平常心・向上心・慈悲心―東洋の知恵
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人間関係が希薄で、欲の誘惑が多い現代社会を生きるために、もっとも必要なものは何であろうか。
老子いわく、「足るを知る者は富む」、「上善は水の如し」。人間はこの世を生きるために、もし基本的な生存条件さえ満たされていれば、まず無為自然な平常心を保つことが必要であろう。
孔子いわく、「身を修め、家をととのえ、国を治め、天下を平らぐ」。人間はこの世を生きる以上、向上心を持ち、自らの立場に即した目標を掲げ、自己を律し、仁徳と知識を積み、実践していく努力が必要であろう。
釈迦いわく、「仏の心は大いなる慈悲の心なり」。人間はこの世を生きる以上、常に周りの自然と人に関わり、そこから恵みを受ける。自然と人を愛し、思いやりの慈悲の心を持つことが必要であろう。
人間には知恵あり感情あり欲望ある。平常心で欲望を抑え、向上心で知恵を増やし、慈悲心で人と人の感情を強めよう。
道・儒・仏の平常心・向上心・慈悲心こそ、現代社会を生きるための私たち東洋人の知恵である。 |





