将棋の茶店「芹沢鴨?」

将棋は大切な日本文化の一つ。将棋界が羽生(はぶ)さんを得たことは、天恵です。

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夕食休憩の団欒の様子は、面白かった。

棋譜速報や『ニコ生』中継がされるようになって、棋士の食事内容が映し出されるようになりました。

私は、鬱陶しく感じていたのですが、なんと「観る将」ファンにとっては重要なんだそうですね。

失礼しました。

そうすると、今回の夕食の様子は、最高の映像だったのかも知れません。


この夕食休憩中に森下九段が、ぼやいていたのが、▲8五歩に続いて▲6五歩と位を張る構想。

若手2人がこれを主張するのだが、森下九段は合点が行かない。

合点が行かないとは言え、俊英の若手2人が主張するのだから、

自分の考え方が古いのか、と森下は自嘲気味の様子。


結局、61手目▲6五歩と2つ目の位を張った。



【図1. 61手目▲6五歩まで】
イメージ 1



よく見ると面白い。


後手のソフト側は、駒組みが頂点に達したと考え、60手目△7一玉と引いた。

手損である。

手損しても、△7一玉と引いた局面は有利と考えた。

否、この観測は人間の感情である。

コンピュータは、手損とかなんとか関係ない。

ただ、△7一玉と引いた局面の評価値が高かっただけなのだ。


対して、人間側は、位を張って有利を拡大できる、と考える。

ソフト側の真似をするなら同じ様に▲7九玉と引いても良かったのだが、人間は手損を嫌う。

そもそも、飛車の上下なら兎も角、玉を囲いから出すなんて、有り得ない。


この辺りが、勝敗の分かれ目だったのではないか。

結果論だが、森下九段の大局観が正しかったのかも知れない。


*----------*----------*
【開催概要】

『電王戦合議制マッチ2016』

棋士軍とソフト軍による3対3の対局。棋士軍の指し手は合議により決定。
ソフト軍の指し手は各ソフトの候補手を基に多数決で決定。
多数決で指し手が決まらない場合は将棋電王トーナメント上位ソフトの候補手を採用。


日程:2016年12月31日(土)大晦日

対局カード:棋士軍 vs ソフト軍

棋士軍:森下卓九段、稲葉陽八段、斎藤慎太郎六段

ソフト軍:PONANZA、nozomi、大樹の枝

持時間:3時間(チェスクロック方式)、秒読み3分。

対局開始時間: 17:00

結果:156手で後手ソフト軍の勝ち

対局会場:ニコファーレ

代指し:新 電王手君(株式会社デンソー)

解説者:木村一基八段、野月浩貴七段

聞き手:香川愛生女流三段、室谷由紀女流二段

記録係:山口恵梨子女流二段

主催:株式会社ドワンゴ、公益社団法人日本将棋連盟

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