一粒の麦
輿石の国家背任罪 グローバル化した通貨の信用が低下して相対的に円の評価が上昇しているが、円も買い続かれるような信用があるかと言えば、それはまったく逆で、円が孕んでいる危機はもっと根深く深刻であることを十分認識しなければ、国家の危機を回避することはできないであろう。
日本が直面している深刻な社会経済状況は、それに対応したシステムへの変革以外解決の方法はあり得ないだろう。産業の空洞化と企業の海外移転、人口の高齢化と少子化によるさまざまな社会事象、国家負債の増大と債務残高の拡大、自然災害の多発とサプライチェーンの確保、近隣諸国の政治的、軍事的台頭と外交的軋轢、等さまざまな課題が日本という凋落しつつある斜陽国家を飲み込もうとしている。 しかし政治的中枢はその責任や課題を果たせずに、保身と責任回避に終始している。正に国民を路頭に迷わせ、政治家だけが私腹を肥やし太る不幸な国家である。 輿石や小沢の国会運営を政治課題処理の姿勢をよく見てみたらいい。彼らは自らの徒党の議員資格を持続するためだけに国会議員の議席にしがみつき、政治的課題や国家の問題、国民生活よりもそれを優先させて、国会審議を滞らせたままにしている。そして早急にかたづけなければならない審議を先送りして継続審議に持ち込もうとしているのである。 日本が抱える債務の天文学的、幾何級数的累積は、いつ爆発するとも予測できない危険な水準に達してしまっている。正面からその課題を直視して受け止め解決への糸口を見つけ出さない限り、国民生活が安定することはないだろう。 |
