FROM TOKYO TO... WHERE? -NY留学編-

一言メッセージ :2008年秋より2年間、コーネル大学にて発展途上国の貧困削減に向けた都市政策を勉強しています。ただいま2年目。

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課題1つ減る

"International Planning and Development Workshop"の授業ではメインのグループプロジェクト(現実のクライアントに対するコンサルティング業務)に加えて、完全に別個の個人プロジェクトのペーパーも最終課題として提出しなければならない。

しかし、今年のグループプロジェクトはかなりハードで要求水準も高く、教授も「今までで一番アンビシャスなプロジェクト」と認めている。シラバスには当初載っていなかった課題やプレゼンも毎週のようにこなさなければならず、生徒全員かなりの時間と労力を費やしてきた。成果物はだんだんと形になってきたが、昨年のプロジェクトよりもかなり良いものができあがりそうだ。私も、プロジェクトで最も重要な「予算」の担当で、現在は、状況の変化や異なるシナリオに基づいてクライアントが自由に予算を調製できるようなプログラムをエクセルで作成中。

ただし問題は個人プロジェクト。数あるワークショップの中で、個人プロジェクト(しかもメインのプロジェクトとはまったく別もの)を課しているのはこのワークショップのみ。メインのプロジェクトに積極的にコミットしている生徒からは、フリーライドしている一部の生徒に対して不満が表明され、教授に対しても個人プロジェクトを課す意義を改めて問う声が授業中にあがった。メインのグループプロジェクトのみでは個々人の能力を評価できないからという教授の説明に対しては、グループプロジェクトではどの生徒が何を担当しているかはちゃんと記録されているし、peer review(同僚同士の評価)をすれば貢献度ははっきりするとの反論があがる。これに対し、別の生徒は、同僚からは認識されてないけど努力・貢献してきた人たちもきっといるはずで、peer reviewは不平等な結果につながる可能性があると主張。これを受けてまた別の生徒は、ならば自己評価で成績をつければいいと提案。各生徒が自分がいままでしてきた貢献をペーパーにまとめ、それを基に教授が成績をつける、というもの。これには皆賛成。教授が多数決をとり、個人プロジェクトは廃止されることに決定。これでメインプロジェクトに全力を注げると、生徒一同大拍手。ここで、最初に異議を唱えた生徒が、「一般的に教授は自分の計画を変更することに抵抗しがちだが、今回生徒の主張を受け入れてくれたことに感謝します」と一言。さらに大きな拍手。そして最後に教授から新たな中間試験のアナウンス……「この試験はシラバスには記載されていなかったが、試験会場は私の家で、君達は赤ワインと白ワインを見分けなくてはならない。」



ああ、ここはアメリカだ……。

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Global Report on Human Settlements 2009

UN-Habitatは定期的に"Global Report on Human Settlements"というレポートを刊行していています。2003年度の"The Challenge of Slums"は、スラムについて研究している自分にとっては非常にタメになる情報満載でしたが、2009年度版はなんと「プランニング(都市計画)」がメインテーマ。

概要版(PDF)は無料で以下のページからダウンロードできます。
Global Report on Human Settlements 2009, Planning Sustainable Cities: Policy Direction - Abridged Edition http://www.unhabitat.org/pmss/getPage.asp?page=bookView&book=2838
ついでに2003年度版はこちら。
The Challenge of Slums - Global Report on Human Settlements 2003 http://www.unhabitat.org/pmss/getPage.asp?page=bookView&book=1156
:


時間があれば、おいおい内容をご紹介しますが、今回はプランニング教育を取り上げている第10章だけ少し触れたいと思います。

Chapter 10 "Planning Education"では、プランニング教育の歴史、世界におけるプランニングスクールの現状と課題について述べられています。

前半部は、プランニングスクールの起源(1907年にイギリスのリバプール大学に設けられた"civic design"コース)からどのようにプランニング教育が発展してきたか、というもの。どのプランニングスクールでも最初の学期に習うようなプランニングの歴史に沿って、プランニング教育が、他の学問(経済学や政治学)を取り込みながら、新たな都市問題やそれまでのプランニングの問題点にどう対応してきたか手短に述べられています。たとえば、デザイン偏重からポリシー重視へ(そして最近はまたデザイン重視へ回帰しています)、計画型から参加型へ、などなど。

今現在全米でも有数(とされている)プランニングスクールに身を置いている身としては、公共政策スクールも同様だと思いますが、あらかじめ専門分野をしっかり選んだ上で勉強しないと中途半端に終わってしまうと(身をもって)感じています。帰る職場がある方は特に心配する必要ないでしょうが、プランニングスクールを足がかりにキャリアパスを発展的に築いていくには、何かこれといった武器(GIS、デザイン、Ph.D.レベルの経済分析手法など)を集中的に身につけないと厳しそうです。賢い生徒(アメリカ人・留学生ともに)は皆一つの方法論(注:トピックではない)に特化して勉強しています。

プランニングのPh.D.コースでは最初の2年間はコースワークに充てられますが、たいていプランニングの中での専門分野(たとえば「土地利用」や「住宅」など)に加えてプランニング以外の分野(経済学、人類学、政治学など)のコースワークも終えることが必要とされます。例えば、UCバークレーでは、経済学を外部専攻(Outside field)に選んだ場合、経済学のPh.D.生徒と同レベルの成績を取ることが卒業要件となっています。



話をUN-Habitatのレポートに戻すと、後半部では、世界におけるプランニングスクールについて説明されています。おもしろいのは、各国におけるプランニングスクールの数。トップはなんと中国で97、次いでアメリカが88、ナイジェリア39(!)、イギリス25、カナダ21、フランス17となっており、世界中で550のスクールが都市計画のコースを設けております。ちなみに、日本はたったの2……逆にこの2校がどこなのか気になります。

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無題

先週提出した「国際機関」の授業のレポート(2週に1度提出する短いペーパー)が今日返却された。グループワークに時間を取られたせいで自分でも恥ずかしくなるくらいのやっつけ仕事だったが、案の定恥ずかしい成績を付けられて返ってきた。しっかりせねば。

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出願先

結局、出願先は以下のとおり。


アメリカ
1 MIT
2 バークレー
3 コーネル
4 UCLA
5 南カリフォルニア
6 ミシガン
7 コロンビア

イギリス
8 ロンドン大学

カナダ
9 トロント
10 マギル
11 ブリティッシュコロンビア


アプリケーションは、ライティングサンプルと推薦状を残すのみ。出願料だけで10万円くらいかかりました。これにTOEFLやGREの試験代、キャンパスビジットの旅費を加えると……はああ。出願先はトップスクールばかりなので、どこか1校でも引っかかってくれれば十分です。

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UN Trip

今日は「国際機関」の授業の一環で、国連本部を訪れています。朝3時に学校を出発して9時にNYCに到着、イベントをこなした後、夜6時にNYCを発って深夜1時にイサカに戻るという強行スケジュールです。このまま週末をニューヨークで過ごす友人もいるけど、さすがに自分は無理……帰って宿題をせねば。明日は午前中にグループワークと教授とのミーティングがあるけど、起きられるかどうか激しく不安……

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