課題1つ減る
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"International Planning and Development Workshop"の授業ではメインのグループプロジェクト(現実のクライアントに対するコンサルティング業務)に加えて、完全に別個の個人プロジェクトのペーパーも最終課題として提出しなければならない。
しかし、今年のグループプロジェクトはかなりハードで要求水準も高く、教授も「今までで一番アンビシャスなプロジェクト」と認めている。シラバスには当初載っていなかった課題やプレゼンも毎週のようにこなさなければならず、生徒全員かなりの時間と労力を費やしてきた。成果物はだんだんと形になってきたが、昨年のプロジェクトよりもかなり良いものができあがりそうだ。私も、プロジェクトで最も重要な「予算」の担当で、現在は、状況の変化や異なるシナリオに基づいてクライアントが自由に予算を調製できるようなプログラムをエクセルで作成中。
ただし問題は個人プロジェクト。数あるワークショップの中で、個人プロジェクト(しかもメインのプロジェクトとはまったく別もの)を課しているのはこのワークショップのみ。メインのプロジェクトに積極的にコミットしている生徒からは、フリーライドしている一部の生徒に対して不満が表明され、教授に対しても個人プロジェクトを課す意義を改めて問う声が授業中にあがった。メインのグループプロジェクトのみでは個々人の能力を評価できないからという教授の説明に対しては、グループプロジェクトではどの生徒が何を担当しているかはちゃんと記録されているし、peer review(同僚同士の評価)をすれば貢献度ははっきりするとの反論があがる。これに対し、別の生徒は、同僚からは認識されてないけど努力・貢献してきた人たちもきっといるはずで、peer reviewは不平等な結果につながる可能性があると主張。これを受けてまた別の生徒は、ならば自己評価で成績をつければいいと提案。各生徒が自分がいままでしてきた貢献をペーパーにまとめ、それを基に教授が成績をつける、というもの。これには皆賛成。教授が多数決をとり、個人プロジェクトは廃止されることに決定。これでメインプロジェクトに全力を注げると、生徒一同大拍手。ここで、最初に異議を唱えた生徒が、「一般的に教授は自分の計画を変更することに抵抗しがちだが、今回生徒の主張を受け入れてくれたことに感謝します」と一言。さらに大きな拍手。そして最後に教授から新たな中間試験のアナウンス……「この試験はシラバスには記載されていなかったが、試験会場は私の家で、君達は赤ワインと白ワインを見分けなくてはならない。」
ああ、ここはアメリカだ……。
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