将棋の茶店「芹沢鴨?」

将棋は大切な日本文化の一つ。将棋界が羽生(はぶ)さんを得たことは、天恵です。

全体表示

[ リスト ]

一昨日、三浦九段の反論、昨日は、渡辺竜王の暴露話、と、目まぐるしい。

ただ、渡辺竜王が文春のインタビューに応じたのは、最善手だったかどうか。


今回の「カンニング疑惑」騒動で、色々な事(棋士の言動や連盟の対応など)があった。

その罪深い順に、私の独断と偏見でランキングしてみた。

1番悪いのは、三浦が疑惑を抱かれるような対局をしたこと。
2番目は、棋士、棋界関係者である。
 どうして周囲の者が、疑惑を感じたとき、三浦を諌めるか、または、連盟に防止措置を進言しなかったのか。

 これは昨日の文春速報で分った。

 「今年8月ごろから囁かれており、週刊文春も取材を進めていた。」
 「他に大手新聞社の記者も情報を把握していた。」

 と書かれている。

3番目は、三浦が「休場届」を提出するか、または、「潔白だから、七番勝負に出る!」と態度を明確にしなかったこと。

 休場理由欄に「体調不良」と本人が書いて出せば、その理由で処理できた、とは以前にも書いた。

 連盟も疑惑の段階で、理由に異論はない。むしろ歓迎であろう。


 囲碁の依田紀基九段がブログに書いている。

 「身に覚えがないなら、持っているスマホなどすべて警察に提出して解析させたらいいじゃないか?」

 これがプロ棋士の気概ではないか、と思う。

4番目は、未確定だが、文春のインタビューに渡辺竜王が応じたこと、になるのではないか、と思う。
 「連盟(島常務理事)に訊いて下さい」と、振るべきだったのではないか。

 マスコミは、とかく対岸の火事が大きいほど喜ぶ。

 珊瑚礁にカメラマン自らが疵付けてスクープとするほどである。

 うっかり口車に乗ると、取り返しがつかない。

大体から「極秘会合」じゃなかったのかな?


*-----*

まあ、どうであれ、本質を忘れてはいけない。

ブログ読者の a14**98さんと mn_*v*zx_c*さんのお二人が指摘されていた様に、

「カンニング疑惑」と「出場停止」は別々の問題である。混同してはならない。

要するに、「カンニング」をしたから「出場停止」にしたのではない。

カンニング疑惑を質したら、休場すると申し出た。

しかし、期限までに提出がなかったので、仕方なく出場停止処分にした。


勿論、疑惑が背景にあったことは確かである。

では、なぜ、別々の問題なのか。

もし、三浦九段が「カンニング」したのであれば、処分は「出場停止」だけでは済まない。

まず、疑惑対象の三浦の白星は、黒星へ変更し、対戦相手を白星にしなければならない。

竜王戦においては、賞金も移動しなければならない。

トーナメント戦なら敗者を繰上げなければならない。

しかし、連盟はこれらについては触れていない。

従って、今回の出場停止は、病気欠場と同じ扱いである。


但し、竜王戦七番勝負中に「私が挑戦者では?」なんて、対局場にうっかり来られては困る。

よって、出場停止3ケ月としたのである。

タイトル戦の挑戦者でなければ、1ケ月ぐらいだったかも知れない。

と、私は思う。


*----------*----------*

【ニュース抜粋】平成28年10月19日付 〜渡辺竜王が、三浦九段のカンニング疑惑について語る〜


スマホによる「不正行為の疑い」を巡り「竜王戦」の挑戦者だった三浦弘行九段(42歳)が不出場になった問題について、

対局予定だった渡辺明竜王(32歳)が週刊文春の取材に応じ、一連の経緯や自らの心境について初めて明かした。


三浦九段による、スマホを使用した「将棋ソフトでのカンニング疑惑」の対局は4局あるとされ、

そのうちの1局は10月3日に行われたA級順位戦の「三浦九段対渡辺竜王」だった。

この対局を一部の棋士がネット中継をもとにリアルタイムでソフトで検証していたところ、

驚くほど三浦九段の指し手がソフトと一致したという。

それを知らされた渡辺竜王は過去の三浦九段の対局も含めて調べ、指し手の一致、離席のタイミング、

感想戦での読み筋などから「間違いなく“クロ”だ」と確信したという。


三浦九段に関する疑惑は将棋界の一部で今年8月ごろから囁かれており、週刊文春も取材を進めていた。

他に大手新聞社の記者も情報を把握していた。


渡辺竜王が語る。

「竜王戦が始まってから疑惑が公になれば、シリーズは中断される可能性が高いと考えました。

それだけでなく、タイトル戦を開催する各新聞社が“不正”を理由にスポンサー料の引き下げや、

タイトル戦の中止を決めたら連盟自体の存続さえも危うくなると思ったのです。

そんななかで最悪のシナリオは『疑惑を知りながら隠していたという事が発覚する事だ』と判断しました」

10月7日、渡辺竜王は日本将棋連盟理事の島朗九段(53歳)に事情を説明。

それを受けて10月10日に羽生善治三冠(46歳)、佐藤天彦名人(28歳)、将棋連盟会長の谷川浩司九段(54歳)ら

トップ棋士7人が集まり“極秘会合”が開かれた。

渡辺竜王から説明を受けた出席者たちからは「99.9%やってますね」という意見も出て、

“シロ”を主張する棋士はいなかった。


その翌日、将棋連盟の「常務会」による三浦九段のヒアリングが行われ、

三浦九段は疑惑を完全否定したものの、結局、不出場が決まった。


一連の不正疑惑や“極秘会合”、「常務会」などの詳細については

10月20日(木曜日)発売の週刊文春が報じる。


<週刊文春2016年10月27日号『スクープ速報』より>


*----------*----------*
【参照】

この記事に

閉じる コメント(2)

ファンの反応を見ていると、「一手刺した方が良く見える」という状況ですね。

そして、「羽生さんだけは巻き込んでほしくなかった」との意見が多くあるようです。

シロの証明もクロの証明も難しい。それは問題が起きる前からわかっていたこととも言えなくはない。

何年も前から規制ルールで縛っていればよかったかというと、そうでもなかったと思います。

今日、人生で初めて週刊文春買いましたが、これは楽しむ問題ではありません。

登場人物に羽生さんが出てきたことで、素直に楽しめなくなった人もいると思います。

2016/10/20(木) 午前 8:17 [ a08*5*42*00 ] 返信する

a0854200さん

羽生さんを含め、トップ棋士は、前面に出ない方が良いと、私は思います。
対応は全て連盟理事が行うべきではないかと。
羽生さんは、連盟役員から相談を受けたら、きちんと自分の意見を述べるはずです。

第一人者ですから、全ての事に、善かれ悪しかれ、巻き込まれます。

規制をいくらしても、やる奴はやる。
銀行で横領が無くならないのもそれ。
また、規制をし過ぎて息苦しいと、棋士が実力発揮出来ないかも知れない。
ただ、ある程の牽制と追跡可能なようにしておくことは、必要だと思います。

2016/10/20(木) 午後 1:12 [ 銀桂一行 ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(0)


.


みんなの更新記事