
2009年5月4日(月)朝は、5時前に目覚めました。滞在していた"Hotel Excelsior"(ホテル・エクセルシオール)の朝食は6時からで、開店一番に行きました。駅に近くて朝食も早くから食べられるので、実に便利なホテルです。7時前にホテルを出て中央駅に寄ってから、駅前のトラム(Tram、路面電車)の停留所に向かいました。
この日の行動は、午前中はトラムの乗り歩きをして、昼頃からケルンまで日帰り遠征しました。昼の列車で出発したのはある目論見があってのことで、それは後の記事で紹介します。
トラムの停留所で、まず1日乗車券を買いました。フランクフルトの市内交通は、"Rhein-Main-Verkehrsverbund"(RMV、フランクフルト交通連合)によって運賃が一元化されています。1日券を買っておけば、トラム・バス・地下鉄(Sバーン・Uバーン)をすべて自由に乗れます。
ただしRMVの自動券売機は使いにくく、言語切り替えで英語表示にしても、ドイツ語の「このボタンを押して下さい」と言う困った案内しか表示しません。思わず"横山ホットブラザーズ"のノコギリ芸で、
「お→・ま→・え→・は↑・ア↓・ホ↑・か↓」
と、自動券売機に叫びたくなりました。券売機に悪戦苦闘して、ようやく1日券(5.80ユーロ)を入手しました。一緒に、フランクフルトの市内鉄道路線図も紹介します。乗り歩いたルートと撮影ポイントを、加筆してあります。
【イメージ1】フランクフルト、1日乗車券
【イメージ2】フランクフルト、市内鉄道路線図
□■□■□ ポイント1、WillyBrandt Platz □■□■□
中央駅前(Hauptbhanhof)から、トラム11系統に乗りました。中央駅前を出てすぐの道は、中国やアジアの料理店が並ぶ、仮称"オリエンタル通り"を走って行きます。"オリエンタル通り"を抜けて広場に出た、"WillyBrandt Platz"でまず降りました。
広場に面して、欧州中央銀行(European Central Bank)がある高層ビルが建っています。ここが共通通貨・ユーロの本部で、大きなユーロマークが立っています。このユーロマーク、トラムの屋根よりも高いです。
【イメージ3,4】ユーロの本部前を走るトラム
□■□■□ ポイント2、Romer/Paulskirche □■□■□
再度11系統に乗り、次の"Romer/Paulskirche"(レーマ市庁舎)で降りました。こちらは石造りの古い建物が並び、中世にタイムスリップしたような錯覚を感じます。トラムを降りてすぐの所にレーマ広場(Roemerberg)があり、2006年に来た時は観光客で賑わっていました。この時は7:30をまわったばかりで、人影も少なくひっそりしていました。古い建物と近代的なトラムとのミスマッチが、何とも言えないおもしろさを感じます。
【イメージ5】レーマ広場入口を走り抜けるトラム
【イメージ6】道路を跨ぐ門をくぐり抜けるトラム
【イメージ7】塔を見上げながら走るトラム
【イメージ8】レーマ広場に接近
□■□■□ ポイント3、Fechenheim Schieshuttenstrase □■□■□
11系統の終点まで乗って見ようと、三たび11系統に乗りました。中世のような街はすぐに終わり、現代の街並みに戻りました。その後、幹線通りの中央を走って行きました。幹線通りの左右を見ると、自動車のショールームが何軒も並んでいました。確認できた範囲では、以下の自動車ブランドのショールームが見えました。
BMV、アウディ、オペル、メルセデスベンツ、プジョー、ジャガー、ホンダ、トヨタ
不思議なことに、フォルクスワーゲンは確認できませんでした。さすがに、アメ車の名前は見当たりません。
終点の2つ手前で"カー・ディーラー通り"から右折して、ポプラ並木に沿う専用軌道に入りました。電車から見て、「これはいいわ」と感じました。終点で降りて、線路に沿うポプラ並木の道を歩きました。ポプラ並木の道は極めて静かな所で、なんとなくホッとする気分です。近くに車が走る道路はなく、トラムの走行音も静かで、住むには絶好の環境に思えました。
2停留所分歩いてから、再度終点まで乗車しました。細かく乗り降りできるのも、1日券ならではのメリットです。
なお終点は、単純に折り返して戻るようになっていました。ループ線でグルッと回って折り返す方式が多いヨーロッパでは、折り返し運転をするフランクフルト・トラムは、特殊な方式かも知れません。
【イメージ9,10】ポプラ並木横の専用軌道を走るトラム
【イメージ11】終点で折り返し待ちのひと時
□■□■□ ポイント4、Hauptwache □■□■□
11系統の折り返し電車に乗り、"Ostendstrase"で降りて地下のSバーンの駅に向かいました。中央駅(Hauptbhanhof)を通り過ぎて反対側に行こうと考えましたが、休憩したくなったので、"Hauptwache"(ハウプトヴァッヘ)で降りました。
ここは銀座か心斎橋に相当する街で、デパートやショッピングモールが続く、フランクフルトで一番の繁華街です。到着したのは9:15頃で、まだ多くの店は閉まっていました。地下街にオープンしていたカフェを見つけて、カプチーノで一息入れました。
一休みした後、地下鉄の写真を撮りました。ドイツの地下鉄には、"S-Bahn"(Sバーン)と"U-Bahn"(Uバーン)の2種類あります。Sバーンはドイツ鉄道(DB)が運行する路線で、千代田線くらいの大きめの電車です。フランクフルトのSバーンは、1等車(1両の一部)も連結しています。Uバーンはフランクフルト市交通公社が運行する路線で、丸の内線くらいのやや小さい電車です。運行組織は別でも、運賃は通しで共通なところは、東京(メトロ・都営)と大違いです。「東京の地下鉄はドイツを見習え!」、そう言いたくなります。
【イメージ12】Sバーンの電車(地上鉄道サイズ)
【イメージ13】Uバーンの電車(地下鉄サイズ)
□■□■□ ポイント5、Sud Bahnhof □■□■□
"Hauptwache"からどうするか迷いましたが、Uバーンに乗って、"Sud Bahnhof"に向かいました。ここは、DBのフランクフルト南駅の最寄駅です。DBのホームで撮り鉄してから、駅前に出て来ました。小さいながらも風格ある駅舎の前を、トラムが通り過ぎて行きます。
【イメージ14】DB南駅前を走るトラム
□■□■□ ポイント6、Festhalle/Messe □■□■□
南駅で10:30を回って、そろそろ中央駅に戻る時間が近づいて来ました。中央駅に向かうトラム16系統に乗車しました。中央駅前にたどり着いたものの、まだ少し時間があるので、ちょっとだけ行き過ぎて戻ることにしました。どこで降りるか決めかねているうちに、レールの間に草が生えている区間に差し掛かりました。
これは綺麗だなと、衝動的に次の停留所(Festhalle/Messe)で降りました。降りた所は、見本市会場があるフランクフルト・メッセの前でした。軌道脇も公園になっていて、近代的な都市の中にも緑がある、美しい街並みを感じました。
とどめに緑化軌道を走るトラムの写真を撮ってから、中央駅に戻りました。
【イメージ15】緑化軌道を走るトラム
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一昨年、ロンドン地下鉄の券売機の日本語ガイドで遊ばれた経験があります。メニューの分かり難い日本語表現は仕方ないとして、クレジットカードで支払いの場合、途中とどーしても進まなくなってしまいました。何回かやり直していると、たまりかねた後ろの白人さんが、クレジットカードマークの絵を押してくれたのです。
クレジット支払を選択しているのに、再度ここで絵を押すなんてガイドにないのに???だったのですが、後日英語表記にして確認すると、英語だと絵だけでなくて、”ここを押せ”とガイドがでていたのです(--;
まあ、そんなもんかと納得したのでした(笑)
2009/5/23(土) 午前 0:26
ガンモさん>日本語ガイドがあるロンドン地下鉄券売機なら、私も使いました。もう少し先ですが取り上げる予定です。フランクフルトの自動券売機でも、地元のおばちゃんに教えてもらって1日券を入手しました。
2009/5/24(日) 午後 4:54
「おーまーえーは、あーほーかー」のフレーズに思わずウケてしまいました。(笑)
確かに言語変換してくれるなら、正しい表示にしてくれないと困ったものですよね。^^;
なんだか昔からある(謎)英語への反感を少なからず感じなくもありません。
(ドイツならドイツ語を、フランスならフランス語を使えやコラっ!てやつです)
ドイツのトラムはすごいな〜と、以前テレビでの特集を見て感心した覚えが。さすが環境大国。
2009/5/25(月) 午前 8:11
MIRIANさん>フランクフルト以外でも、自動券売機に「おーまーえーは、あーほーかー」と言いたくなるのはありました。色々と事情はあるのでしょうが。まあ、こんなものです。
フランクフルトのトラムは、景色の変化にも注目して下さい。近代的な街から、古い町並み、自然が豊かな所と、幾とおりも楽しめました。環境面では、走行音が極めて静かなのが、印象に残りました。
2009/5/26(火) 午後 10:13
自分も5、6月にフランクフルト行ってきたばかりなので懐かしいです。
そういや、この緑の路面電車は乗りませんでした。
全部歩いちゃいました。
2009/7/17(金) 午前 1:05 [ ミネぐる ]
ミネぐるさん>トラムも乗らずにすべて歩きですか?それは凄いですね。中心部に主要な見所が固まっているので、それで十分でしょうか。
2009/7/17(金) 午後 11:25
こんばんは。
先日、TSUTAYAで最新号の『鉄道ピクトリアル』を立ち読みした時に、外国人(イギリス人だったかドイツ人だったか記憶が曖昧ですが)の鉄っちゃんの方が、メトロと都営の運賃が統合されていない件を指摘されていました。僕もメトロと都営は何度か利用しましたが、いちいち面倒でしたね。(「じゃあ、乗るな!」というブーイングが飛んできそうですが/笑)
しかし、緑化の上を走るトラムは素晴らしいですね! さすがは環境大国・ドイツ!
2009/11/29(日) 午後 8:03 [ 牙突 ]
牙突さん>東京メトロと都営の運賃が統合されていないのは、日本国の恥の1つと言ってもいいでしょう。
日本の鉄道事業法の場合、ヨーロッパのように、運行部門と営業部門を分離する手段がないので、法律を作らなければなりません。新たな仕組みができれば、メトロと都営の運転主体はそのままで、統一運賃で営業できるのです。世界に目を向ければ、解決方法はいくらでもあるのですが、そこに目が行かないのかな?
フランクフルトトラムは、緑化していない区間も静かですよ。
2009/11/29(日) 午後 10:44