韓国映画スタッフブログ

韓国映画の日本人スタッフの視点から、韓国映画ネタを中心に、韓国生活のことなどを綴っていきたいと思います。

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「ソウォン」(ソル・ギョング、オム・ジウォン)鑑賞!!

チャン・ヒョク主演、キム・テギュン監督の「いちごミルク」の前半戦の撮影が終わり、ソウルに戻りました。映画館からかなり遠ざかっていたので、久しぶりに映画を見てきました。
 
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ちょうど、会った2人くらいから、「ソウォン」を見たんだけど、かなりよかった!!涙がでまくった!!という話を聞いて、見てみることに。まったくの予備知識がない状態で。どういうストーリーかもわからず。ポスターを見て、ソル・ギョングと、オム・ジウォン、そして、子役の女の子が出てるというくらいの情報のみで見てみました。
 
暖かいファミリーものだろうと見てたら、なんと、小学生役の子役の可愛い女の子、ソウォンが雨の朝、登校中に、酒に酔った気持ちわるいおっさんに、襲われてしまいました・・・レイプされてしまいました。
 
まさか、こんな映画だったとは。見てるのが本当にきつくなるくらいに、心が痛む映画でした。子供がいる人たちは、見てられないんじゃないでしょうかね。
 
 
ソル・ギョングとオム・ジウォンは夫婦役で、ひたすら涙涙の演技。オム・ジウォンは心が爆発してしまったかのような、悲しみの演技。ソル・ギョングは、抑えながらも、抑えきれない部分から涙がにじみ出る演技。二人とも、演技派役者ですから、その悲しみが嫌というくらいに、観客の心に伝わってきました。
 
ソル・ギョングはやっぱりうまい。前は、うまい役者ではあるけど、それほど好きな役者ではなかったんですよ。なんか、ヒーローものばかりに出演してるイメージがあって。でも、チョン・ウソン、ハン・ヒョジュと共演した「監視者」を見てから、いいなと思い始めました。遅すぎ!とつっこまれるかもしれませんが。笑。この人は、普通の人の役のほうが、よさが出ると個人的には思っています。
 
オム・ジウォンは、セクシーな面も持ち合わせた女優だと思います。とにかく演技がしたい女優。実際、年齢よりも上に見られがちだと思うんですよ。そこは損してるかもとは思いますが、今回のような田舎のちゃきちゃき母さん役は、かなり合っていましたね。演技をしたい女優にとって、おいしい役だったと思います。化粧っけゼロで挑むのって、女優としては、かなりの挑戦だと思いますが、そんなのどうでもいい、役になりきれれば化粧なんて、必要ない!!という意気込み、かっこいいです。
 
韓国映画、うまい子役、ほんと多いなーと思います。今回のソウォン役のイレちゃんも、すごすぎました。かなり難しい役だと思うんですよ。心のセラピー的な医者?がしっかりと子役のケアーをしながらの撮影だったと思いますが、小さな女の子に、レイプされた役だということを伝えること、理解させることはかなりのことだと思います。演技するにあたって、ある程度は、理解していないと、あそこまでの演技は難しいのかなと。どうなんでしょうかね。別の話をして、あの演技を出させたのかな。。。
 
この映画が感動的なのは、ソル・ギョングとオム・ジウォンの演技じゃなくて、イレちゃんの演技が素晴らしいから感動的な映画になっていると思います。ソル・ギョング、オム・ジウォンはあくまでもそれを支える役。イレちゃんの、悲しみを抱えながらも、希望に向かおうと、立ち向かおうとする姿に感動します。
 
また、この映画が感動的なのは、家族もあるけど、友情というポイントもあります。学校に来なくなった友達に早く学校に出てきてほしい友達たち。ソル・ギョングの仕事場の仲間。オム・ジウォンを支えるママ友。友情もしっかりと描かれていて、そこでも感動してしまいました。家族と友情がしっかり表現されている映画です。
 
あと、アニメの着ぐるみがちょこちょこ出てくるんですが、悲しい映画を、絶望的すぎる映画にならないように、いいポイントになっていたと思います。さらに、その着ぐるみを利用して、父と娘の感動的なエピソードを作り上げてました。悲しみから、いい具合に、オーバーにならないように希望を持たせる、素晴らしい映画だと思います。
 
韓国人が、好きそうな映画ですね。これ以上なく悲しく、観客を泣かせまくる。そこから笑いをプラスしながら、感動、希望を感じさせる。ちょっと、くさい部分もありますが、でも、思いっきり感が韓国映画のいいポイントだと思います。
 
監督は、イ・ジュニク監督。
 
メインポスターですが、かなり嫌いです。全然、駄目です。映画のよさがまったく伝わってきませんね。最初、このポスターを見たとき、なんの想像も起こらないし、ただただ感動させる、ありきたりのオリジナリティーもない映画だろうと思いました。家族の話だろうに、母親であろうオム・ジウォンがピントボケ。じゃ、父親と娘の話か?と思ってしまいますよね。この映画は特に、父親と娘に焦点を当てている映画ではありません。この家族は、小さな文房具をやってるんですが、そういう部分もポスターに入れ込めばいいのに。ただただ家の軒下?っぽいところにいるだけ。スティールカットじゃなくて、ポスター用に撮影した写真だと思いますが、金をかけて撮ったにしては、もったいない仕上がりになっていると思います。このポスターで何を伝えたかったんだろう。。。なぞ。
 
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共演は、キム・ヘスク、キム・サンホ、ラ・ミラン、ヤン・ジンソン、キム・ドヨプ。
 
ヤン・ジンソンは、これからを期待した若手女優。今回は、田舎の警察官を演じていましたが、正直言って、似合ってなかったなー。笑。可愛くて独特な魅力を持っているんですが、田舎という部分が似合っていなかったような。さらに、可愛い顔が警察という強いイメージには合わなかったかも。今回の役は、警察だからといって強い役じゃなくて、家族を支える役ではありましたが、警察の服が似合ってなかったかな。でも、今後に期待!!
 
ちなみに、女の子の名前「ソウォン」は、韓国語で「願い」という意味でもあります。なので観客たちは、このポスター、タイトルと見たとき、女の子の名前だとは誰も思わず「願い」とい意味として、この映画を捕らえていると思います。
 
10月2日に公開したこの「ソウォン」。ちょうど、200万人突破したようです。まずまずの成績でしょう。正直、地味な映画に見えるので、200万人を突破したのは、口こみのおかげだと思います。自分が見たときは、おばちゃん10人くらいの団体さんが来てたので、年配者の間でも口コミが広がっているようですね。昨日、金曜の記録も3人だったので、もう少しだけ動員数を伸ばすのではないでしょうか。

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