思いますので、より多くの治療症例を

集めて誰からも信頼されるクリニックにしたいと思います。





また、このスキンケア治療に関して、HPにも新しいスキンケア治療ページを作成しました。

参考にしてください♪

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耐性菌との戦い

みなさん、こんにちは。

愛知県豊明市にあります四季の森どうぶつクリニックです。



皮膚科特別診療 〜ステロイドと多剤耐性菌〜で抗生物質に耐性を持った細菌による難治性皮膚病を紹介しました。

そこでもう1つ、耐性菌によって数年痒みの改善が認められなかった症例を紹介します。



発症部位は非常に限局性で、慢性的な痒みを伴う肛門周囲の皮膚炎です。



治療として最初に選んだ抗生物質では改善が認められませんでした。

その時の写真から見ていきましょう。


イメージ 1



このブログで紹介しているような「痛々しい・・・」ではないので、わかりにくいかもしれません。

白いフケと、慢性的な炎症で皮膚が肥厚しています。

拡大してみてみましょう。


イメージ 2



顕微鏡上では明らかな細菌感染を疑う所見が得られていたため、細菌培養&薬剤感受性試験を行いました。

結果、最初に選択した抗生物質には耐性を示していたため、効果が期待できる抗生物質に変更しました。

治療後、


イメージ 3



数年続いた痒みもほとんど消失し、皮膚病変も消失しました。

皮膚もやわらかくなっています。




細菌感染の皮膚病に抗生物質を使う、これは基本であり非常に簡単ですが、すべての抗生物質が効果的

であるわけではありません。

ファーストチョイスと呼ばれる薬剤はありますが、時に効かないこともあります。

そういう場面に遭遇した時にどうするか・・・?

「培養検査して・・・、それに合う薬を使えば治るのか?」という問いに「絶対に治ります!」と

言えないのが悩む原因にもなります。

特に皮膚の培養検査は、必ずしも原因となっている細菌を選択的に採取できるか?という問題点も

あります。

膿疱の中の細菌だけを採取できるればいいのですが、必ずしもそれが可能とはなりません。

教科書上の理想と現実に起こっている臨床の違いでもあります。

飼主さまの理解を得ることを含めて、難しいな〜と日々思います。


随分前にもお話しましたが、細菌との戦いに終わりはありません。

ですが・・・・・獣医師として負けるわけにはいきません。

そう、これは絶対負けられない戦い!なんです。

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スキンケアテクニック

みなさん、こんにちは♪

愛知県豊明市にあります四季の森どうぶつクリニックです♪





夏の風物詩でもあり、暑さを引き立たせていた蝉の音もなくなり、夜は秋の虫の音が聞こえるように

なりましたね♪

そして、夜の暑さも随分と和らいだ感じがします。



今日は、病院で取り組んでいるスキンケアについてのお話です♪



言葉だけでなく、症例の写真を見ながらそのテクニックをお伝えしようと思います。


症例は、皮膚の感染症がみとめられるわんちゃんの治療経過です。

顕微鏡上で、細菌とマラセチアが非常に多く認められたため、細菌性・マラセチア性皮膚炎と言えます。

一般的に治療は「抗生物質」と「抗真菌剤」、または「殺菌効果のあるシャンプー」になりますが、

正直に難治性皮膚病の症例では改善が認められません。




以前にもお話したこともあるかもしれませんが、「菌がいる=殺菌」がすべてではありません。

そこで必要になってくるのが、スキンケアです。



このスキンケアでどのくらい変化するか?というと・・・











イメージ 1










参考までに、左側の写真はすでに「抗生物質」の投与が行われている状態での写真になります。

※この状態でも初診時よりかなり改善した状態です。

マラセチアに対する「抗真菌剤」は?というと、それより以前の治療で併用済みで、この症例の皮膚表面

で増殖して炎症を起こしているマラセチアに内服の抗真菌剤はほとんど効果的ではないということが

経験済みでしたので、あえて併用していません。

この治療ではある程度までは改善しますが、ここから先は「殺菌」メインの治療では改善しません。

ここからちょっと既存のスキンケアに工夫するだけで、右側まで改善しました。



正直、自分でも驚きがありました(苦笑)

元々スキンケアで改善した症例ですが、こまめな(週2〜3回)スキンケアを継続しなければいい

状態を維持できませんでした。

ですが、この工夫で1週間以上維持できるようになりました。

夏に悪化するタイプの典型的な皮膚炎ですが、この夏は抗生物質も抗真菌剤も殺菌シャンプーもなく

乗り切れそうです。




こういったスキンケアというのは、大学とか教科書では学ぶことはできませんでした。

実践とか経験で、身につくことだと思います。

よく診て、よく触って、臭いも大切です(本当に)。

このタイプの皮膚には、〇〇〇かな〜という数字では表せない基準ですね。




これからもスキンケアについて、機会があれば治療成績を含めて紹介してきます♪

では♪

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夏の皮膚科診療 in 動物病院

みなさん、こんにちは♪

愛知県豊明市にあります四季の森どうぶつクリニックです♪




7月の診察も終わりました♪

皮膚科の診療が日に日に多くなり、今日も14件の皮膚の診察+2件の薬浴・・・・ほぼ半分が皮膚疾患

が占め、1日中顕微鏡とにらめっこしています。

そして当院のHPやこのブログの症例報告を見ていただいて、当院の予約診療を受診される飼主さまも

いらっしゃるので、そんな飼主さまへのお知らせをします♪





土日は予約で埋まっていることが多いので、大変申し訳ありませんが直前のお電話では希望の時間を

お取りすることができないことがあります。

かといって予約なしで来院されても、15分の予約枠のさらに隙間でしか診ることができないため、

十分な説明にはほど遠い診療になってしまいます。

お勧めは、月or金曜の昼の時間帯です♪

木曜日は皮膚科の往診+薬浴の予約がほぼ毎週入っているのですが、時々空いていることがあります。

日程の余裕をもってお電話いただけると、希望のお時間で予約することができます♪



8月の週末の予定はすでに1日、7日、8日、14日で予約があるため、それ以外の日程になります。



できる限りご希望に沿った診察と医療が提供できるようスタッフ一同努力していますので、ご理解

いただきますようよろしくお願い申し上げます。



8月1日 追加

8月2日(月)、8月15日(日)の予約が入りましたので、週末ご希望の方はおそらくお盆明けに

なると思います。





四季の森どうぶつクリニック

ひらかわ まさと

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常在菌との戦い

みなさん、こんにちは♪

愛知県豊明市にあります四季の森どうぶつクリニックです♪



梅雨があけてから非常に暑い日が続きましたが、一転今日は雨で若干気温が下がりましたね♪

ちょうどお昼すぎ、雨もあがって地面が乾いたころ、往診中にわんこたちがあちこちで散歩しているのを

みました。

普段日中は暑くて散歩どころではない時間帯ですが、今日はそれほど暑くなくいい散歩になったのでしょうね♪




それでも湿度が高く、ジメジメとした過ごしにくい季節ではあります。

何度もお話してますが、圧倒的に増えるのが皮膚病です。


実際、昨日は水曜日で午後の診察しかなかったのですが、来院10件中6件が皮膚病の診察でした。

しかも6件中アレルギー検査を受けたわんちゃんが4頭、アトピー性皮膚炎3頭、食物アレルギー1頭です。

残り2頭のうち1頭もまずアレルギーと思われるので、アレルギー検査の必要性についてお話しました。




ですが、この時期に皮膚病が多いのはアレルギーだけが原因ではありません。

感染性の皮膚疾患も非常に多く認められます。

高い湿度に、高い気温・・・・この条件下では常在菌(すべてのわんこの皮膚にいる普段は悪さを

しない菌)による皮膚炎も頻繁に診ます。







イメージ 1








これはとあるわんちゃんの皮膚の表面から得られたものを、顕微鏡で見た映像です。

上の方の細かい紺色の点々が細菌、中心より下方にあるダルマのような、ピーナッツの殻のような形の

ものがマラセチア(真菌)です。



「存在がおかしい」ではなく、「顕微鏡で見えるのがおかしい」ということです。

通常の健康な皮膚のわんちゃんでは、こうは見えません。

投薬などのお薬の治療で治る症例もありますが、アレルギーをもっていると中々治りません。

元々自分のもっている菌なので、なおさらやっかいです。




細菌が増えているから・・・・抗生物質?

真菌が増えているから・・・・抗真菌剤?

その場合のシャンプーは・・・殺菌効果のある薬用シャンプー?



これで治るなら苦労しません。




特にアトピー性皮膚炎の症例では、これらの菌をやっつけるのに、びっくりするほど苦労します。

抗生物質や抗真菌剤などのお薬、殺菌シャンプーなどが治療のすべてではありません。

感染症には禁忌といわれるステロイドを使った方が菌が減ることもあるのです。

ホント、意外なところでステロイドがすっごく効いたりします。

もちろん使いすぎはダメです!

ステロイドの使用はまさにテクニック、今でも「なるほど〜、こんな使い方も効くんだな〜」と

新しい発見があります。


皮膚病は奥が深くて、ホントおもしろいです♪





さて、ここで問題です♪

この病院にあるもので、もっとも細菌や真菌と戦っているのは・・・・・・なんだと思いますか??

抗生物質?抗真菌剤?薬用シャンプー?・・・・・・抗生物質と抗真菌剤の入った外用薬?・・・

それとも・・・・・???













・・・・・・・・・・・・・・・・・・答えは・・・・・・・・・・・ジャン!!




僕です(笑)



毎日格闘、獣医師である限り僕の永遠のライバルです!

そこには絶対に負けられない戦いがあります(笑)






では♪

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開設日: 2009/2/6(金)


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