分相応
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物故した作家で、ショートショートの名手として知られた作家、星新一は、ホテルのバー飲むのが好きだった。その理由を、ある本の後書きに書いている。たしか
「安全である」(暴力団の経営するぼったくりバーだった、ということがない) 「不明朗な勘定がない」(ホテルのバーは明朗会計である) 「バーテンがむやみとなれなれしくしない」 などであったと思う。
バー業界には「下りる」という表現がある。ホテルのバーのバーテンが、町場のバーに転職することを指す。ホテルのバーは、ステイタスがあるのだ。
その理由は、町場のバーと違って、水揚げに追われないからだろう。有る程度のホテルには、バーがあって当然である。つまり、売り上げをしゃかりきになって追求する必要がない。よって、客に愛想を振りまいて、むやみと話しかける必要もない。 宿泊客だけでなく、普通の人達も利用するのがホテルのバーである。
数年前までは、出張が多かった。私は、ひとりで出張すると、だいたいホテルのバーで飲む。一人でも気詰まりでなく、落ち着いて、有る程度の質の酒が飲める。
安いビジネスホテルに泊まるときなど、バーがないときもある。そんなときは、近隣のホテルのバーに行く。見知らぬ町で、下手な店を探すより、手っ取り早く、安心して酒にありつける。
麻生首相が、「ホテルのバーは安い」と発言したが、それはまったく当然だと思う。
しかしながら、前提がある。
総理大臣の給料は、およそ月300万円ほどのはず、である。それならば、ホテルのバーは、確かに安いのである。それが分相応であると思う。 たとえば、格安居酒屋に行って、3000円しか使わず「庶民派」を気取るのは良い。しかし、その結果、給料をがっちり貯金してしまう(というよりも、残ってしまう道理だが)のと、気前よくバーで散財してしまい、まったく残さないのと、どちらが良い宰相かということに関しては、一概に「居酒屋首相」が善だとはいえない気がする。民間にお金を還元する気はないのか?などと、いくらでも批判はできるだろう。
だから、もしも首相がホテルのバーに行くのが不都合だというのであれば、そもそも首相の給料を下げるほうが先決だろう。サラリーマン並の給料にしてしまえば、やっぱり居酒屋が良いだろう。
私だって、懐が寂しくなると、もっぱら居酒屋通いである。 独身なんて、給料日後はばーんと飲んでしまい、あとはチマチマ、そんなものである(笑)
日本国の宰相であるからには、それなりの給料というものがあろうし、その給料に応じたカネの使い方をせねばならない。ため込んで使わないのは、守銭奴である。一国の指導者に、あまり相応しい性格だとは思わないなあ。
臨調の土光さんは、目刺しに麦飯、味噌汁、漬け物というメニューが有名だった。さすが清貧だと、みんなが持ち上げた。
ところが、後日になってわかったことだが、目刺しは毎日直送、麦飯も漬け物も最高級品だった。それを批判する人もいた。 だけど、私は、それでこそ土光さんだと見直した。目刺しを食うのに、大枚を散じる。成功者のとるべき態度として、こんなに正しいことはあるまいと思ったのである。
私は、もちろん没落中であるから、最近はおとなしいもんである(笑)ま、分相応でいいんじゃないですかね。カネがあればあるなりに、なければないなりに。
そういうもんだと思うのだがなあ。 |
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いやだねぇ、北海道新聞記者の低所得者層意識
PonkoさんのところからのTBです: http://blogs.yahoo.co.jp/nipponko2007/26006626.html 前にも石原都知事が立派なホテルへ泊まったとか何とかで、御託を並べるアホ記者がいたが、今度の北海道新聞の記者も同じ穴のむじなである。 こういうのを昔の言葉で言えば = 貧乏人
2008/10/23(木) 午後 8:34 [ 末期高齢者のコンビニ・ブログ 憲坊法師の徒然草 ]
バーでもどこでもいいです。
一国の首相が『赤ちょうちんの縄のれん』が良いのですか? こんなところで 『庶民』 だとか 『市民の目線』 とかの <font size=3>『内容の無い言葉だけの批判』</font> がでるようでは困ります。 http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081024k0000e
2008/10/24(金) 午後 2:44 [ 星州・DUCK? BY 東南・・・日本人 ]
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全く同感です。TBさせていただきます。
2008/10/23(木) 午後 8:33
“土光さんメニュー”
このように物事を表面的にしかとらえず、持ち上げたり、虐げたりするから、世間ってうっとうしいんですよねぇ。
「貧乏人は麦を食え」っていうのも、マスコミの不正確な報道であり、これも言ってみりゃ“分相応”ってことじゃあないんですかねぇ。
2008/10/23(木) 午後 8:52
分相応、まさに、とわたくしも思いますわあ。えらくなってお金を儲けておいしいものを食べたい、という気持ちは、純粋に日々の励み、になりまする。
2008/10/23(木) 午後 10:14
ホテルのバーをたまに利用する私も、この報道は興味を持っていました。
料亭で会食よりは、よっぽどマシですね。
私も旅行時は宿泊先にバーがあるか必ず確認しています。
ただ、ホテルのバーでも格安居酒屋並にしか利用できないという
哀しい身分ではございますが。
2008/10/23(木) 午後 10:35
そう言えば、、、旅先でひとり酒するのであれば、ちゃんとしたホテルのバーで、勘定は必ず自分で払うこと。昔はこういうことを、若いお嬢さんに教えてくれる人がいた(笑)
大人のお酒文化が、懐かしいです。
メリハリも大切にしながら、でも、分相応、それが一番です♪
2008/10/23(木) 午後 10:50
ここ数日世間のことにうとく、そういう発言問題があったことも知りませんでした。阪神敗戦ショック!です。
2008/10/24(金) 午前 1:14
この事がなぜこんなに話題視されるかが、そもそも私にはよく理解できません。
ホテルのバーを使うというのはそもそも麻生首相の趣味の問題で一国の首相の資質とは何ら関わりが無く、むしろ前例を踏襲しない麻生首相に対し私は好意を感じました。
貿易黒字が続く中でのここ数年来の不景気は、お金を持った方達がお金を社会に潅流させていないことに端を発しており、その意味でどう使わさせることかを熟知した経営者・お金持ちの感覚を持った首相を日本はここ暫く持ってきませんでしたが、それだってありではないでしょうか?
麻生首相に関しては、自民党政調会長時代から関心を持ってモニターしていますが、零細を含む中小企業経営者の気持ちのわかる方だと感じています。
2008/10/24(金) 午前 9:43 [ 山本大成 ]
同感同感。記事と皆様のコメントに。
2008/10/24(金) 午後 1:03 [ robita ]
TBいたします。拝
2008/10/24(金) 午後 2:45
憲坊さん、TBありがとうございます。
2008/10/27(月) 午後 5:48
惻隠の情さん。まことに、世間はうっとうしいものだと、私もしみじみと思います。
2008/10/27(月) 午後 5:49
あやこさん、美味いものは、たしかに励みになりますね(笑)
2008/10/27(月) 午後 5:50
かげさん、最近の安いホテルでは、バーをおかずに、居酒屋のチェーン店を入れるケースもあるようで。もちろん、そういう場合は、迷わず居酒屋を使っております(笑)
2008/10/27(月) 午後 5:51
あなろぐさん、大人の酒の飲み方を知っている人も少なくなりましたねえ。ホテルのバーなんて、たまの上等な休日にはピッタリだと思うんですけどね。
2008/10/27(月) 午後 5:53
naznaさん、ベイスターズファンの私には、とっくの昔に今シーズンは終わっておるのですよ(苦笑)
2008/10/27(月) 午後 5:53
山本さん「こんな話は一国の首相の資質にはなんの関係もない」まさに、まさに!天下の正論ですなあ。なんで、こんな馬鹿な話を報道せにゃならんのか?嘆かわしいかぎり。
2008/10/27(月) 午後 5:56
robitaさん。私の記事の読者は、たいへんまともな方が多いようです。おかげで、安心しています。
2008/10/27(月) 午後 5:57
東南さん、TBありがとうございます。
2008/10/27(月) 午後 5:57