クリスチャンのシロクマの部屋へようこそ!

神さまの愛と救い主イエス・キリストの素晴らしさをお届けします。

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【質問者】 リ−・ストロベル  (ジャ−ナリスト)
     イエ−ル大学法律大学院卒。法学修士号取得。シカゴ・トリビュ−ン紙の記者として13年間活躍。         キリスト教には長年懐疑的な立場を取り続けてきたが、1981年一大転機を迎えてクリスチャンとなる。


【解答者】 アレクサンダ−・メテレル博士

       フロリダ、マイアミ大学にて医学博士号を取得。イギリス・ブリストル大学にてエンジニ
       アリングの博士号を取得。カリフォルニア大学元教授。アメリカ放射線科専門医認定委員
       会認定医。メリ−ランド州・国立衛生研究所附属・国立心肺血液研究所コンサルタント。
       「フィオジオロジスト」誌、「生物物理学ジャ−ナル」誌にて、筋肉収縮に関する分析を発表。
       著書「ナザレのイエスは神の子か?」で全米CBAゴ−ルドメダリオンを受賞。

**********************************************



Q.十字架刑の前に、イエスの身に降りかかったことを、説明していただけますか?

A.
最後の晩餐の後から、事件は始まります。イエスは弟子と一緒にオリ−ブ山に、もう詳しく言いますと、ゲッセマネの園に行き、一晩中祈っています。この間、イエスは翌日起きることを考えているわけです。自分が受ける苦しみの大きさを知っていたわけですから、当然、大きな精神的ストレスにさらされていたと思われます。



Q.福音書には、イエスがここで血の汗をかいたとあります。でも、そんなことがありうるのでしょうか。
  想像力を目いっぱい働かせて書いた絵空事ではないですか? この記述を読んだら、福音書の信憑性も
  眉唾だと思うのが普通じゃないですか。


A.
その必要はまったくありません。これは血汗症と呼ばれる、医学的には知られた現象です。もちろん、そう頻繁に起きることではありませんがね。これは極度の精神ストレスに関連して起きる現象です。あまりにも強い心配や不安があると、汗線にある毛細血管を壊す化学物質が発生します。結果として、汗腺に微量の血液が混ざり、人が血の混ざった汗をかくようになるというわけです。大量の血液が入る必要はありません。ごくごく微量の血液でも、こうした症状はあります。



Q.その血汗症は、他にどんな影響があるのでしょうか。


A.
血汗症が起きると、皮膚が大変脆弱になります。ですから、ロ−マ兵の鞭打ちを受ける前段階のこの時点で、イエスの皮膚はすでにとても弱くなっていたと思われます。



Q.その鞭打ちについてお話いただけますか。


A.
ロ−マの鞭打ちは、特にその残酷さで有名でした。打つ回数は39回が普通ですが、処刑担当兵士の気分によってはそれ以上になることも日常茶飯事でした。兵士は、鉄玉の入った編み込み式の革鞭を使います。この鞭が身体を打つと、中に入った鉄玉により強度の打撲と挫傷を引き起こします。鞭にはとがった骨も一緒につけられていまして、この骨が深刻な裂傷の原因となりました。このようにして打たれたら、当然背中はボロボロになります。骨椎がむき出しになることもあります。鞭は肩から背中、腰、そして足と身体全体に打たれるのですが、とにかくひどい処刑ですよ。この鞭打ち刑を研究した医者がいます。その医者によると、鞭打ちが続くと、裂傷が皮膚の下にある骨格筋にまで到達し、裂傷を受けて紐状になった筋肉が震えてくるのだそうです。エウセビオスという三世紀の歴史家は、この鞭打ちの様子を、『鞭打たれた者の血管がむき出しになり、筋肉、腱、内臓までもが飛び出しかねない』 と表現しています。ですから、十字架にかかる前に、この鞭打ちで死んでしまう人もたくさんいました。まあ、死ななかったとしても、とてつもない痛みと血液量減少性ショックに苦しんだことは確かでしょうね。



Q.血液量減少性ショックとはどういうものですか。


A.
大量の血液が急激に失われることが原因で起きるショック状態のことで、大きく四つの影響があります。まず、心臓の鼓動が早まります。心臓に血液があるわけではないのに、それでも血液を身体に送ろうと、心臓が頑張るわけです。次に、血圧が下がり、気を失います。それから、残された血液量を維持しようと、腎臓が排尿活動をストップします。最後に、大量に失われた血液のせいで、のどが異常に乾きます。



Q.福音書の中に、こうした症状が見られますか。


A.
はっきりとありますよ。カルバリの処刑場に行くまでの道で十字架を負わされて歩いている最中、血液量減少性ショック状態にあったイエスは倒れてしまいます。それで、ロ−マ兵が、シモンに十字架を担ぐように命令しています。それからイエスは『のどが乾いた』とも言っており、ここで、ロ−マ側から酸いぶどう酒が与えられたのです。鞭打ちによる深刻な影響から、十字架につけられる前のイエスがすでに重体であったことは間違いありません。



Q.十字架の処刑場所についた段階で、次に何が起きるのですか。


A.
イエスは横に寝かされ、十字架の横木に釘を打ち込むために、手を横に広げさせられます。この段階では、横木は地面に設置されている縦板とは別々になっています。



Q.何に、どこに釘を打ち込むのですか。


A.
およそ13センチから18センチの長さの大釘を、手首に打ち込みます。
(博士は自分の手のひらから3センチほど下のところを指しながら、そう言った。)



Q.ちょっと待ってください。釘は手のひらに打ちつけられたのではないのですか。宗教画でもみんな
  そうなっていますし、それが十字架のシンボルじゃないですか。


A.
手首ですよ。手をしっかりと抑えつけるのには、手首がいいのです。手のひらに釘を打ったら、皮膚が破れてしまって、処刑者が十字架から落ちてしまいますから。それに、当時の言葉では、この手首も手に含まれていました。それから、釘が打たれる場所に正中神経があることも非常に重要です。釘が打たれるごとに、手を通っている中でも最も太いこの正中神経が壊されていくのです。



Q.それはどんなふうに痛いのですか。


A.
こう説明すればいいでしょうか。ひじを何かにぶつけて、尺骨を打ったときに感じる痛み、わかりますか。あれは尺骨神経と呼ばれる神経のあるところです。うっかりここを何かにぶつけると、かなりの痛みを生じます。いいですか。ペンチでもってその神経をひねりつぶしている様子を想像してみていてください。イエスが経験した痛みは、そんな感じです。到底耐えられる種類の痛みではありません。実際、このときの痛みを表現する言葉がなかったために、新しい言葉が創られています。耐え難いという意味の Excruciating という言葉なのですが、『十字架から』というのがその逐語的な意味なのです。考えてみてください。十字架刑によるとてつもない痛みを表現する言葉がなかったために、新しい言葉を創り出さなければならなかったのですよ。そのくらいの激しい痛みなのです。この段階で、イエスは縦板に反して十字に組まれた木の上に吊り上げられ、足にも釘が打たれます。ここでも足の神経が破壊され、手首を打たれたときと同じような痛みが彼を襲ったはずです。



Q.十字架にかけられることによって、イエスにはどのような力がかかったのでしょうか。


A.
まず腕が横に15センチほど伸び、それから両肩が脱臼する。これは、簡単な計算ですぐにわかることです。イエスの十字架刑の何百年も前に書かれた旧約聖書の詩篇22編にある『私の骨々は、みなはずれました』という預言が、ここで成就されたことになります。
人間が縦方向に吊されますと、非常な苦しみを感じながら、ゆっくりと死が訪れます。十字架刑での最終的な死因は窒息死です。この窒息死の仕組みを説明しましょうか。吊されることによって呼吸筋と横隔膜が緊張状態になり、息を吸い込んだ状態で胸部が固定されてしまいます。一方、息を吐き出すためには、足を突っ張らなくてはいけません。こうすることで、筋肉の緊張が一時的にほぐれるわけです。このとき、足に刺さった釘がさらに深く刺さって、最終的には足根骨を完全に固定します。何とか息を吐き出すと、身体の力を抜くことができますが、その結果またもや息を吸い込むことになります。その後、また息を吐き出すために足を突っ張って身体を持ち上げるわけですが、このとき、すでに傷めて血だらけの背中がざらざらした十字架の板にこすりつけられることになります。身体が完全に疲労困憊して、呼吸のために身体を持ち上げる体力がなくなるまで、この単調で痛みを伴う作業が繰り返されるわけです。
このようにして呼吸が難しくなりますと、血液の中の二酸化炭素が分解して炭酸になり、血中の酸度が増加する呼吸性アシド−シスという症状が起き、その結果、心肺異常が発生します。このように心拍異常が発生した段階で、イエスは自分の死が間近なことを悟り、『父よ。わが霊を御手にゆだねます』と言ったのでしょう。そしてこの言葉の後、心停止して死亡しました。


                               「ナザレのイエスは神の子か?」
                               〜キリストを調べたジャ−ナリストの記録〜
                                   リ−・ストロベル著より。
                                                                                                                                                                                                                                                                                            

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明日のキャンプでイエス・キリストの十字架のメッセ−ジを語ろうと思い、いろいろと調べているうちに、昨年の今ごろ、このブログで紹介させていただいた記事を読みました。もう一度このことを皆さんにお伝えしたくてご紹介することにしました。

2008/3/27(木) 午後 10:03 シロクマ 返信する

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子供に伝道するとき(また大人でも)十字架の痛みを少しでもリアルに伝えることを心がけているわだけんです。

そうか、こんなところまで医学的にわかっていたんですね。目に見えるであろうことがらはよく使っていたんですが。でも、最終的に窒息死だというのは知っていましたわ。
ちなみに子供に話す際に私が時々用いるのは「麻酔を打たない昆虫採集」です。私の罪の結果、こんな残酷なことをさせてしまったんです・・・・・・・・。

2008/3/27(木) 午後 11:45 わだけん 返信する

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この記事は以前にも読んだことがあります。その時は、途中で読み終えることができませんでしたが、今回はきちんと最後まで読み通しました。私のために・・・

2008/3/28(金) 午前 1:07 [ dogmomo3 ] 返信する

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内緒コメントさん(2008/3/27(木) 午後 10:52 )、私も医学的な立場から観たキリストの十字架というものをこの本を通して初めて知りました。やはりショックでした。それが私の罪だと思うとなおさらです。

2008/3/30(日) 午前 9:04 シロクマ 返信する

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わだけんさん、「麻酔を打たない昆虫採集」という表現、わかりやすいですね。実は今回の中高生キャンプの時にもメッセ−ジの中でそのフレ−ズを拝借しました。

2008/3/30(日) 午前 9:06 シロクマ 返信する

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じゅんこさん、あまりにも残酷すぎますものね。読んでいるだけでつらくなってきますし、主の痛み、苦しみを思うと涙が出てきます。

2008/3/30(日) 午前 9:06 シロクマ 返信する

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