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病理医という、医者で言えばマイナーな方向に進みたいのに、
親族の看護婦どもが 「えー、Sisypheに診てもらおうと思ってたのにー><」
とか抜かしやがって、鬱陶しいことこの上ありません。
過労からうつ病…自殺した小児科医に労災認定の判決
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20070314/20070314-00000043-ann-soci.html
中原利郎さんという小児科先生が、8年ほど前に病院から飛び降りて亡くなりました。
亡くなる前は小児医療はもちろん、地元のサッカー少年団でのご活躍など、
子供・医療・地域にも目をお配りなり、大変立派な方だったと聞いています。
詳しいことは
小児救急 「悲しみの家族たち」 の物語
http://www.amazon.co.jp/%E5%B0%8F%E5%85%90%E6%95%91%E6%80%A5-%E3%80%8C%E6%82%B2%E3%81%97%E3%81%BF%E3%81%AE%E5%AE%B6%E6%97%8F%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%80%8D-%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E-%E9%88%B4%E6%9C%A8-%E6%95%A6%E7%A7%8B/dp/4062126818/ref=sr_1_6/249-6275579-1532300?ie=UTF8&s=books&qid=1173872298&sr=1-6
と
小児科を救え!
http://www.amazon.co.jp/%E5%B0%8F%E5%85%90%E7%A7%91%E3%82%92%E6%95%91%E3%81%88-%E5%8D%83%E8%91%89-%E6%99%BA%E5%AD%90/dp/4877585079/ref=sr_1_3/249-6275579-1532300?ie=UTF8&s=books&qid=1173872251&sr=1-3
に書いてあるので、興味ある方はご一読を。
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2冊目の著者の1人、千葉智子さんという方は、
今たぶん昭和大学付属病院の研修医1年目だったと思いますが、
故・中原先生の娘さんです。
卒後すぐにご結婚なさったそうなので、苗字は変わっていますが、
高校3年生のときに、父・利郎さんに 「医学部に行きたい」 と伝えたところ
温厚だった利郎さんが激怒して 「医者になどなるな!」 と一喝したエピソードが
上記2冊のどちらだか忘れましたが、書いてあったと思います。
結局現役で昭和大学医学部に合格し、
今は「父を殺した」小児科を志望してらっしゃるそうですが。
2冊目のもう片方の著者・堀切和雄さんという方は、
(ちょっと今京都に帰省しているので手元に本がなくて忘れてしまいましたが)
娘さんだか息子さんだかが、MELAS(メラス)という、
ミトコンドリア病の1つですけど、そういう先天性のご病気なんだそうです。
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本の内容には、著者と現役小児科医とのインタビューなどがあり、
まぁハッキリ言って間違った数字などもたびたび見られましたが、
現場の声としては貴重な1冊であったと評価しています。
要するに小児科医と慢性小児疾患患者の父が書いた本なので、
割と公平にどちら側の意見も書いてあるように覚えています。
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さて、記事。
>東京都内の小児科医が過労からうつ病にかかって自殺した問題で、
>これを労災と認める判決が出ました。
ご遺族が過労死認定を求めた際、労働基準監督署;労基署は
確か過労死を認めなかったはずです。
で、新宿だかどこだか忘れましたが、
駅前で奥さんや娘さんが必死でビラ配りをした話が、上記書籍に載っていました。
>その半年前から、中原さんは、多い時で32時間の連続勤務が相次いだり、
>当直勤務が全国平均の約2倍にあたる月8回にも上っていたということです。
これも何度も書きましたから細かいことは書きませんが、
勤務医というのは朝から診療して夜は当直で、翌朝も診療して、
朝9時〜夕方5時(一夜越してます)で32時間労働となるそうです。
それが月8回と言うと、えーっと、死ねそうです。
生前、鬱状態にあった中原先生が
「これだけ豊かな日本で、これだけ小児医療が貧弱とは・・・」
と仰っていたのが印象的でした。
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僕も労災認定が認められて当然だと思いますが、
お金がもらえてバンザーイ、では何の解決にもなりません。
普通の企業であれば、こーいった労災認定があれば
「げ、労災認定おりたんか。うちの会社も気をつけよ。」
となるところかも知れませんが、
本当にこの32時間労働を辞めてしまうと、困るのは医者ではなく、患者さんです。
だから、小児科医も労基法を破ってでも・疲労困憊してでも、
何とか働いてギリギリの医療を支えていらっしゃる。
本当に労基法を守ると、小児救急に限らず、医療というものが崩壊する。
何ちゅーパラドクスやとも思えますが、
労災認定ごときで喜んでいる場合ではないでしょう。
僕は特別な具体的改善案を持ち合わせているわけではありませんが、
こーいったニュースをきっかけにでも、小児医療に興味を持って頂ければ。
あぁ、俺は病理医志望だけど、何か文句あっか?
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