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シロツメクサの謎

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梅雨になってから、緑地はすっかり緑に覆われるようになりました。
草花も入れ替わり、菜の花はすっかり枯れて、背の高いイネ科の植物が勢力を強めています。
枯れた菜の花の中で隠れて、咲いていたシロツメクサが姿を現し、今まで奇形が無かったとされた場所から、今まで見たことのない密度で奇形の花が見つかりました。
一株の中に、今まで発見された奇形の全ての形が発現していたのです。

花は古いものから枯れて色が変わっています。
枯れた状態から、咲いていた時期も分かります。
3〜4週間前のものは奇形の程度も強く、頻度も高かったようです。
今咲いているものは、Type2が多く、Type1も奇形の程度は低くなっています。
この一株の中に、緑地の変化が全て記録されていました。

シロツメクサの奇形は、垂直方向へ花が増えるものでした。
この奇形は「貫生」と書いて、「くつぬき」もしくは「かんせい」と読みます。

「貫生」は、イネ科の作物を増産するために利用されてきたようです。
花を増やせば、当然実も増えることになります。
環境や化学的な処理で、人為的に発現させることもできるようです。

タンポポの場合もそうですが、シロツメクサも貫生が見られる株は勢いのある株に限られていました。
根の吸収力の差や、温度、湿度などの影響も考えられます。

Type1のものは「頂生」、Type2は「腋生」と分類されています。
Type1+0の複合型は、調べた中には見つかりませんでした。

複合型は、たいへん少なく、緑地全体で2〜3例しか見つかっていません。
この株には、それが4例もありました。
元気で勢いのあった株だということも関係しているのでしょうか?

謎はつきません。

閉じる コメント(3)

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ごめんなさい。
おっしゃってるのは、茎に2段に花が付いていることですか。

2009/6/22(月) 午後 6:56 あおぞら

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はい、普通は茎の先端にひとつなのですが、茎にひとつ以上の花がつく奇形が貫生です。

腋生は、花の下の茎に花がつきます。
頂生は、先端の花から新しく茎が伸びてその先に花がつきます。
茎がいくつも生えてくることがあるので、必ずしも一つの茎に何段も花がつくという形だけではありません。

緑地の外では見られない貫生奇形が、緑地の全域で見つかっているので、みんなが心配しているのです。

2009/6/22(月) 午後 10:23 [ 清水富士 ]

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ご挨拶いただき、ありがとうございます。

クローバーは奇形も含め、いろいろとご研究されているのですね。
たいへん参考になります。

貫生の奇形そのものは、珍しくないようです。
問題は頻度と密度なのですが、土壌検査で何か分かるかどうか。
危険な化学物質が無いことを願っています。

これからもいろいろお教えください。
よろしくお願いいたします。

2009/7/2(木) 午後 5:40 [ 清水富士 ]

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