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イギリスのビクトリア女王の話です。ある日曜日、女王は聖パウロ大聖堂の礼拝に出席なさいました。
その日の朝のメッセ−ジは、キリストが最後の晩餐の席で弟子たちに、 「やがて私はあなたがたを離れ
ていく。そして、先に天国に行く。あなたがたのために天国に場所を備えたら、また迎えに来る」
と話されたところからでした。
メッセ−ジを聞かれたビクトリア女王は、礼拝の後に司祭の所に来られて、 「司祭さま、今日のお話の
ことですが、私のためにも、イエスさまは天国に場所を用意なさっているでしょうか」 とお尋ねになっ
たそうです。すると司祭は、 「それは死んでみなければ分かりません。これからの女王さまの心がけ
ひとつです」 と答えたのです。そのやり取りが、 「皇室ニュ−ス」 に掲載されて、一般の人々にも
配られたのです。それを読んだジョン・タウンゼントという一人の牧師が、ビクトリア女王に手紙を書き
ました。
「敬愛する女王陛下ビクトリアさま。陛下の卑しきしもべが、一つのことをお伝えしたいと思います。
陛下が、ご自分の場所を天国に持つことができる方法があります。そこで、陛下がご自分の聖書を開い
て、次の箇所をお読み下さることをお勧めします。」
そう書いて、ヨハネ3章16節、ロ−マ人への手紙10章9〜10節を示したのです。ヨハネの福音書3章16節
は、 「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、
ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」 です。キリストを信じれば永遠の
いのちを持つのだ。天国に自分の場所を持つことができるのだ、と言っています。
ロ−マ人への手紙10章9〜10節は、 「なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で
神はイエスを死者の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われるからです。人は心
に信じて義と認められ、口で告白して救われるのです」 です。
二週間後に、女王陛下からタウンゼント牧師に手紙が送られてきました。
「ジョン・タウンゼントへ。あなたが教えてくれた聖書の箇所を、祈りの中で注意深く読みました。
その結果、私も天国に自分の場所を持つことができるようになりました。」
手紙にはビクトリア・ゲルフとサインがしてあったそうです。
ビクトリア女王もまた、義とされる、救われるという体験をキリストにあってした方でした。
「キリストを宣べ伝える」 安食弘幸著より
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