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セミナー「Linuxパフォーマンスチューニング」に行ってきました

ひさびさにブログの更新します。
昨日、セミナーに参加してきたので
概要と感想を書きたいと思います。

講師はLPICの黒本などを執筆していてLinuxアカデミーでも講師をされている方でした。

余談ですが、ちょうど昨日からLPICの試験内容が改定されたとのことで
出題範囲がいままでの参考書とは変っているとのことでした。

(LPICも受験しようと思いつつも先延ばしになっているな〜)

内容は以下です。


【概要】
  1. Linuxのパフォーマンスチューニングの流れ
  2. パフォーマンスの計測方法
  3. ボトルネックの突き止め方
  4. パフォーマンスの改善方法

1.の内容はパフォーマンスチューニングの流れと概要でした。

(1)原因の推定…仮説を立てる
(2]測定と解析…ベンチマークツールなどを使ってボトルネックを特定する
(3)改善案の実施
(4)効果の測定

パフォーマンスチューニングにはシステム全体の知識が必要で
これを実行したらこうなるというHOW TOがないとのことです。


2.の内容はパフォーマンスを計測するためのツールとその使用方法でした。

■CPUのパフォーマンス計測ツール
nbench

■ディスクのパフォーマンス計測ツール
hdparm
iostat
IOzone

3.の内容はvmstatとsarコマンドによる調査方法でした。

4.のパフォーマンスの改善方法では以下の内容を教えていただきました。

■システムとカーネルのチューニング方法
・サービスとプロセスの調整
・カーネル再構築とカーネルパラメータの調整
・共有ライブラリのprelinkの設定
・ulimitコマンドによるシステムリソースの割り当て

■ファイルシステムのチューニング
・/etc/fstabのマウントオプションの変更
・ext3のジャーナリングモードの変更
・RAMディスクの利用
・ext3以外へのファイルシステムの変更


以下は私的に役に立った部分をまとめました。

■vmstatコマンドの出力結果の確認ポイント

・r(実行待ちプロセス数)が常に1以上 ⇒ CPU不足を疑う
・b(割り込み不可能なスリープ状態にあるプロセス数)が常に1以上
⇒ ディスクがボトルネックになっていることを疑う
・si/so(スワップイン/アウトのメモリ量)が0以外 ⇒ メモリ不足を疑う
・bi/bo(ディスク入出力)が大きい ⇒ ディスクがボトルネックになっていることを疑う
・id(アイドル)が少ない状況でus(ユーザー時間)が少なくsy(システム時間)が大きい状況
⇒ ハードウェア障害を疑う
・wa(I/O待ち時間)が大きい ⇒ ディスクがボトルネックになっていることを疑う


■カーネルパラメータでのメモリ上のダーティページの調整方法

・「vm.dirty_ratio」を調整すると、ダーティページが優先度の高いフォアグランドプロセスで
 ライトバック処理される閾値(全物理メモリに対するダーティページの割合)を変更できる。
・「vm.dirty_background_ratio」を調整すると、ダーティページが優先度の低いバックグランドプロセスで
 ライトバック処理される閾値(全物理メモリに対するダーティページの割合)を変更できる。
・「vm.dirty_expire_centisecs」を調整するとpdflushデーモンの起動間隔を変更できる。
・「vm.dirty_writeback_centisecs」を調整すると、ダーティページがメモリ上にある時間を変更できる。


■共有ライブラリのprelinkの設定方法
/etc/prelink.confファイルにprelinkの
対象ディレクトリと除外ファイルを記述すればよい。


■ett3のジャーナリングモード
ext3のジャーナリングモードには3種類あり「writeback」モードにすると
信頼性は下がるがパフォーマンスが高くなる。


■RAMディスクによる高速化
メモリ領域を仮想的なディスクと見なす仕組みで、高速な読み込み書き込みが実現できる。

私の記憶では、以前の現場でアンチウィルスゲートウェイの
一時ファイルの置き場に使っていました。
また、ひとつ前の現場ですが、Webサーバのキャッシュファイル
置き場にRAMディスク使ってたら良かったかなと今更ながら考えました。


■Intel Compilerによるリコンパイル
Intel Compilerでリコンパイルするとgccより30%程度高速な最適化がされるとのこと。

個人利用は無償とのことなので試してみたいです。


■sarによるリソース使用状況の調査
sysstatパッケージをインストールするとsarコマンドがcron起動され
10分間隔でリソースの使用状況をファイルに出力するようになる。



感想は、

非常に分かりやすく基礎的で、自分としては勉強になりました。
ただ実際の現場での事例などがあればと感じました。

内容も、仮想環境のことやネットワークに関してもやってほしかったですね。

とは言え、上記の内容でもじかんいっぱいいっぱいだったので
時間的にも無理でしたし、これを求めるのは贅沢というものなのですが。

カーネルパラメータの調整で
ファイルディスクリプタの上限値の話がでたのですが、
過去の現場でWebアプリケーションの不具合から
1プロセスあたりのファイルディスクリプタ数が上限に達してしまい、
アプリが動かなくなったことがあったことを思い出し、感慨にふけりました。

こういった内容って、実際の現場で試してみたいと思うけど
それができる環境に恵まれなかったよなー。

というのが、まとめです。

次回は5/12(火)でLinuxセキュリティ管理をやるとのことで
再び参加しようと思います。

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