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2012年2月9日

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ウード&ウード@てぃんがーら

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ウードという楽器をご存知だろうか。
知らなくても、
どこかでその音色は聞いているかも知れません。
ギターの祖先の楽器で、
微妙な音階がなんとも言えない独特の音色です。

2月5日。
そのウードの日本での第一人者、常味裕司さん
(Wikipediaを見るとこの方のお名前が出て来ます)と、
そのお弟子さんの加藤吉樹さんのライブが「てぃんがーら」でありました。
醸造したばかりのビール(この日は車なので飲めませんでしたが)と美味しいお料理をいただきながらすばらしい演奏が聴ける。
贅沢の極みである。

常味さんは、宇崎竜童さんの曲に参加したり、NHK大河ドラマの『竜馬伝』などの楽曲も提供されているようです。

中東からモロッコにかけてのアラブ音楽文化圏で広く伝わっている楽器ということですが、
フレットのない“琵琶”という感じで、とても懐かしく琴線に触れる音です。
異文化の音楽でも、全く違和感なく、スッと身体になじむような心地よい演奏は言う迄までもなく
楽器やアラブ音楽の解説がわかりやすく、音楽に対する姿勢や考え方がすばらしい。

常味さんは、こんなことをおっしゃってました。

アラブ音楽では、技術をひけらかすことは評価されない。
中身=深みを表現できることの方が大切で、
技術が見える演奏はまだまだである。
最近の音楽は、世界的に技術ばかり目指す傾向が強くて残念である。
音楽を味わう姿勢こそが大事だと思う

さすが、分かってらっしゃる!
「今日びの若いもんにビシッと言うてや」と、心の中で言いながら、大きくうなづいた。

それは、常々、感じていたことだ。
確かに、何かを人に伝えるには、ある程度の技術は必要なのだが、
音楽に限らず伝えたいことをどう表現できるかという部分は、
巧い下手を超えたものであると思う。

最近の、特にJ-POPなどは楽曲的にも、メディア露出や売り出し方なども含めてトータルで計算されているので、そりゃ売れるはずだと感心はするが、感動はしない。
大企業が技術力と研究で作り上げたインスタントラーメンが美味しいのと共通する。
誰が作っても、いつ食べても平均点の味、普通に美味しいものである。

最近の、誰が演奏しても、誰が歌っても平均点の音楽。それって、いかがなものでしょうか。

歌うようなウードの音で魂は異空間を彷徨い、なんとも言えない心地よさに浸りながら
これからも音楽を味わい、表現してゆきたいと強く思いました。
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