将棋の茶店「芹沢鴨?」

将棋は大切な日本文化の一つ。将棋界が羽生(はぶ)さんを得たことは、天恵です。

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振り返ってみると、将棋ソフトのこの辺りの指し手は、老獪そのものだった、と、思える。


70手目△4四角の局面。



【図1. 70手目△4四角まで】
イメージ 1



先手の棋士側は、6六銀と繰替えて、一瞬、満足した。


ここから、当然の▲6七金に、後手ソフトは、△6二玉。



【図2. 72手目△6二玉まで】
イメージ 2



この△6二玉は、飛車交換後の王手角取りの▲2一飛を避けたもの。

さあ、次こそ△2六歩が来る。


先手棋士軍は、侃侃諤諤、飛車交換を避けるべく▲3八金と上がった。


この時点のポナンザ(Ponanza)の評価値は、先手棋士軍−94、後手ソフト軍+94。

ほぼ互角である。

残り時間は、先手、1時間4分、後手、1時間51分。


後手玉は囲いから出て薄そうだが、陣形が低く纏まっている。

片や先手陣形は、伸び切った上にバラバラ。

素人目に見て、どう考えても、後手優勢に映る。


案の定、この後、△7三桂〜△8一飛と転換されると、評価値が動いた。



【図3. 76手目△8一飛まで】
イメージ 3



この時点のポナンザ(Ponanza)の評価値は、先手棋士軍−285、後手ソフト軍+285。

歩3枚分位、後手ソフト軍優勢。

残り時間は、先手、1時間03分、後手、1時間49分。


森下九段の第一声、「こうなるんなら、▲3八金と上がるんじゃあなかった」

後手の狙いは、△8四歩からの殺到が明白。

こうなると4四角が絶好の位置で、6六銀が守り駒どころか質駒にしか見えない。

勝てる気が・・・しない。

△6二玉は、王手角取りを避けただけじゃあなく、

飛車の転換も狙ってたのか・・・絶句!

老獪!!



*----------*----------*
【開催概要】

『電王戦合議制マッチ2016』

棋士軍とソフト軍による3対3の対局。棋士軍の指し手は合議により決定。
ソフト軍の指し手は各ソフトの候補手を基に多数決で決定。
多数決で指し手が決まらない場合は将棋電王トーナメント上位ソフトの候補手を採用。


日程:2016年12月31日(土)大晦日

対局カード:棋士軍 vs ソフト軍

棋士軍:森下卓九段、稲葉陽八段、斎藤慎太郎六段

ソフト軍:PONANZA、nozomi、大樹の枝

持時間:3時間(チェスクロック方式)、秒読み3分。

対局開始時間: 17:00

結果:156手で後手ソフト軍の勝ち

対局会場:ニコファーレ

代指し:新 電王手君(株式会社デンソー)

解説者:木村一基八段、野月浩貴七段

聞き手:香川愛生女流三段、室谷由紀女流二段

記録係:山口恵梨子女流二段

主催:株式会社ドワンゴ、公益社団法人日本将棋連盟

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